自宅に男をおびき寄せたものの…バレンタインデーセックスの絶望

 もうすぐ2月14日、バレンタインデーがやってきますね!

 OLの友達なんかに聞くと、「なんとなく習慣として女性社員が男性社員にチョコをあげるのが当たり前になっている。でも、チョコをもらう側の男性社員もホワイトデーにお返しするのが大変だったりして、実はめんどくさいと思っている人もいると思う」と、社内の空気的にバレンタインデーに向けて準備しなければならないようです。

 一方、彼氏や旦那がいる友達は、「そろそろお菓子やプレゼントのレパートリーがなくなってきた。かといって何もしないのもどうかと思うし、何あげたらいいんだろう……」と困っているようでした。パートナーがいてもいなくても、「バレンタインデーは完全スルー」という人以外は悩ましい時期なんでしょうね。

 私はというと、ここ数年は彼氏や好きな人がいないため、気合を入れてチョコを作るわけでもなく。また今年のように14日が土日にあたると、当日に仕事関係の知り合いに会うこともほとんどないため、日頃の感謝の気持ちを込めた義理チョコを各方面にプレゼントするということもなく。普段と変わらぬ日として過ごす「バレンタインデーは完全スルー」派です。

 バレンタインデーらしいバレンタインデーを過ごしたのは、いまから5年ほど前が最後です。当時、23歳だった私は4歳年上のゆうくんにものすごく性欲をかきたてられていました。しかし、ゆうくんは都内まで電車で2時間ほどかかる北関東の地域に住んでいたために、頻繁に会うことができず。また都内で会ったとしても終電が早いために、2人でゆっくりお酒を飲むことも叶わなかったりして、なかなかセックスに持ち込む機会に恵まれませんでした。

 そんな状況の中、近づいてきたバレンタインデー。私はこの日、ゆうくんにチョコを渡して、なんとかセックスに持ち込みたいと考えました。まあ別に付き合いたいワケではないので、バレンタインデーである必要もなかったのですが、イベントに乗っかってお互いの気分を盛り上げ、ロマンチックなムードが演出できるに越したことはないと思ったのです。

◎ロマンティック・ロリルミ・浮かれモード

 まず、ゆうくんにバレンタインデーのお誘いメールを送り、「チョコを持ったまま電車に乗って、もしチョコが崩れたら嫌だから、14日は私の家の近くで遊ばない?」と提案。もし、これが対好きな人の場合は、はなからチョコをあげることを伝えるより、当日のサプライズにしたほうがいいのかもしれませんし、「チョコくれてやるんだからうちの近所まで来いや」的なニュアンスもあって、これってどうなのかなと思います。

 ただ、この時の私は、「いつものように渋谷あたりで会ったら、ゆうくんは23時くらいの終電で帰ってしまう! ならば、最初からうちの近所で会って、自宅に誘導してセックスすればいいのでは?」と考えていました。ゆうくんの自宅から、渋谷よりももっと遠い私の自宅付近に呼び寄せれば、終電もさらに早いだろうし、「いつのまにか終電なくなったし、泊まるしかないか……あ、ロリルミの家に泊まればいいんじゃん!」という流れになりやすいのでは、という魂胆です。

 ゆうくんは優しいのでその誘いを承諾してくれました。「俺、チョコ大好きだからすごい楽しみ!」とも言っていたと思います。そうして乙女チックな気分でいっぱいになっていた私は、チョコブラウニーとティラミスを作って、当日を迎えました。

 バレンタインデー当日、その辺の居酒屋に入ってお酒を飲み、3軒ほどハシゴしたところでゆうくんが「やべ、終電逃した!」と一言。待ってましたー! とばかりに、「まじで? そういえば、ゆうくんにあげるチョコ、うちに忘れてきちゃったんだ。とりあえず、うち来なよ」とニッコニコで誘う私。チョコを自宅に忘れてきたのも実はわざと。終電で帰ると言われた時に引き止める材料になるのでは、と思っていたのです。

 2人で私の自宅に向かい、やっとチョコをプレゼント。ゆうくんは「うまい!」と言いつつ5分足らずで全部食べてしまい、チョコタイムはあっけなく終了しました。この日は2人ともけっこう飲んでいたせいもあり、その後すぐにイチャイチャがスタート。一度中断してそれぞれシャワーを浴び、セックスに突入しました。

◎さよなら、ゆうくん…

 待ち焦がれていたゆうくんとのセックス――いざ挿入すると30秒ほどでイッてしまいました。私ではなく、ゆうくんが。5回程度ピストンしただけだったと思います。

 ちんちんの感触をほぼ味わえなかった私は絶望感に襲われていましたが、ゆうくんは「秒殺されたわー(笑)」と嬉しそうです。そしてゴムを外し、ティッシュでちんちんをサッと拭くと、彼は「ねえ、フェラしてよ」とリクエスト。

 「30秒でイッてその直後にフェラ要求って何様だよ!」と興ざめしましたが、「早漏だけどフェラすればすぐ復活するタイプなのかな?」とも思った私は、ゆうくんのちんちんに顔を近づけながらフェラの体勢に。しかし、そこでゆうくんのちん毛に一筋の白髪があるのを発見してしまったのです……。

 超早漏なのは仕方ないし、フェラが好きなのも悪いことではないし、27歳だって若白髪がある人はいっぱいいるんだから、それがちん毛にまで及ぶこともあるはず。ただ、その3つ全てが一気に目の前に現れたことで、これまでゆうくんに抱いていた性欲がゼロになってしまいました。せめてどれかひとつだけなら、ここまで気が滅入ることもなかったかもしれません。

 ドキドキワクワクしながら臨んだバレンタインデーでしたが、まさかのトリプルコンボに見舞われ、ままならないものに終わりました。もし、また誰かにバレンタインチョコをあげたいと思える時がきたら、今度こそ素敵な思い出ができるといいなと思っています。

■Lollipop-Rumiko/通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。

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