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「福山は終わり」「芦田は鼻につく」! 「爆死して当然だった」フジテレビ春ドラマランキング

2016/06/19 15:00

 2016年4月にスタートしたドラマのほとんどが最終回を迎えている。今期は嵐の大野智主演の『世界一難しい恋』(日本テレビ系)や、同じく嵐の松本潤主演の『99.9―刑事専門弁護士―』(TBS系)が大健闘し、大河ドラマ『真田丸』(NHK系)も絶好調だが、その中でヒット作が1つも出なかったのがフジテレビのドラマ。今回は、男女100名に「『爆死して当然だった』と思う今期フジドラマ(ゴールデン/プライム帯)」を調査した。(Sagooooワークス調べ/調査地域:全国/調査対象:年齢不問・男女/調査期間:2016年5月20日~2016年5月26日/有効回答数:100)。

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『ラヴソング』(フジテレビ系)公式サイトより

 50票を獲得してぶっちぎりの1位となったのは、福山雅治主演の月9『ラヴソング』。吃音症という障がいを持つ歌手で21歳の佐野さくら(藤原さくら)と、彼女を支える44歳の神代広平(福山)とのラヴストーリーで、福山が女優・吹石一恵との結婚後初の連ドラ主演であることから、大きな注目を受けていた。ところが、全話平均視聴率は8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で月9ワースト記録を更新してしまった。

「すでに結婚して独身女性からの人気もなく、当然男からの需要はないので、そもそも見る人がいないと思います」(50代/男性/専業主夫)
「福山雅治主演と大きく宣伝していたものの、特に話も面白いとは思わないし、見ている人も周りに少なかったから」(20代/女性/会社員)
「福山の時代が終わっていく姿を垣間見ることができたように思います」(20代/女性/契約・派遣社員)
「そもそも福山雅治を使えば視聴率が上がると思って作られた感じがするから」(30代/女性/無職)

と、福山の人気低下が、低視聴率の要因だったという声が多く聞かれた。また、ドラマの内容に対しても「ストーリーがあり得なさすぎる。まだ福山雅治さんだから、さほど年齢を感じないのですが、実際だったらロリコン? という感じがいやです」(30代/女性/専業主婦)、「前のクールでも恋愛ものをやったのに、また恋愛ものだし、同じように暗そうだし、ヒロインと年が離れすぎているように感じるから」(女性/20代/無職)と設定に対してもかなり厳しい意見が上がっていた。

 続いて23票を獲得して2位になったのは、家族の絆を描いた『OUR HOUSE』。天才子役として名を轟かせた芦田愛菜と、連続テレビ小説『マッサン』(NHK)で一躍有名になったシャーロット・ケイト・フォックスのW主演、さらに『101回目のプロポーズ』『ひとつ屋根の下』などフジテレビ系ドラマでお馴染みの野島伸司が脚本を手掛けたのだが、

「内容があまり楽しくなかったから。芦田愛菜は、子役の時は可愛かったけど、今は何とも思わなくなった」(30代/女性/専業主婦)
「一瞬見ただけで嫌になってしまうくらい、何にしろ鼻につく芦田愛菜がいるから」(40代/女性/無職)
「芦田愛菜さんが主演という話題だけで、内容があまり伝わってこない感じがしています」(30代/男性/契約・派遣社員)
「予告を見ても面白そうと思わなかったから。愛菜ちゃんもマルモリブームから数年たっているので」(10代/女性/学生)

と、主演の1人である芦田のキャスティングに対する不満が続出。成長した姿が受け入れられない視聴者も多かったのかもしれない。また、「少し前の時代設定のような雰囲気がするし、セリフも古さを感じる」(50代/女性/専業主婦)、「家族ものは、今は視聴者にあまり求められてない内容のような気がするので」(30代/女性/専業主婦)と脚本が古くさいという意見も。視聴者の需要に応えられなかったようで、視聴率は3%台まで低迷、同ドラマは全9話で打ち切りに。全話平均は4.5%だった。

 3位は、18票を獲得した『早子先生、結婚するって本当ですか?』。松下奈緒と吉岡秀隆が共演した同ドラマは、世の婚活事情を取り上げた人気コミックを原作としていたが、

「タイトルからして正直ストーリーに期待できない」(女性/40代/その他専門職)
「タイトルが気にくわない。最近のラノベそのまんま、って感じで嫌い」(20代/女性/無職)
「題名がダメ。『結婚するって本当ですか?』を見た瞬間に、これはダメ、言葉が古すぎると思った」(50代/男性/専業主夫)

と、爆死理由が“タイトル”という何とも悲しい意見が多い。また、「今期のドラマの中で一番中身が理解しにくいものになっており、何がしたいのか自分には理解ができなかった」(30代/男性/会社員)、「全然面白くないし、どの役者もピンとこないような人ばかりだからです」(20代/女性/学生)、「初回から見ているが、まったく面白くないので視聴率が低いのも当然だと思います」(30代/男性/会社員)と、結局内容もつまらないという意見が上がった。そしてこちらも『OUR HOUSE』同様、9話で最終回を迎えることに。全話平均は、5.6%だった。

 4位は9票獲得の『僕のヤバイ妻』。伊藤英明と木村佳乃が夫婦役を演じたサスペンスドラマだったが、「世界観が軽薄なほか、多くの演者も手抜きをしているように思えるため」(30代/男性/会社員)、「とてもばかばかしくて不快です。何も学ぶ所がなくて残念です」(60代/女性/パート・アルバイト)と、内容に魅力を感じないという意見が多数を占めた。全話平均も8.2%だったが、最終回では視聴率が自己最高の10.2%だったことから、徐々に人気を博していったドラマともいえるかもしれない。

 連ドラに限らず、視聴率が低迷しているフジ。7月からは、桐谷美玲主演『好きな人がいること』(月曜午後9時~)、波瑠主演『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(火曜午後10時~)、松嶋菜々子主演『営業部長 吉良奈津子』(木曜午後10時~)、Hey!Say!JUMP・中島裕翔主演『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(日曜午後9時~)がスタートする。果たして視聴率の行方は?

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フジ、あんなに世話になった福山に止めをさしたね
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