SMAP・中居正広の「プライベート」被災地支援は、ジャニーズへの決別宣言か?

2016/04/29 10:00

 東日本大震災の際、中居の個人的なボランティア活動に関しては、ジャニーズ関係者から「彼ひとりが先行して行動してしまうと、ほかのジャニーズタレントがまるで何もしていないように見えてしまい、各地から『ほかのタレントは来てくれないのか』という問い合わせもあった」と不満も聞かれていた。

 実際、ジャニーズ事務所は、東日本大震災の際に誕生した支援プロジェクト「Marching J」を通じて募金を呼びかけ、イベントに募金箱を設置するなどしたが、「お金を集めるより、タレントに来てほしい」という要望が噴出。中には「使途がわからないと募金できない」と、ジャニーズの支援活動に不信感を募らせる声まで聞かれている。

 一方の中居に対しては、「来てくれるだけで元気が出た。地震の恐怖を忘れられた」「すごく忙しいのに仕事の合間を縫って来てくれた思いやりが伝わって、自分も頑張ろうと思った」と感謝ばかりなのを見ると、まるで先の独立未遂騒動でも起こった「SMAPがかわいそう、ジャニーズ事務所はひどい」という印象を蒸し返したよう。

 また、ファンの間では「熊本で支援イベントがあったら、SMAPだけ外されるのでは」「事務所の仕事に背を向けて熊本入りしたから干される」といったウワサまで飛び交う始末。

 被災者支援をめぐるスタンスが、中居とジャニーズを、さらに遠ざけてしまうのか? ファンの心境を複雑にさせる“余震”が続く――。
(文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2016/04/29 10:00
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