今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

人気急降下が報じられる福山雅治、降って湧いた「ファン侵入」騒動の争点

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

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思い込みと願望を排除して考えてみよう

◎騒動の真相
 福山雅治の自宅に中年女性ファンが侵入。妻・吹石一恵が1人で発見し通報。ケガ等もなく無事とのことで一安心であるが。

 しかしこの侵入女性、まだ捜査にも浮上してない段階で、何の根拠もなく「ファン」て報道されてるけど。「単なる泥棒」という可能性もあると思うのだが。


 このところ出てくる情報全てが「人気急降下!」を上書きしている福山。「月9史上最低視聴率更新」の報道直後に起こった今回の件は、不法侵入というものの恐怖の一方で、「まだこんな熱狂的ファンがいたんだ」という側面も持つことに。

 ……侵入女性、吹石一恵にだけ見えてたんじゃないだろうな。

◎暴走するヒロイン
 橋本志穂。「ガダルカナル・タカの嫁のフリーアナウンサー」と言われて、やっと思い出す程度のモブキャラであるが。母親の「遺体」の写真をSNSに載せ大炎上。

 なんでもすぐ炎上するSNS界、そんじょそこらの理由じゃ耳目を集めない昨今であるが、これは。今まで見たこともないアプローチであるな。

 「SNSに性器を載せてはいけません」ってことは、誰にでもわかるし、コンセンサスも取れている。が、「SNSに家族の亡骸を載せてはいけません」ってのは。禁止ではなく禁忌なのだと思っていたが。

 でもこういう人もいるんだね。いろんな人がいるんだね。「テメーに見せるためじゃねーんだよ!」。いやいやいやいや……。

 橋本志穂にしてみれば、母親のいろんな写真は、たぶん感傷的な映画のワンシーンみたいな感覚で載せてただけなんだろうけど。SNSって、常に自分を主人公にしてくれるからな。どんなモブキャラでも等しく。その快感のタコツボにハマり続けていると、客観的視点が欠如し、末期はこういうことになるわけである。

 「私の人生の主人公は私!」は結構だが。過ぎればそれも立派な病である。

◎10カ年計画書
 ベッキーよ、サンミュージックよ、何でそんなにヘタなのか。不倫だの謝罪だのといった道徳的な話よりも、「なぜこんなにヘタが続くのか」に世間の興味は移行。「そろそろイケるかも……」と腰を浮かせた擁護派の芸能人たちも、あまりに初歩的なミスによる潮目急変に「もう擁護するのも面倒くせぇ」と鳴りを潜めてしまった。しーん。

 ネットですらしーん。鎮静化からくるしーんではなく、誰もいない静寂。

 ハレモノとしても、もう本当に使いようがなくなってしまったベッキー。「週刊文春」(文藝春秋)の「原色美女図鑑」のグラビアを最期に、芸能界引退か。その後、一連の騒動を私小説にしてベストセラー、文壇デビューからの一発逆転を狙うか。版元はもちろん文藝春秋社。そこまで用意された話だったのか。文春ならありうる。最後は、文春がありがとう。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

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