【連載】プウ美ねえさんのエプロンメモ

「援助交際が止められません」結婚間近の花嫁に説く、周りをたのしませるお金のいただき方

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(C)熊田プウ助

家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。

【今月のお悩み】
「最愛の婚約者がいるのに、刺激のない日々……」
 現在、入籍を控えてるOLの女です。この年にもなって援助交際が止められません……。婚約者は人柄も良く価値観も合い、義理の両親も素敵で、「今まで会った異性の中で1番!」と自信を持って言えるのですが、お互いにワーキングプアで婚約者の帰宅も遅く、刺激のない日々で援助交際が止められません……。罪悪感に悩みつつも、お金を手にするとその時だけ幸せになっている自分がいるのも悲しいです。援助交際で得たお金は全て貯蓄に回してます。どうしたらこのサイクルから抜けられますか?(まりこさん、25歳)

【プウ美ねえさんからの回答】
 いつものように、真剣にお悩みに直面しましたが、“今まで会った異性の中で1番”なかたとの結婚を控え、いっぽう援交の楽しみも断ち切れないという、きけばきくほどおねえさん自身がみじめになるような内容で、もしもこういうかたが幸せになる解決策を思いついたとして、それが世の中を明るくできるかどうかもわからなくなったので、視点を切り替えて、みんなが楽しい展開を提案します。あしからずご諒承ください。

 プウ美おねえさんは、ゲイのAVに出たことを誰にたいしても話せますが、個人的なセックス相手からお金をもらったことはあまり話題にしません(若い頃に、少額ですが)。おなじようにセックスをして現金を得たにもかかわらず、なぜ後者は話題にしづらいのか、かんがえてみました。AVはそれを購入するかたの目線を意識する必要があります。重要な箇所が写るようにへんな姿勢をとり、射精するタイミングも監督の指示で、男優は出演料を得ますが、スタッフも、売り上げに応じた報酬を得ます。いわばチームで不特定多数の方にサービスを提供するものです。それにたいして援交は、どちらか1人しかお金はもらえません。楽しい気持ちになるのも最大で2人です。セックスじたいは両者がなっとくするなら勝手にやれば、と思いますが、既婚者が貞操義務に反してまでやる行為としては、コソコソしてるなぁ、ケツの穴がちいせえなぁ、どうせならもっと周囲を楽しませてくれよ、と感じるのです。

 セックスが好きな人は、ほかの楽しみで欲望をおさえこもうとしても無駄です。家庭があり子どもがいても援交をつづける女性はたくさんいますし、孫がいるような年齢の女性が、デリヘルなどで働くことも、ちっともめずらしくありません。ある程度の年齢になったからといって、自然にやめたくなるものではないのです。いっそのこと、自分は性的好奇心が強いこと、結婚後もそれによってお金を得たいということを正直に婚約者さんに言ってみてはいかがですか。婚約者さんの稼ぎが少ない今こそが好機かもしれません。そして今後は、どんな人が相手かわからない援交ではなく、安全なプロ男優相手の、AVに出られてはいかがでしょう。企画物なら、パッケージに目線が入ったりしますので、社会生活におよぼす支障もすくないでしょう。バリエーションとして、夫婦でAVに出演しても良いかもしれません。ぜひ、たのしい結婚生活を送ってください。そして、おめでとうございます。

【今月のエプロンメモ】
おねえさんは、パートナーがいる間いっさい不貞行為をしませんでした。隠しごとがヘタだし、バレて怒られるのが嫌だったからです。そのかわり、「一緒に乱交に参加したい」「イケメンを呼んで、3Pをしたい」などとハッキリ提案し、実行しました。ストレスは溜まりませんでしたが、それ以降きゅうに他人として扱われた気がします。なんでも思い通りに生きようとすると、しわ寄せがくるのかもしれません。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)など、著書多数。『世界一周ホモのたび 狂』(同)が4月15日に発売。

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