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田中正人さん

 哲学書では異例の10万部ヒットとなった『哲学用語図鑑』(プレジデント社)。丸っこくも甘すぎない図解を用いて、主要な哲学者の考え方が1人1~2ページで簡潔かつわかりやすく紹介されている。難解なイメージも強い学問だが、「哲学はスピリチュアルが嫌いな人にお勧めです」と著者の田中正人さん。哲学を難しく感じる理由や哲学のいいところ、哲学が生活にどう役立つかについて話を聞いた。

■哲学が小難しいのは“連ドラ”だから

――田中さんの本業はデザイナーですが、なぜ哲学の本を作られたのでしょうか?

田中正人さん(以下、田中) もともと実家の本棚に哲学書が並ぶ家庭で育ったため、よく読んでいたんです。デザイン以外の仕事も広げていきたいなと思いまして、こちらの本の内容を事務所のスタッフと一緒に7割くらい作成して出版社に持ち込みました。その後、フリー編集者の斎藤哲也さんに監修してもらい、完成しました。

――7割も事前に作られるとは、すごいですね。

田中 私はデザイナーなので、事前に何案か出すというのは仕事で普通にやっていることなんです。

――哲学書としては異例の10万部突破となりましたが、どういった点に気をつけて作られたのでしょうか?

田中 まず網羅性ですね。一般的な哲学入門書を20冊くらい読んだときに太字で出てくる哲学者やその考えを網羅的に紹介しています。また、一つひとつの項目にしっかりオチがつくように心掛けました。大喜利をしている感覚ですね。

――哲学は、わからない人や苦手な人には、まったくチンプンカンプンな学問でもありますよね。

田中 哲学がわかりにくいのには理由があるんです。まず哲学は連ドラのようなもので、あの哲学者はこう言ったが、これはこうではないか、という批評、批判で発展してきました。「すべての哲学はプラトンの注釈である」という言葉もあるくらいです。連ドラを途中から見ても相関関係がわかりにくいように、哲学も古代から追っていかないとわかりにくいんです。この本も時系列にしていますので、最初から読むのがおすすめですね。また、本文中では、ほかの哲学者の考えがないとわかりにくい場合は参照ページを付記しています。

 哲学者による難易度もあります。ニーチェは単体でも読みやすく面白かったのですが、カントは僕にはかなり難しかったです。

■西洋哲学はスピリチュアルが嫌いな人向き

――本には東洋哲学が入っていませんね。

田中 西洋は哲学と宗教が完全に分離しているのに対し、東洋は哲学に宗教の要素が入ってきます。この本で紹介した西洋哲学は、完全に論理の世界です。信じる信じない、社会的通念に対し、よいか悪いかなどは関係なく、整合性が取れていればいいというのが西洋哲学です。その点で、とても数学に似た学問だと思います。この本は絵を使った図解を多く用いていますが、言葉や図にできるということは論理的だということです。

 一方、東洋哲学は超論理の世界です。例えば輪廻の、無限に続く流れから解脱するという考えも超論理ですよね。整合性が取れているかは重要ですが、それだけという価値観ではない。

――「言わずもがな」や「行間や空気を読む」といった非言語コミュニケーションの強い日本は、西洋哲学がなじみにくい風土なのかもしれませんね。

田中 西洋哲学という意味での哲学は明治に入ってきた学問なので、日本においては新しい学問でもあるんです。とことん論理的という点で、スピリチュアルが嫌いな人には西洋哲学は向いているかもしれません。

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