[ジャニーズ・メディアの裏側]

元ジャニーズ・田中聖を唆した「六本木の有名な遊び人」とは? KAT-TUN脱退の裏側

2016/04/22 08:00
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田中聖公式サイトより

 現在、ロックバンド・INKTのボーカルとして活動中の元KAT‐TUN・田中聖。2014年11月に1stアルバム『INKT』でデビューした後は、ライブハウスなどでのパフォーマンスを続けている田中だが、先日はスマートフォン向けマンガRPG「ジョーカー~ギャングロード~」とのコラボレーション企画に参加するなど、活動の幅を広げている。

 06年にKAT‐TUNメンバーとしてシングル「Real Face」でCDデビューした田中。グループ内では「JOKER」名義でラップ部分の作詞を手がけるなどポジションを確立し、ヤンチャな見た目とは裏腹に、純粋で優しい一面がファンの心を掴んでいた。しかし、赤西仁の脱退から3年が過ぎた頃、ジャニーズ事務所は田中に「度重なるルール違反行為があった」として、契約を解除したことを発表。下半身を露出したプライベート写真が一部月刊誌に掲載された一件や、東京・西麻布のビル内にある会員制バーの経営に携わり、ジャニーズでは禁止とされる“副業”に手を出したことなどがきっかけとされ、田中は13年9月末でグループを脱退した。

 当時もジャニーズファン内外で問題視されていた「現役ジャニーズのバー経営」だが、4月22日に発売された単行本『KAT‐TUN 6粒の涙』(主婦と生活社)では、元側近スタッフの証言により、田中がジャニーズから足を踏み外していく過程が詳細に書き記されているという。

「フレンドリーな性格で知られる田中はジャニーズの後輩から慕われていたほか、六本木や渋谷などに集まる芸能関係者らとも広くつながっていました。また、ヒップホップなどの音楽に造詣が深く、クラブやイベントに顔を出すうちに仲間が増えていき、『聖君、自分のお店とかやったらいいんじゃない?』と声を掛ける人たちも出てきたそうです。同書によれば、そんな時に芸能界のある男性が『今いい物件があるよ。あと資金を出してくれる人もいる』と、誘ってきたとか。その男性は『有名な遊び人で、昔から渋谷や六本木の夜遊びのハウツーに詳しく、さまざまな人種に通じる特異な人物』だそうですが、このオファーをきっかけに、田中の出店計画はあっという間に進んでいったようです」(ジャニーズに詳しい記者)

 こうして田中自らがオーナーを務めるバーが西麻布にオープン。店が入るビルは、10年に歌舞伎俳優・市川海老蔵が「半グレ集団」のメンバーに暴行された現場で、芸能界でも“いわくつき”といわれる物件だ。業界内では田中のバー出店情報が瞬く間に広まり、ネット上で騒ぎになり始めたのは、13年2月頃のことだった。お店には田中の兄弟が店員として働き、聖自身がバーカウンターに立つこともあったため、多くの女性ファンが出入りし、当時はAKB48・板野友美の姿もあると報じられた。

「現在、田中は音楽活動をメインにしていて、ジャニーズ退所の引き金となったバーは辞めています。再び音楽活動を始めたことには一部ファンから批判の声も出ていましたが、そもそも田中が副業の道に走ったのは、グループ活動に対する不満も影響していたようです。同書によると、田中は脱退後に『あとやっぱり自分は1番がいい。グループでだってどこだって、本音は1番でいたい』と、周囲に語っていたとか」(同)

 同書の中では田中がグループを脱退した13年末に、あるKAT‐TUNメンバーから「聖へ お互い場所は変わってしまったけど、俺たちはこれからもずっと仲間だから。新年おめでとう」とのメールが届いたことも記されている。何の因果か離れ離れになってしまったKAT‐TUNメンバーだが、今後も互いの活躍を支えに、邁進していってほしいものだ。

最終更新:2016/04/22 08:00

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『KAT-TUN 6粒の涙』
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