[女性誌速攻レビュー]「AneCan」4月号

「結婚=幸せなのか疑問に思う」結婚・出産ラッシュの「AneCan」で押切もえが語る

2016/04/06 17:00
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「AneCan」(小学館)4月号

  「AneCan」(小学館)から蛯原友里さんと高垣麗子さんが卒業することが電撃発表されました。「AneCan」のトニセン(蛯原さん、押切もえさん、高垣さん)から2人が旅立つという事態、今後押切さんはモデル陣の中でどういう立ち位置になっていくのでしょうか? さて4月号、「有村美樹 一途な愛を育んで、結婚。そして、新たなステージへ…」という、おめでたいページが飛び込んできました。お相手はフジテレビアナウンサーの榎並大二郎さんだそう。いや~、去年からモデル陣の結婚と出産が続き、お祝いラッシュですね。そのお祝いムードに読者を誘うごとく、「そろそろ“恋の冬眠”から目覚めよう!」という企画がありました。昨年から執拗に、“恋活”というキーワードなどを使い、あの手この手でアネサーに恋人を作らせようとしている「AneCan」。「20代女性の6割は恋人がおらず、いる人のほうが少数派」という現状をなんとか打破しようとしているようです。筆者の親より奮闘してくれる、頼りになる雑誌です!

 肝心の内容はと言いますと、50人の恋人持ちの男女に聞いた「3STEP」が紹介されています。その中の一例を出すと、STEP1の「準備」では、「同期を見直し、久しぶりに会ったときに声をかけてみた」というケースで「今度ボルダリングに行かない?」とニヤニヤしながら誘うモデル・森絵里香さんの姿が。そしてSTEP2「出会う」では、「男女グループで一緒に楽しむ場に遊びに行った!」という絵でもちろんボルダリングに励む森さんの姿。そして、ボルダリング仲間に「運動好き」という印象を与え、運動コミュニティで彼氏をゲット。マジか……この春、ボルダリング場がアネサーであふれる返るで! 

<トピックス>
◎AneCan食堂発「相方さん定食」始めました!
◎そろそろ“恋の冬眠”から目覚めよう!
◎30歳。“何かが足りない”のはなぜ? 私たちの「幸せな人生の見つけ方」。

■梅宮辰夫はクラウディアに料理させないよ
 「ワインエキスパート」や「ハーバルセラピスト」等々、食に関する資格保有率なら他女性誌には負ける気がしない「AneCan」。今号では、「必ず胃袋つかみます! AneCan食堂発『相方さん定食』始めました!」という食ネタを入れてきました。リードによると「男子の“食”へのわがままをぜーんぶ叶えて、ゆるぎなき相方さんの地位、がっちりキープしちゃいましょ(ハート)」とのことです。出ました、100%男に従います宣言!

 具体的に見ていきますと、「AneLADY・メンズに聞いて見えてきた!“相方さん定食”に欠かせない5つの声」では、顔出しの男性がこれでもかって感じで言いたい放題。例えば、「ご飯の待ち時間はつまめる気の利いたものがあるとうれしい!」(空間デザイン会社勤務・28歳)、「おかずは4品あるとテンション上がるー!」(メーカー勤務・26歳)、「冷たいものは冷たく、温かいものは温かく」(ハウスメーカー勤務・26歳)などなど。ご飯の支度を手伝う気、皆無です。それよりも、「ビールを飲みながら、つまみを食べて、できたてのメインを食べる。1時間くらいかけてゆっくりと」(出版社勤務・28歳)なんて声も。これじゃ「定食」じゃなくて「居酒屋」じゃないか! しかし、そんな声にも「飲んでいるお酒の種類に合わせて出すものを変えています」(会社受付・28歳)や「お休みの日に大量に作り置きをして」(航空会社勤務・26歳)などと、どこまでもメンズに寄り添うアネサー! どこぞの坊っちゃん&ばあやの関係性の再現?

『AneCan(アネキャン) 2016年 04 月号 [雑誌]』
名誉顧問として押切さんはいつまでもいてください!
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