雑食系恋愛ジャーナリストのレポート第2弾

元祖・相席居酒屋に運命の出会いはあるのか? アラサー独女が潜入

2016/02/28 17:00
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店は建物の2階

 昨今、「相席屋」という居酒屋が大流行していますが、あのシステムの元祖的存在のお店があるのを、ご存知でしょうか。それは東京・品川区の青物横丁駅近くにあります。今日はそんな元祖婚活居酒屋で、本当にいい出会いがあるか調査してきました。

■せわしない店内にはお客さんがずらり

 「お店どこだろう〜?」と迷うより先に、目的の店「四万十」は見つかりました。駅から徒歩2分くらいの場所にあるお店は、外観からは婚活臭はあまり漂っていません。2階に上がる階段の壁に貼られた相田みつをのありがたいお言葉を眺めながら入店すると、元気なおばちゃんが出迎えてくれます。その日、入店した土曜の午後8時頃は大雨だったのですが、店内は意外にも客入り上々。土曜ということもあり、私服の方ばかりですが、おそらく年齢はアラフォーで会社員と思しき人が多いようです。

 先に会計で1人3,000円を支払い、席に通されますが、どうやら女性は壁側に一列に座らなくてはいけない模様。通路側に男性が座り、相席をするという仕組みのようです。今回3名で来店した我々独女チームは、ひとまずマッチングが発生するまでの間、宴を楽しみます。

 飲み物は、ビールからサワー系まで豊富(飲み放題)。地酒もイケるということで、さっそく胃の調子を確認しあいカンパイ!

 どんどん運ばれる料理は、鰹のたたきに鶏のからあげ、コロッケと、定番飲み会メニューですが、名物の鰹はもちろん、コロッケがとにかく甘くておいしい。このおいしさなら相席なしでも、楽しめます。

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写真の料理は3人分

■無料の占いには、期待するべからず

 宴を始めてから数十分。私たちはスタッフに呼ばれます。

「占いの順番です。お1人ずつどうぞ〜」

 そう、このお店は、占い師のおばちゃんが、女性限定で無料で運勢を見てくれるのです。生年月日と名前を紙に書き込むと、すかさずおばちゃんが早口で話し出します。

「あなたは何か区切りのある仕事をした方がいいわ。たとえば先生とか、セラピストとか、時間で区切る仕事ね」
(おばちゃん、ここ相席居酒屋なんですけど……)

 おばちゃんはなぜか、恋愛運ではなく、仕事について延々話し出すではありませんか。まあ、個人的には恋愛よりも仕事の方が気になるのでいいのですが、とにかくものすごい早口なのが特徴です。

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カウンターで占いをしてもらう筆者(右)

「あなたはね、仕事の運勢はいいし、恋愛運のタイミングも悪くないよ! でも同棲はしちゃダメね。結婚が遠のくって話をたくさん聞くから」

 最後はお説教がまじっていましたが、はっきりいって、あまりにもアドバイスがザックリしています。ちなみに九星気学と手相、日本の神様カードというタロットの変わりダネを使って見ているそうですが、とにかく早口だし話す内容があいまいで、当たっているのかいないのか、わかりません。

 終わった後は、「なんかまあ……あれ、私、何言われたんだっけ?」とニワトリ状態に記憶が飛びます。同席していた友人も、言われたことを全然覚えていなかったので、興味のある方は質問を絞っていかれた方がよいと思います。

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