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夏の雑誌セックス特集3連発! ラストは、海外セレブ大好きファッション誌『GLITTER』です。

昨年の同誌セックス特集
セックスのため女はここまでしなきゃいけないの!? もうひとつのセックス特集

 今年は「LOVE & SEX特集 待ってるだけじゃ、ダメ」と銘打たれた特集。ハイ、ここでもLOVE=愛が出ました~。でも、『an・an』の“愛”とは意味が違うように感じます。海外セレブへの恋愛事情にも興味津々、その交際ぶりも憧憬の対象となる同誌では、「恋人がいる、愛されている」ことが、その人のステータスを高めると解釈されているように見えます。ミランダ・カーは元々かわいいけど、オーランド・ブルームと結婚した彼女はもっと素敵。離婚も経験したけれど、富豪と婚約してまた輝きを取り戻した……みたいな。「LOVE=それが加わることで、自分の価値を高めてくれる」アクセサリー的なもの、という印象を受けます。『an・an』での“愛”は美化されながらも、それによって自己承認欲求を満たされたいという願望が透けて見えています。どちらにしろ、本質とはズレまくっているんですけど。

「待ってるだけじゃ、ダメ」という積極性を感じさせるサブタイトルは、男の身勝手さに100%寄り添って女性の自己犠牲を促す昨年の同特集からの大きな転換を予感させます。が、メインとなる【アラサー女子たちのリアルなセックス事情】の読後感はスッキリしないものでした。

「あなたからSEXを盛り上げる工夫はしている」への問いにYESと回答した女性は全体の約8割。そうだよね~、昨年の同誌では男たちのマグロ女フォビアが炸裂していたから、女性からアレコレ仕掛けないといけないってことだよね~。と思って、個別の回答を読むと、意外にもテクニック的なものはなく、コミュニケーション面での努力が多く見られます。

 続く「セックスを楽しくするのは女のテクニック次第だと思う?」にも、7割近くがYESと回答。そこでは「受け身ばかりではダメ、伝えるから楽しくなる」という模範的回答がありつつも、「何も知らないふりもやさしさのひとつ」「チャンスを与えて決定権を譲る」など、“セックスでは男を立てろ”神話を内面化した意見も見られました。そしてこのページにおける結論は、「盛り上げるために工夫し、女性がさりげなくリードしていることを、男性に悟られないよう配慮するなどの努力」を称えるもの。誌面から目を上げ、積極性っていったい何なの……と空(くう)を見つめずにはいられません。

セレブのセックス語録は名言ぞろい

 その後は、謎企画が目白押しです。【春画のような『色恋にあこがれて!】(東京では昨年12月、京都でも今年4月に終了している「春画展」に乗っかった企画を、いまさら……?)や、バーレスクダンサーに習う【フェロモンUP確実のセクシー仕草Lesson】(それよりも日常的な立ち居振る舞いをきちんとしたほうが、よほどセクシーではないですかね。取って付けたようなエロ仕草って下品になりかねない……)などなど。

 しかし、【美力も恋力もアップ♥ セレブたちのハッピーSEXライフ!】はたいへん楽しく読めました。ディタ・フォンティーヌのようなもともと性的魅力で支持を得ている人だけでなく、ビヨンセ、ケイト・ハドソン、リタ・オラなどトップスターが堂々とストレートに自身のセックスライフ、セックス観について公言しています。そこには受け身、自己犠牲、奉仕的なセックスはありません。主体的にセックスを楽しんでいる様子が伝わってきて、すがすがしい! 19号モデルやR&Bシンガーの「結婚するまでセックスはしない」発言もありますが、決して保守的なものではなく、みずから育んできたセックス観に基づく自己決定によるものだとわかります。

 日本では、セックスライフを公言するタレントさんはほとんどいません。交際をオープンにしても結婚していても、まるで「セックスなんてしていません~」という顔をすることを求められます。いま露出の多い、ぺこ&りゅうちぇるさんにしても、“性のにおいがしない”からカップル売りできるのでしょう。または、上戸彩さんのように既婚者となっても“清純派”を求められ、妊娠したらしたで、やれ仕込まれた日はいつだの、やれ巨乳から爆乳になっただの、ゲスな目で見られてゴシップとして消費されるだけ。こんな状況では、性衝動があってパートナーとセックスライフを愉しむひとりの人間である、と発言するのは無理ゲーです。

とはいえ、実は本誌でも日本のタレントがセックスを語っています。【Sexy Hot Guy 真夏の灼熱メンズボディ】としてタレントのユージさん、モデルの森豪士さん、そして芸人のNONSTYLEの井上裕介さんがセミヌードを公開し、インタビューに応えています。ただし、最初の2名は“俺のボディ”について語っているだけなので、セックスについて踏み込んだ発言をしているのは、井上氏だけ。あれ? 彼って『an・an』でもセックスについて語っていたよね! 井上氏のセクシーショットとセックス論にどれだけの需要があるか私には皆目わかりませんが、彼がこの夏、“性的存在”としてゴリ押しされていることはたしかです。

『an・an』ではピース綾部祐二氏との対談ですが、そこでの発言と本誌での発言を比べると、彼のセックス観がさらに具体的に浮かび上がってきます。

◎ノンスタ井上のお粗末なセックス論

●女性の積極性について
GLITTER=「第一回大会(=ふたりのあいだでの最初のセックスの意)から全力を出していこうぜ」
an・an=「(出会ってすぐセックスすることによって)嫌いになることは絶対にないです。ただ、“セフレ関係でいるのがラクでいいわ”と思われて、付き合えない可能性はありますよ」

●ベッドの上で女性がすべき努力とは?
GLITTER=「できる限り努力している姿に男は感動するんです」「女性は男性より順応力があると思うんですよ。同調して相手に染まることができるでしょ、いい意味で」
an・an=「誤解を恐れずにいうと、身体の快感だけを考えると、自分が大の字に寝て女性が気持ちよくしてくれるのが理想」「前戯うんぬんは脳的には気持ちがいいですけど、身体的な快楽としては気持ちよくない」「スキャンするように、僕の身体を上から降りてきてほしい」

●セックス時の反応について
GLITTER=「いつまでも恥じらって男がそれに対して満足しないんだったら、目の前の好きな男を逃すことにもなります」
an・an=「(あえぎ声は)自分で“ヤバい”と思って、口をおさえてるくらいが、男はかわいいと思うんじゃないかな」

……なんとまぁ二枚舌感満載です! 片方で積極的に行動しろといいながら、もう片方で積極的すぎと男は引く、というその矛盾。そして、彼がいう“積極性”は女性の一方的な奉仕のようです。男性が受け身だって何ら問題ないですが、彼の場合は「ひたすら女性の“努力”を期待し、自分は寝っ転がってサービスを受けること」なので、それは受け身ではなく、ただの身勝手です。記事中では「風俗にいったことはない」とドヤ感を漂わせながら語っていますが、その真偽はともかく、あなたのお好みの“セックス”は対等な関係の女性ではなく、風俗店で金銭と引き換えにやってもらうのがいいんじゃないですかね、と誰もが思うでしょう。

「盛り上げるために工夫し、女性がさりげなくリードしていることを、男性に悟られないよう配慮」することを推奨する本誌と井上氏とは、たいへん好相性です。これに賛同できない女性にとっては、ひたすら気持ち悪い、ってだけの話。本誌で唯一、セックスについて語っている日本のタレントがこんなお粗末な状態、ってほんと絶望しか感じません。女性タレントがセックストークをする日はまだまだ遠そうですね。

■ 桃子
オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。

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