[女性誌速攻レビュー]「Domani」6月号

ボルダリングも女子マネジャー風情……「Domani」の年下男子とデート妄想に見る限界

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「Domani」(小学館)7月号

 年収の高さゆえか、いつもどこか浮世離れしている「Domani」(小学館)。今月号では「Domani式『ヘルスコンシャス』ダイエット」と題して、21ページの大ボリュームで、読者や編集者のダイエットを伝えています。「Domaniダイエット倶楽部」なるものが発足され、「メンバー8名が2カ月で目標を達成」した様子をドカンと掲載。もちろん、ダイエットシーンでも高給取りの「Domani」読者の財布の紐は緩みます。「本気のダイエット、投資と効果は比例する!」の一言のもと、パーソナルトレーニングに通い、クリニックに通い、コールドプレスジュースを飲むなど、どんどん投資。お金をかけて付けたお肉を、これまたお金をかけて脱いでいく。運動は、その辺を走るだけ~なんて方はいません!
 
 そんなこんななダイエット特集を締めるのは、「女性の理想の体型ガチトーク」という30代男子5人の座談会。メンバーは元F1ドライバーの医療福祉経営、コロッケ協会会長、ジュエルボディメイク代表、ファッションプロデューサー、映像会社経営といった何やらビックな方々。「Domani」な方々の世界に存在するのは、このような職業の方たちなのですね! 彼らはあーだこーだ言っていますが、結局、最後に「女性はモデルのようなスレンダーな体型を好むのに対して、男性には中村アンさんとか深田恭子さんのような健康的な体型、磯山さやかさんや筧美和子さんのようなふくよかな体型の女性が人気です」とまとめる、お決まりの着地点。あのさ、ふくよかっていうより「巨乳」じゃん! こちとら、ふくよかだったらそっち路線目指したいけど、そううまい具合にふくよか状態にならないの! Domaniダイエット倶楽部の面々見てみなさいよ~!


<トピックス>
◎35歳を過ぎたら「やせない体」で生きていく!
◎男子目線をくらませる(ハート)デートの日だって「やせ見え」コーデ術
◎高島彩のしごと日和、こそだて日和

■2016年のベストファーザー賞に北川悠仁が王手?
 高島彩さんの新連載「高島彩のしごと日和、こそだて日和」は隔月だったのですね。先月号に見当たらず心配してましたが、今月号にはバッチリありましたよ! 「この号が発売されるころには久しぶりのうつ伏せ寝を満喫している予定ですが」とありますが、ちょうど今号の発売日である1日に第2子出産の発表がありましたね。おめでとうございます!

 今月は、娘と主人の「はじめてのふたりきり」に挑戦したことが書いてありましたよ。この2年間、「娘と主人がふたりきりで過ごす時間をつくってこなかった」そうで、しかしそんな中「Domani」の撮影日に娘が熱を出してしまったため、初めて夫に娘の面倒を見てもらったんだとか。「どうやら高熱のせいで大人しかった娘はわがままを言うことなく、通院も食事も難なくクリア」したことにより「パパスキルのアップ」が実現したとの話でした。

 「あ~よかったね~」というよりも、「え……?」と、少し考えさせられたのが現実。高島さん、この2年間で、ドラマにも登場していましたし、頻繁ではないにしろ、もちろん美容院なんかも行ったと思います。全ての場所に、子どもを連れて行ったのでしょうか? シッターさんにもついてきてもらって……? むしろ夫のゆず・北川悠仁は、どんだけ子育てにノータッチなのかという疑問噴出。

それに、これを仕事に置き換えるならば、後輩にまったく業務を任せないで全て自分でやってしまう先輩なのではないでしょうか。後輩を信用してないというか、任せてミスでもやられたらその尻拭いが大変なので1人でやる。そして、その様子を何もわかっていない上司が「頑張り屋さん」と評価する……。想像つきます、これはちょっといただけませんな~。

 高島さんは、子育てを「まさに生放送の番組に挑んでいるような感覚と同じで、相手の出方を読みながら、ときに裏切られながらそれに対応していく」とも言っていますが、ここにも違和感。子育ては、ずっとずっと昔から、いろいろな国のいろんな人が送ってきた「生活」の一場面です。生放送の番組に挑むようなものとか、子どもに「対応していく」とか、そんなふうに気張ってかっこよく言わなくてもいいのでは? “働く美しい母”を標榜する「Domani」の読者はどう思っているのでしょうか?
 
■吉田羊を目指すの?
 今号には年下男子との恋愛を妄想する企画もありました。「本誌3月号に出演してくれた年下男子から、人気だった2名が今回は彼氏役で登場!」とのことで、21歳と25歳の男子をお相手に「スポーツ男子とデート」「カルチャー男子とデート」の妄想を繰り広げます! 3月号では、「“後輩にしたい”年下男子」というポジションで紹介されていましたが、どうやら本音は「(あわよくば)“彼氏にしたい”年下男子」だったよう。気づかなかった!

 さてさて早速中身を見ていきましょう。「スポーツ男子」とは、ボルダリングへ行ったり、ビアガーデンや公園へ行ったりと、さわやかなデートを満喫。「カルチャー男子」とは、アンティーク家具店を巡り、北欧スタイルのバーへ赴くといった、シャレオツなデートです。しかし……21歳、25歳と並ぶと、スタイルがよく美しく若々しいモデルのお2人でも、カップルというよりも姉×弟や、場合によっては母×息子のように見えてしまうのがつらいところ。

「スポーツ男子」とボルダリングに行っても、まるで母親か部活のマネジャーのように下から彼の姿を見学しているだけ。これが同世代の女子だったら、キャッキャと一緒に楽しむでしょうよ! また、「カルチャー男子」との「一緒に行く旅のプランを練るために書店で相談中」というシーンでは、なんだか姉弟を通り越してまるで親子に見えてきます。一緒に参考書でも選んでるのかな?

 筆者には、ど~してもカップルには見えないこの2組。年下男子たちのカジュアルファッションに決して引っ張られず、コンサバスタイルを断固維持しているからでしょうか。皮肉にも「あなた色には簡単に染めさせないわよ」という強い思いが伝わります。こうしてファッション1つからでもにじみ出る、「年下男子、向こうから来るなら付き合ってあげてもいいわよ。(自分からは恐ろしくていけないけけど)」というメッセージ。「Domani」な女たちの強がりな心の鎧は、なかなか頑丈なのかもしれません。
 
 

しかもモデル男子のリアル彼女、小島瑠璃子だしな

しぃちゃん

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