「恋してしまうかも…」紗倉まなが感動した、女優にとっての“ハメ撮り”

「わたし、無修正デビューすることになるのかなぁ」なんてとんでもないことを女友達がふと呟いたので、どうしたものかと尋ねてみましたら、「二年半ぐらい付き合ってる恋人と早く別れたい」というのです。「ん? 別れたい=無修正デビュー? わっつ?」と、話がまったく繋がらなかったので、どういうことなのか改めて聞き直すことに。

 以前から聞いていた話をまとめる限り、友達の彼氏さんは結構なメンヘラ加減を併せ持っている感じだったので「さっさと別れなよ、潮時だよ~(煽)」と薦めてみたのですが、「いや、そんな簡単にいかなくて……」とまたしても重いため息をつくのです。

「実はその、ハメ撮りしちゃってさ」……あぁ~~、なるほど。と、そこでようやく納得。彼女が恐れているのは、いわゆる“リベンジポルノされそう”という彼からの醜い逆襲像。動画を削除するために、彼が寝ている間にスマホのロック解除を何度か試してみたものの、パスワードがわからない……と嘆くのです。相手に消してくれと頼んでも「いやだ、俺のオナネタだから(グッ!b)」の一点張りでまったく取り合ってくれず、「ハメ撮りを消してから別れたくて……だからまだ別れられないんだよね」と呟く友。なんていうか、さ、最悪だ……(白目)。

 ハメ撮りがめちゃくちゃ興奮するというのは、確かにとてもよくわかります。もし私に恋人ができたら、「自分とのセックスを彼のオナニー材料にしてほしい」なんて勝手に願ってしまうし(いわゆるエロ動画の仲間入りです)、むしろその気持ちの延長線上でこの仕事をしている自分もいるのだなと思ってしまうことがあります。好きな人が見てくれるといいなあ、なんて淡い期待を込めた感情でもあります。

 学生の頃に付き合っていた人の、前の彼女さんとのハメ撮りをたまたま見つけてしまって、とんでもないショックを受けたことを思い出すと、ちょっとしたトラウマでもあるのですが……。「他の人の裸を見るくらいなら、いっそ自分の身体を見てほしい!」なんて妙な独占欲を抱いていた頃もあったりして。

 ただ、プライベートでのハメ撮りというのは、彼と育んでいる愛情とか性欲が“ほやほや”している時だからこそ興奮するのであって、別れ際になると「マジで流出されたらどうしよう……なんで撮っちゃったんだ……omg!」と後悔しか残らないじゃないですか。だから私は「ハメ撮りするのは指輪をはめてから!」を全面的にお勧めしております(白目)。傷ついてしまうのは、絶対的に女性ですからね。そもそも世の男性の皆様、絶対にネットに垂れ流すのはやめましょう!(敬礼)

◎恋しかけちゃったんですよ…撮影で

 ここまでハメ撮りの怖さを淡々と語ってきた私が言うのもなんですが、先日、ようやく、私もAVでハメ撮りデビューをしました(心の中、スタンディングオーベーションなり!)。来月に発売されるそれが、思っていた以上よりも楽しく、ものすごく興奮したもので……。プライベートとは別物だとわかっていながらも、友人の話には「わかるよ、ハメ撮りっていいよね」なんて共感してしまう部分もあったんです……。

 全編ハメ撮り作品っていうのは初めての経験だったので、かなりドキドキしました。もちろん撮影には常にドキドキがつきものだし、していることは同じ“セックス”なのだけど、何だかいつも違ったんです。室内には、いつもいらっしゃる大勢のスタッフさんはおらず、男優さんと二人きり、でも仕事……いろいろと特殊な環境や心情が混ざり合ったのかもしれません。

 仕事モードと素の自分との境目を打ち消されるような、一線を越えてしまいそうな、もしかしたら恋してしまうかも、なんていう怖さを、この撮影は私にずっと与え続けたわけです。それがいつもとは違うときめきに繋がったのであれば、毎回ハメ撮りコーナーが欲しくなってしまうよ……(喝)。

 私は学生以降きちんとした恋愛をしていないので、この種の撮影はとても照れくさくもありました。お相手となる男性と、セックスをする前に車やホテルで何時間か会話して、「あれ、この人とセックスなんて本当はしないんじゃないかな」っていうところから始まるので、なんか気が抜けちゃうんですよね。でも、気づけばキスをして裸になっていた自分にはっとして。騙されたとか記憶をなくしたとかではない、ある種の喪失感まで与えられるといいますか……。ビジネスだけど、ビジネスではないようなセックスをするわけです。これが学生時代の恋愛を思い出させてくれて、「あぁ、ハメ撮りモノって、職業病になりかけた自分に、きゅんとする気持ちを思い出させてくれるものなのだなあ」と常々感じました。

◎セックスしなさそうな監督との“ハメ撮り”

 ちなみにその時のお相手は、監督のカンパニー松尾さんとタートル今田さん、男優の黒田悠斗さんにしみけんさんという豪華すぎるメンバーだったのですが、皆さんの人となりがとても顕著に出るので、相性という曖昧な感覚が手に取るようにわかるものでした。それからというもの、私のオナネタはずっと「ハメ撮り」ものです……(白目)。

 初対面だったカンパニー松尾さんもタートル今田さんも、正直「この人たち、本当にセックスするのかな?」なんて疑問を抱くくらい、何だか性に執着がなさそうなすごく爽やかな風貌をされていて(申し訳ないことに、私が一度も彼らの作品を見たことがなかったからなんですが)、あまりにもセックスしている想像ができなくて「セックス、しなさそうですね……」なんて失礼な質問まで投げつけた始末。

 よく、ドエロい熟女女優さんとか、エッチなことが大好きそうなオーラをぷんぷんと醸し出している女の子(私はこの方々を「言わずもがなビッチ」という種類分けをしているのですが)とは真逆な、ピュアであまり性欲がなさそうな女優さんもいるじゃないですか。そういう方々に対して男性が抱く「意外なギャップ」と、私が松尾さんたちに抱いた気持ちは、同じような類なのかもしれません。

 総合すると、ハメ撮りモノの撮影っていろんなことを女優側に考えさせるきっかけにもなるし、人と向き合う上でとても奥深いものなのだなと、ちょっと感動してしまったのです……。

 なんて長ったらしい話を、まさか「ハメ撮りを流出されてしまうかも」と恐れている友達の前では口が裂けても言えなかったので、「とりあえず、手切れ金と契約書でどうにかしてもらうのはどうか」という法に任せた案を提案してみました。近頃の私にとって、ハメ撮り作品とは最高に心地良いオナネタだったり、いろんな意味で印象に残った撮影ではあるけれど、プライベートではゴムをつけるのと同じ心持で、快楽に溺れず「やめて」と言えることも女性には大切な強さだと思います……(南無)。出会い多き4月に芽生えた恋もだいぶ潤ってきている時期だと思いますで、皆様も気を付けてセックスを楽しんでくださいねー! あでゅ~~~~~~~。

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