【連載】おおしまりえの婚活スポットリアル調査11

恵比寿横丁はナンパの聖地? 安くて旨いウワサの“きたな居酒屋”で、キラキラ男子と出会えるのか?

2016/07/17 15:00

■料理は旨いが、ナンパされない横丁めぐり

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お酒も料理もお手ごろでおいしい

 なんとか空いているテーブル席を確保し、ホッとする我々2名。ちなみに隣の席は小綺麗なアラサー男子2人組。これは飲みながらのナンパが期待できるかも……と下心を抑えながら、ひとまず乾杯。飲み物は1杯480円~、料理は1品600円~という感じで、至って普通の値段設定。お味もフツーにおいしいです。

 「おいしいね~」とお互い相づちを打ったりしながら“楽しそうな雰囲気”を醸し出す女子2名。楽しそうな雰囲気の先には、獲物が……そう、隣の男子です。

 横丁飲みでのナンパというのは、ガヤガヤした飲みの流れで、隣同士が仲良くなることが多いもの。それも多くはカウンターで発生する印象でした。しかし、今回座っているのはテーブル席ですし、ガヤガヤした雰囲気はあるものの、お客さん同士の一体感があるわけではなく、テーブルごとに盛り上がっている感じ。

 つまり“ノリでナンパ”というのが、非常に起きにくい空気が感じられます。この違和感は我々だけなのか、周りの女子グループを確認してみましたが、どうやら飲みの最中、店探し中、退店時など、どのシーンにおいてもナンパが起きているようには見えません。

 ちらちらと隣に目配せをしますが、どうも色よい反応を返してこない男性2人。よくよく見ると20代っぽい若者な雰囲気もあったため、私たち“食べごろ世代”はお呼びでなかったのかもしれません。もしかしたら終電近くなったらナンパが増えるのかもしれませんが、筆者が見る限り「恵比寿横丁では出会えない」というのが、1つの結論としてお伝えできそうです。

【良かった点】
・飲み屋としては、まあまあ安くておいしくて楽しい
・男女どちらも小綺麗な方が多かったので、出会いにつながればラッキー

【悪かった点】
・とにかく混んでる!
・夜8~10時台のナンパは期待薄
・飲み屋横丁なので、お店の綺麗さは望めない

 結局1時間半くらい、隣の男子を意識しながら飲み進めたわけですが、結果は惨敗。声を掛けられることも、掛けることもできず、吠えながらお店を後にしたのでした。

 「このままでは帰れない!」と成果ゼロにイライラした筆者は、この後、駅前の「相席居酒屋」に戦場を変え、さらに出会いをかき集めようと試みます。「相席居酒屋に行けば、最悪マッチングされるだろう」とタカをくくっていましたが、入店したらタイミングが悪く、男性1組。女性5組待ち(笑)。

 恵比寿はおしゃれな男女の出会いがあふれているイメージでしたが、正しくは婚活女子であふれている街でした。チクショー!

おおしまりえ
雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター。10代より水商売やプロ雀士など人気商売に身を投じ、延べ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と、男女のコミュニケーションの違いを研究し、恋愛コラムを執筆中。ブログ

最終更新:2019/05/17 19:31
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