[女性誌速攻レビュー]「婦人公論」1月26日号

誰もが自分語りしたくなる……「婦人公論」100年の秘訣は女たちに与えてきた“ヒロイン感”

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「婦人公論」1月26日号(中央公論新社)

 祝! 「婦人公論」(中央公論新社)100周年!! 大正5年に創刊して以来、戦争も高度経済成長もバブル崩壊もその類まれなるおばちゃん根性……いや女性ならでの視点で見つめ続けてきた稀有な女性誌。リードにも「長きにわたり愛していただけたのは、奇跡ともいえる出来事です」とあります。

 さてそんなおめでたい号の冒頭に登場するのは、「婦人公論」三種の神器の1つ、美輪明宏(ちなみに残り2つは氷川きよしと瀬戸内寂聴)。インタビュー「幸福は、研究と努力で自ら掴み取るものです」では、特集タイトル「100年分の幸運」を「残念ながら、そんなものはありません」と一蹴。「甘えるのもたいがいにおし!!」というこの説教の流れ、「婦人公論」読者が身震いするほど好きなパターンです。さらに美輪様、「運を呼び込む方法」をいくつか伝授していますが、「黒っぽい服装はできるだけ避けます」はまだいいとして、「眉を隠すと『ツキ』を隠す(中略)前髪は、眉毛が見えるぎりぎりのところで切り揃えましょう」「髪の毛にシャギーを入れてはなりません。ざんばら髪は不幸の始まり」と風紀委員のようなことを言い出す始末。2016年、ぱっつん前髪の中年女性を見たらそっと幸せを祈ってあげてください。

<トピックス>
◎特集 100年分の幸運をあなたに
◎50代からは“徳切れ”にご用心。今からできる「貯徳法」あります
◎「婦人公論」100周年に寄せて

■全部前世とご先祖様のせいにしたい

 今号は、新年の寿ぎに100周年のお祝いがプラスされた非常に華々しい内容。生々しい読者体験手記も、毒々しい潜入ルポも今号はお休みです。特集には「私の幸せルール」として、萬田久子ら業の深そうな女性たちが多数登場しています。萬久さんは「ワインが恋人なら、カシミヤは親友かしら」に並ぶ名言、「女性にとって男性の存在は、風紀委員でもあるし、美化委員でもある」をぶちかましていますので、萬久ファンはぜひ。

 さて、そんな萬久さんのイイ女コントはさておき、「婦人公論」読者が好きそうな「50代からは“徳切れ”にご用心。今からできる『貯徳法』あります」。リードによりますと、「人間は幸運を引き寄せる“徳”を持って生まれる、といわれています。ところがその徳は長い人生のなかで消費され、『50歳を過ぎると底をつく』」のだそうです。「古神道教秘術家」というスゴイ肩書きの先生いわく、「生来の徳には2種類あり、1つはご先祖様が善い行いをして徳を増やし、それがわが家の“貯徳”となったもの」「もう1つは、生まれ変わる前の自分が積んだ徳」。そして50代でこれらの貯徳が底をつくのは、「長い人生においては、ウソをつく・人を傷つける・ムダ遣いをする(中略)そのたびに徳を消費してしまうからです」。徳切れになると「夫が突然リストラされた」「最近、体調が悪くて家事も満足にできない」などの症状が出るそう。今「それは年齢的なものでは……」とつっこんだあなた! ハイ、徳消えた!

きよし、ファンレターに返信すればいいだけじゃん!

しぃちゃん

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