仁科友里の「女のためのテレビ深読み週報」

中村昌也、「夫婦は合わせ鏡」という真実を教えてくれる“オレサマ”な一面

2016/01/28 21:15

 例えば、21日放送の『ダウンタウンDX』で、食事会のときにサラダを取りわけなかったり、鍋の取り皿に豆腐を残しているのにもかかわらず、豆腐を追加投入してくる女子とは、「(次は)ないな」と思うそうだ。女性ゲストからブーイングをくらい、中村は「女性を減点方式で見るようになってしまった」と説明したが、これは彼が単なるオレサマだからだろう。矢口が不倫に走ったのも、中村のそういったところが嫌だったからなのかもしれないが、中村は自身のオレサマぶりに気づいていないような気がする。

 自覚がないといえば、元妻の矢口も一緒である。『5時に夢中!』(TOKYO MX)に出演した際、不倫をあてこすられて「男女のことは、当事者同士でなければわからない」と発言した。一見正論だが、この言葉は第三者が、当事者を傷つけないために使用するのが常で、落ち度のある“加害者”が言うべき言葉ではないのだ。

 「夫婦は合わせ鏡」と巷間言われるが、良くも悪くも夫婦って同レベルなんだと思わされる2人である。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。最新刊は『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)。
ブログ「もさ子の女たるもの

最終更新:2016/01/28 21:16
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