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「『ひとり暮らし』から考える性的マイノリティの老後」イベントレポート

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石川由紀さん

 いまや生涯未婚率(50歳時点で一度も結婚したことがない人の比率)は、男性が20.1%、女性が10.6%。(国立社会保障・人口問題研究所・2010年)。これが35年には、男性29%、女性19.2%に上昇する見通しだ。つまり、男性のおよそ3人に1人、女性の5人に1人が生涯未婚者となるというのであるから、未婚であること自体は、ますます珍しくなくなってくる。

 そんな中、LGBTをはじめとするセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)が、差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、前向きに生きていくことができる社会の実現を目指すイベント、「東京レインボーウィーク」の一環として、NPO法人パープル・ハンズの主催で、「ひとりで生きるために、単身者の生活権を検証する会」(単身けん)石川由紀さんの講演会「『ひとり暮らし』から考える性的マイノリティの老後」が開催された。

 性的マイノリティに限らず、高齢の“おひとりさま”は少なくなく、今後ますます増えていくことを考えれば、誰にとってもひとごとではない問題だ。深刻なテーマについて終始ユーモアと温かさを込めて語る、石川さんの言葉の一部を紹介する。

■健康であること、健康保険に入っていること、住所をなくさないこと

 石川さんによると、単身けんができた1990年は、老後を単身で送る者はマイノリティだった。彼らは冠婚葬祭のたびに、「結婚していないと格好悪いから来なくていい」などといわれたり、下座に座らされたりという目に遭った。また、結婚していないと何か問題があると思われて容易に家も借りられず、40歳を過ぎると住むところがない、という事態に陥ることもあったという。

 90年に44歳で単身けんの事務局長になって以来、会員らとともにひとり暮らしにつきまとう不利・不安・不便を検証し、是正、改正に努めてきた石川さんいわく、老後をひとりで過ごす上で大事なことは、次の3点だという。

「まず健康であること、次に健康保険に入っていること、そして、住所をなくさないこと。住所がないと、公的支援が受けられなくなります。でも、あまり悩まないで生きていってください」

 会員の中には、がんばりすぎて失敗した例もあるそうだ。40歳くらいで生涯結婚しないと決めたある女性は、当時ひとつだけあった単身者が入れる墓を、すぐ予約した。ところが、その女性は76歳になった現在もずっと会費を払い続けているという。

 「その間に時代は変わり、今はペットと一緒に入れる墓もあるし、遺灰を桜の木の下に埋めることもできるし、エーゲ海にまくこともできる。世の中変わっていきますから、そんなに慌てなくていいんです」と石川さんは笑顔で語る。

 これからの心配事を、略して「NHK」と呼ぶ。「Nは長生き、Hは貧困、Kは孤立」。でも、老いは怖いことではないと石川さんは断言する。誰でも老人になるのだから、家族に頼らない生き方を考えることが大切と説く。

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