『ラヴソング』の次ドラマはどうなる?

桐谷美玲主演の月9『好きな人がいること』、“大爆死確定”の前評判を覆す見どころとは?

2016/06/01 16:00
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「とにかく華奢」のイメージが強すぎて……

 7月期の月9ドラマ『好きな人がいること』(桐谷美玲主演/フジテレビ系)に、菜々緒が出演することが決まった。

 同ドラマは、海辺のレストランを舞台に、パティシエの主人公・美咲(桐谷)が、オーナー・千秋(三浦翔平)、シェフ・夏向(山崎賢人)、学生・冬真(野村周平)のイケメン3兄弟と、ひとつの屋根の下で暮らすことになり、複雑な四角関係の中、恋愛模様を繰り広げるラブコメディだという。

 月9ドラマ初出演の菜々緒は、美咲の初恋の相手・千秋と大学時代の同級生である、ボストン帰りのピアニスト・楓役。千秋をめぐって、美咲と楓は恋敵の設定だという。

 菜々緒といえば、昨年10月期『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(松坂桃李主演/同)で悪女のキャバクラ嬢役を演じ、シャワーシーンやセクシーなランジェリー姿にもトライ。ヒロインの木村文乃を、はるかにしのぐ存在感を示したのは記憶に新しいところだ。今年1月期には『怪盗 山猫』(日本テレビ系)で生真面目な刑事役を演じたが、今回は同性のヒロインですら、あこがれずにいられない心優しい女性を演じるという。悪女キャラをしっかり確立させた菜々緒だが、女優として、幅広い役どころをこなせるかどうかが重要となってくる。

 桐谷は、米国の大手映像配信会社「Netflix」との連動で制作・配信され、昨年11月13日から12月4日までテレビ向けに再編集された『アンダーウェア』(フジテレビ系)が、ゴールデン帯で初の連ドラ主演だったが、視聴率3~4%台を記録する大爆死となった。

 月9は、それ以来、2度目のゴールデン帯での連ドラ主演となり、さらに現在放送中の福山雅治主演『ラヴソング』の視聴率が月9史上最低ペースであることを考えると、「大爆死確定」という声も聞こえるが、桐谷としては、なんとしても月9で、『アンダーウェア』での汚名を返上したいはず。役作りのために自慢のロングヘアーをバッサリ切るなど、今作への並々ならぬ意欲をみせている。一方、菜々緒としては、脇役ながら『サイレーン』のときと同様に、ヒロイン・桐谷を食うような存在感を発揮して、女優としてのステータスを上げたいところだろう。

 ストーリーもさることながら、桐谷と菜々緒の“女のバトル”も見どころになりそうな『好きな人がいること』。フジ月9ドラマは低迷が続いているが、その悪い流れに歯止めをかけることができるか?
(森田英雄)

最終更新:2016/06/01 16:00
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