【messy】

恵比寿横丁でナンパされたイケメンについていってみた

2016/07/13 20:00

 みなさんこんにちは、酔っぱらった時の生傷が絶えないみほたんです。去年植え込みに突っ込んだ時の傷跡がまだ残ってるんですよ……。いや、これもう一生消えないんじゃないかな……。

 お酒の席での失敗は数知れず。しかし、お酒の力で美味しい思いをしたことも数知れず。今回はお酒とご飯を楽しみながら、かつ出会いまでゲットできるという噂の「恵比寿横丁」に行ってまいりました。

 同行してくれたのは20代前半社会人女子2人。恵比寿駅から5分ほど歩くと、「恵比寿横丁」とでかでか目立つ看板が現れました。恵比寿といえば合コンやデートに最適! なんて言われるオシャレな飲食店が多いイメージですが、ここだけ雰囲気が違いますよね。横丁の中を覗くと雑多な飲食店が所せましと立ち並び、めちゃくちゃ大衆的ムード! そして金曜の夜だったので街全体に人が多かったのですが、ここはさらにすごい人口密度! そして熱気!

 中は屋台街という感じで、各お店が通路にまでテーブルを出していて、違う店舗に座るお客さん同士の背中が当たりそうなくらい密着しています。特にお店を決めていなかった私たちは串カツ、肉寿司、お魚、ビストロ、鉄板焼き、中華……20店舗あるお店をとりあえず一周見て周りました。時刻は21時ごろ、どこもぎゅうぎゅうに人が入っていて、座れそうなお店は限られています。

 それにしても、一周するにも結構時間かかる! 人の多さはもちろん、めちゃくちゃ声かけられる! 私たちが目的なさそうにフラフラしてたせいもあるんだろうけど、まず横丁に一歩踏み入れた時点ですでに出来上がってた男性グループのテーブルから「ここ空いてるよ~」と声かけられましたからね。噂は本物! すごい! はっきり声をかけられるのは楽しくていいのですが、何ていうかクラブで歩いている時に感じる“品定めされているような視線”はちょっと痛かったです。大衆的な雰囲気にこの緊張感……!

 このままぶらついていても決まらなさそうなので、「もう一周して空いてる席にとにかく座る! とりあえず声かけはスルーしてまずは作戦を立てる!」と決め、通路側の席がちょうど空いていたホルモン鍋のお店のテーブルにつきました。ちゃきちゃきしたお兄さんが注文をとってくれて、ガヤガヤした雰囲気の中乾杯!

 いや~! 出会い目的じゃなくても普通に楽しい! このまま女子会トークに突入しそうでしたが、そうはさせてくれない恵比寿横丁。一杯目を飲んでる間に5組くらいに声をかけられました。ナンパ待ちといえば2人が基本、今日は3人だしこんなに人がひしめきあってたら「一緒に飲もうよ!」なんて難しいんじゃ……と正直思っていたのですが、まったくそんな心配無用でした。

 しかも周りにはさすが恵比寿! って感じの綺麗なお姉さんも多く、モテないんじゃないか……なんて不安もあったのですが、実はなんとなく座った席がよかったようです! この店舗、恵比寿横丁のちょうど真ん中、そして私たちが座っているのは思いっきり通路に面した席。

 「そこ6人座れるかな~?」と果敢に責めてくるグループ、隣の店舗のテーブルから声をかけてくる人、通るたびに声をかけてくる同じ2人組など、人数とか距離感とかお構いなし! 良い席をゲットしたおかげで大モテ気分を味わわせていただきました。

 しかし、お店はもちろんナンパ推奨ではないので、何度か「はい、ナンパはよそでやってね~!」と注意されていました。このままヘラヘラ声かけに喜んでたらお店に迷惑だけど、今日は出会い目的だからちゃんと結果出して帰らないとね。というわけでそろそろ次の行動に移ることに。

 「次、おじさんじゃなかったらついて行こう」「あとデブもやめましょう」と事前に3人で打ち合わせしておき、声をかけられるたびに目配せして「アリ」か「ナシ」かを判断していきました。最近ひとりで出会い現場に行くこと多かったので、久々の女子女子した感じ……めちゃくちゃ楽しい!

 そして、チャラすぎずダサすぎず、程よくいい感じのスーツ男子が多くてこれまた嬉しい。そんな中でひときわ爽やかなイケメンが登場! 相手も3人グループだったので、「ここだ」「これで決めよう」と女子間でテレパシーを交わし、外で待ち合わせして別のお店に移動することにしました。

◎テンションが上がりすぎた結果…

 恵比寿横丁を出てすぐの餃子屋さんに入り、自己紹介スタート。会社の同期だという3人で、我々と同じく初めての恵比寿横丁だったそうです。そして歳を聞いてびっくり23歳と24歳! 若っ! こちらの私以外の2人が彼らと同世代だったので助かりましたが、ちょっとびっくりしました。「彼氏いるの?」という定番トークが始まったので、女子みんなで「そっちは彼女いるでしょ~!」と(大本命のイケメン君だけを集中)攻撃。すると「いないよ、半年前に別れた」と言い放たれました。

 「またまた! 遊んでるでしょ!」と話を引き出そうと食い下がると(もう他の男2人はどうでもいい)、「7つ上の彼女と付き合ってたけど、浮気されて別れたら、彼女がすぐその相手と結婚した」という地獄トークが始まりました。

 そこで我々の恋バナ女子会スイッチがオン!

 「あ~、じゃあ自分のほうが浮気相手だったんじゃない?」
「年下の可愛い男の子捕まえちゃった~、結婚前に遊んどくか! ってパターンね」
「可哀想~!!」

 お酒が入ってるのもあって、完全に出会いモードを忘れ、女子会モードと化した私たち。ゲラゲラと手を叩いていたら、とうとう「俺たちそろそろ終電が……」と言われ、いそいそと会計されてしまいました。「俺もうあと5分で電車出るし先出るわ!」とか、完全に女子が逃げる時に使うやつ……。一応連絡先は交換したものの、いそいそ駅へ向かう男性陣を見送り、何かいつもとは逆の立場を味わわせていただきました。今回は、楽しかったけど実りはなかったパターンで終了でございます。

 いや、でも本当に恵比寿横丁は楽しかったです! 難しい点は、金曜だとクラブ並みに声をかけられるけど、ついていくととりあえず店舗変えて飲むことになるので、一瞬の判断ですべてが決まるところですかね。なので、事前にチーム内の連携はしっかりとっておきましょう! 個人的には、ちょっと入り浸りたくなる場所でした。誰か一緒に行ってくださ~い! 今度はちゃんと女子会モードにならないようにしますから!

■みほたん
自分の恋にはとびっきり不器用な自称恋愛マスター。 これまで恋愛についてあれこれネット上に書き散らかし気付けばアラサーになっていた。趣味はネットサーフィン、特技はネットストーキング。 メンバーそれぞれが難点を持つアイドルOTAFUKUガールズの貧乏担当としても活動中なので、そろそろ玉の輿永久就職をきめるべく日々出会いを探している。

最終更新:2016/07/13 20:00
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