賭博、強盗、覚せい剤……

ダルビッシュ、ゴマキ、のりピー……有名人の弟に不祥事が多い理由

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 バドミントンからプロ野球界まで、博打に関連する不祥事が続いている。特に野球賭博は、昨秋のダルビッシュ有の弟、ダルビッシュ翔(Dark翔)の逮捕以来、著名人の逮捕者が続出、収まる気配はなさそうだ。

 賭博も大きな問題だが、翔の「素行の悪さ」は以前から問題視されてきた。強盗致傷や暴行、大麻所持などの逮捕歴があり、今回で6回目。野球賭博ということで、兄の有も関与がウワサされ、否定のコメントを出さざるを得なくなってしまった。

 翔は、もともとサッカーで将来を嘱望されていたが、ケガで断念している。その後は活躍する兄への複雑な思いもあって荒れていったようだ。

「体格にも恵まれていて、中学時代にはかなりのワルとなり、すでにオヤジ狩りや強姦を続けていたといわれています」(スポーツライター)

 当然ながら交友関係もワルばかりであり、そのつながりから野球賭博にも手を染めるようになったようだ。

「最近の野球賭博はスマホのチャットアプリを使い、ゲーム感覚でできるので罪悪感はほとんどありません。客もそれなりに集まり、胴元の1人としてDark翔もかなり儲かっていたようですね。負け分の取り立てが厳しかったらしく、通報されたことが逮捕のきっかけと聞いています。背後にはヤクザがいるとのウワサも消えていませんね。また、2009年には演歌歌手の坂本冬美の弟も、野球賭博で逮捕されていますが、この時もヤクザと一緒に逮捕されたことが問題になりました」(同)

 あらためて見ると、著名人の「弟」の逮捕が目立つことに気づく。有名なところでは、元モーニング娘。の後藤真希(ゴマキ)の弟(元EE JUMPのユウキ)が強盗などで実刑判決を受け、酒井法子の異母弟は覚せい剤から脅迫まで、前科が多い。

 酒井の弟は幼い頃の同居はなかったとの話もあるが、著名な兄や姉を持つことで生まれる「カイン・コンプレックス」は以前から教育の場では注目されてきた。「兄弟に対して競争心や嫉妬 、敵意を抱く心的傾向」(デジタル大辞泉)というもので、旧約聖書に出てくるアダムとイブの息子のカインが弟のアベルに嫉妬して殺してしまうエピソードがもとになっている。

「同じきょうだいなのに、なぜ自分は兄(姉)のようにできないのか」と考え、注目されようと問題行動を起こしたり、「できない自分」に失望して自暴自棄になったりしてしまうのである。

 しかし、親が無自覚に子どもたちを比べてしまうことはよくあることだ。臨床心理士の青木詠美子さん(仮名)も、「カイン・コンプレックスは、本来は親の責任」と言う。

「ただし、成長過程で親に評価されなくとも、祖父母や教師など他の大人から評価されれば強いコンプレックスを抱くことを避けられることもあります。子どもたちが自信を持てるように大人が接すればいいのです。カイン・コンプレックスは、まだあまり知られていないので、教育や医療の場を中心にもっと周知に努めていきたいと思います。もちろん子どもの問題行動は、カイン・コンプレックスだけではなく、他の心の問題に起因することもありますから、専門家のカウンセリングを受けるなどの対応も必要ですね」(同)

 子どもたちを比べたり、勉強やスポーツのできる子に注目してしまうのは、よくあることだが、子どもたちの心のケアは大人の務めでもある。子どもが発する小さな信号も見逃さないようにしたいものだ。
(春日部優)

こっちの弟は偉大

しぃちゃん

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