【連載】美容整形Dr.高須幹弥に訊く!

今も「処女膜再生手術」を受ける人はいるの? Dr.高須幹弥が語る「女性器手術」への本音

2016/06/27 21:00

■デリカシーのない男の一言が、女性器手術の動機に?
 イマドキの女性器の手術では、小陰唇というビラビラの部分を切ってコンパクトにする「小陰唇縮小手術」が多いですね。

 ビラビラが長いと見た目もよくないし、足を閉じたときにはみ出ているのはカッコ悪いとか、左右非対称だから揃えたいというビジュアル的な理由もありますが、小陰唇が長くて大きいとすきまにアカが溜まって不潔になりやすいし、ニオイの元にもなるので、衛生面からみてもいい手術だと思います。あと、小陰唇が長いと摩擦なんかで先端が黒ずんでいることも多いので、その部分を切除できて色もキレイになります。

 でも、一番多いのは、男性に「お前のビラビラ長いな」とか言われて施術に来たという女性。最近の若い人は明るいところでエッチする機会が多いからか、男性に見られて指摘されることが昔に比べて増えているように感じます。小陰唇の大きさは遺伝や体質で決まるのですが、「小陰唇が長い女性は遊んでる」なんて都市伝説があるせいで、指摘する男性もいるようですね。

 女性は、他人の女性器を見たことないっていう人がほとんどじゃないですか。だから男性に言われると、「私の小陰唇はおかしいんだ」って思いこんじゃうんですよ。中にはネガティブ志向で、指摘されたわけじゃないのにおかしいと思い込んでしまっている人もいますけど、やっぱり男性に言われると傷つきますよ。本当はそんなことを女性に言っちゃダメなんだけど、デリカシーのない男がいるんだよねぇ。しかも実際に診察してみると普通の人も結構いて、ちゃんと話してあげると、安心して施術を受けずに帰られます。

 性器の手術も顔の整形と同じで、男性ウケのためにやるというよりは、恥ずかしさやコンプレックスを解消したいという思いが強いんじゃないかな。小陰唇は長くてビラビラしているより短くてコンパクトの方が可愛いし美しいから、女性にとっても自信につながるだろうし、男からしてもキレイな女性器の方がうれしいから、関係性がよくなるということもあるかもしれませんね。

高須幹弥(たかす・みきや)
美容外科「高須クリニック」名古屋院・院長。オールマイティーに美容外科治療を担当し、全国から患者が集まる。美容整形について真摯につづられたブログが好評。
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最終更新:2016/06/27 21:16
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