今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

改名した元・能年玲奈から見通してみる、「のん」のこれから

2016/07/15 21:00

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

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のんさんです

◎V系バンドにいそう
 「皆さんこんにちは、のんです」かぁ。もー、どうしてこう「そっちに行っちゃだめだ!」って方向にばかり行くのだ、この子は。21歳で「のん」。ざわわ、ざわわ。30歳40歳50歳になったらどうすんだ、という客観的視点の欠如。何をやってもネットニュース。いい意味でも悪い意味でも、この子は永遠にあの夏のまま。

 とりあえず、みんな15日夜の「金曜ロードショー」のラテ欄に注目してしまうわけだが。ま、テレビ業界は反応しないんですけれども。面倒に巻き込まれるのはごめんだっつって。
うーん、こうなるとテレビでは本当にこれが見納めになっちゃうのかもしれないな。「元・能念玲奈ことのんさんは……」ってネットニュースの見出し泣かせ。ですぐに表記を「N∅N」に変えたりするんだ。「読み方はそのままです」とか言って。

 何だろう、「有名になった後で名前をイジる芸能人」というのは、おしなべて精神のバランスが不安定な印象であるな。そういう人間を見つけて、つけ入る天才だった細木数子。もういっそのこと、細木数子に名付けてもらうくらいだったら、あきらめもついたのだが。何だ、あきらめって。

◎チーママの域
 「松岡茉優、電子タバコ」の衝撃。いや、芸能界にいる娘さんの喫煙に、いちいち驚いてちゃいられないのだが。「電子タバコ」って部分にやられたな。

 なんか最近、局内も撮影所も、吸えない場所どんどん増えてくし。匂いつくし。電子ってどう? いい? メンドくない? じゃちょっと試すか。あ、いいかも。イケるイケる。これから基本外ではこっちで行くわ。……という、電子タバコに行き着くまでの喫煙歴の長さを感じさせる。昨日今日始めたタマじゃねぇなっていう。

 「ポストベッキー」なんて言われて、バラエティでもいい腕を見せていた松岡茉優であるが。今回の露見はある意味、「松岡茉優、女優宣言」ってことなのかもしれない。了解しました。

◎ご注意ください
 鳥越俊太郎、都知事選出馬。もう私は『ファミリーヒストリー』(NHK)を介してでしか鳥越俊太郎を認識してないのであるが。よく出馬できたな。広い意味での経歴詐称にはならないんだろうか。家系図等の記録が残ってないことで、「詐称の証拠は得られませんでした」って、野村沙知代と同じパターンになるのか。

 いやしかし、本当に誰に入れればいいのか。消去法ですら選べない。もういっそドクター中松にするか。出てないのか。桜井誠は櫻井翔のパパではありません。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

最終更新:2019/05/22 16:21
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