雑食系恋愛ジャーナリストのレポート第2弾

元祖・相席居酒屋に運命の出会いはあるのか? アラサー独女が潜入

2016/02/28 17:00

■マッチングは交換不可の運まかせ!

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アラフォー男性と相席

 そうして料理と占いを楽しんだ後、いよいよ男性2名とマッチングをすることに(本来は占いタイムを待たずして、男性が来店し次第マッチングとなります)。お相手は、39歳とそのセンパイ(推定40代半ば)。しかしここで、あらためてあることに気付きました。

「このお店、年齢層が高い!」

 そうなんです。パッと見、男女どちらもアラサーというよりアラフォーが多いんです。相席屋の年齢層がアラサーや20代前半女性が多いことを考えると、アラフォー男女にはオススメの婚活スポットかもしれません。

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時間制限は2時間

 あらためてカンパイし、自己紹介をしていくと、またしてもお店の一声がかかります。

「男性2名、コチラに失礼させてください」

 なんと今回、女3名での来店だったため、男性2名と相席すると女性が1名余る計算に。そのため、さらに2人組の男性(38歳と39歳)を追加でマッチング。全部で計7名の卓が出来上がってしまいました。

 これでは前回と同じ、「知らない者同士がまざってギクシャクするパターンだな」と思っていたら、男性1名がものすごい社交性を発揮するではありませんか。知らない男性に「どこから来たんすか? よく来るんすか?」とテキパキ話しかけ、「実はさっきまで相席屋に行ってたんですけど、つまらなくてこっちに来ました」と面白い回答を引き出し、スムーズに同性とも交流を開始するではありませんか。

 雰囲気はまるで合コン。女子メンバーも意外と楽しそうです。ほっと一息ついたところで、私は次の問題に取りかかります。それは、社交性満点男子のツレ、私の目の前に座る推定40代中盤の寡黙系男子。彼は話をしようとせず、延々お酒を飲んでいるのです。そもそも40代らしい彼と私では話が合わず、場がまったく盛り上がらない! 私が社交性男子の輪へ入ると、寡黙系男子がひとりぼっちになってしまうので、それも可哀想でできず、身のこなしに困っていました。

「めんどくせえ……」

「婚活居酒屋に来ておいて、全く喋らないとは何様だっ!」と心の中で悪態をつくも、ふと私は隣の席に目をやります。そこにはまさに、今マッチング終了となった男性たちが、「次どうする?」と話し合っているのです。

「あれーもうそちら、おしまいですか?」

 私はその2名の男性をナンパします。「え、いいんすか? まざって?」とノリノリの彼ら。「もちろんですよー!」ということで、退屈な状況を打破するべく、寡黙系男子のためにさらに2名の男性を投入。このうち1名の男性(推定40代前半)がノリノリのラテン系で、寡黙系男子も楽しそう。

 こうして、女3名+男2名+男2名+男2名=合計9名テーブルで最終的にはどんちゃん騒ぎ(笑)。閉店間際とあってお店も好きにすればという感じで、夜はふけていったのでした。

 最後はみんなでザクッとLINEを交換してお店を後にしましたが、個人的には相席屋と比較しても、「また行きたいかも!」と思えるお店でした。

【良かった点】
・お料理がそれなりにおいしくてしっかりしていた
・お酒の種類も豊富で、おいしい
・客層は比較的明るいアラフォーが多く、今回たまたまなのか、社交性の高い人が多かった

【悪かった点】
・占いが完全にやっつけ仕事だった
・相席する相手のチェンジは不可! そのため出会いは運が左右する
・お酒はセルフサービスの物もアリ。店内が混み合うと、狭いため非常に動きにくい

 ちなみに後日、一緒に行った女子たちに状況を聞いたところ、あの日出会った男性と連絡を取り合っている子もいる模様。やはり男性の質は運次第ではありますが、意外といいかも四万十!

おおしまりえ
雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター。10代より水商売やプロ雀士など人気商売に身を投じ、のべ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と、男女のコミュニケーションの違いを研究し、恋愛コラムを執筆中。ブログ

最終更新:2019/05/17 19:49
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