【messy】

ベッキーとゲス川谷の不倫に見る、既婚男性の『妻と別れる』本気度のポイント

2016/01/08 20:00

 「矢口真里クローゼット不倫事件」を塗りかえるほどの衝撃を芸能界に与えた、ベッキー(31)と「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音(27)の不倫騒動。川谷は昨夏にバンド関係者の女性と入籍しており既婚者だったが、昨秋からベッキーと親密な関係になり、離婚を画策していたことが「週刊文春」(文藝春秋)誌上で明らかにされた。

 川谷と妻は2011年から交際していたそうで、およそ4年付き合っての入籍。多忙ゆえか秘密主義な川谷の性格ゆえかは不明だが、あくまでも極秘結婚で、挙式や披露宴も行っていなかったようだ。かくして夫婦生活スタートからわずか3カ月後の昨年10月に川谷はベッキーと出会い、交際に発展、12月には妻に離婚を切り出すというハイスピードな展開を見せた。

 ベッキーはかねてよりゲスのファンだったが、同誌によれば、直接二人が知り合ったのは昨年10月21日。そこから急速に2人は距離を縮め、離婚と再婚を考えるようになるまであっという間であった。

 初めてのデートは11月26日。3日後の11月29日にもデートしているので、最初からかなり意気投合したのだろう。川谷が妻に離婚を切り出したのは、その約20日後。本当に早い! 付き合いはじめて一カ月も経たない段階なのに、川谷は現妻と別れてベッキーと再婚することを考え実行に移している。さらに「大切な人がいる」と不倫していることまで自ら暴露した川谷。いやいや、それだけは隠し通さないと「大切な人=ベッキー」にこうした形で災難が及ぶことぐらい想像できなかったのだろうか。芸能人でなくとも、たとえ自分の不倫が原因で離婚を切り出す場合でも「君とは合わない」とか適当な理由ではぐらかすのが常套手段であり、バレない限り決して自ら不倫を告白してはいけないというのが「不倫既婚者の不文律」のようだが……。

 離婚の意思を告げて気が楽になったのか、その後、川谷はベッキーとホテル泊デートを重ね、クリスマスも正月も妻ではなくベッキーと過ごしている。これはもう、遅かれ早かれ離婚するしかない流れだ。ベッキーが突然心変わりして川谷の元を去ったりしない限り、彼が妻の待つ家に戻ることはもうなかったかもしれない。

○ポイントは「スピード勝負」

 さて、ベッキーの試みた不倫略奪は、世間にバレて仕事上大変なことになったという点は問題だが、シンプルに男女関係のみで考えれば見事に成功している。ネット上には、「彼を不倫略奪したい」という悩み(?)相談や、「不倫略奪愛を成就させるには」といったアドバイスのコンテンツが山ほどあり、いかにそうしたノウハウに需要があるか痛感する(ちなみに“略奪相談”に関しては、女からの投稿は腐るほどあるのに男からの相談は全然ない)。

 そうしたコンテンツではおおむね、次の3つが「略奪愛を成功させる女の三訓」とされている。

■迫るな。
■待つな。
■期限を決めろ。

 いわく、「いつ奥さんと別れてくれるの?」と迫ってはいけない。不倫男は要求の多い妻に疲れて、別の女性に安らぎを求めていることが多いからだそうだ。しかし期限を決めずにダラダラ肉体関係を持ち続ける“都合のいい女”になってはいけない。だからこそ、言葉で「ねえ、いつ別れてくれるの?」と迫りたくなるよりもっとずっと早い段階、付き合いはじめてすぐの時点で相手をめろめろにさせて一気に離婚を切り出させる「スピード略奪」が、もっとも成功率が高いのだという。まさにベッキーと川谷のパターンそのものだ。

 また、夫を不倫略奪「された」妻側からも、同様の意見を聞く。3年前、結婚5年目だった夫の不倫により家庭崩壊に至ったAさん(34)は、今回の報道で当時の悪夢がよみがえったという。

「その年の12月、夫の帰宅があまりに遅い日が何度も続いたので怪しいなと思って、いろいろ調べてみたら、11月に夫が同僚女性らしき人とデートしていた証拠を、その女性のSNSで見つけて。どうも10月から頻繁に会っているらしいことがわかりました。とりあえず泳がせていたら、クリスマスも年末年始も“仕事”とか“学生時代の友達と飲む”とか偽ってまったく家に帰らなかった夫が、正月明けに私に『離婚してほしい』と言ってきたんですよね。でも私が問い詰めてもその女性との不倫を認めないので、離婚までかなり泥沼化しました。いまだにトラウマです」(Aさん)

 Aさんの元夫のケースも、不倫スタート直後から一気に燃え上がり、わずか2カ月で離婚を切り出すに至っている。ただ、その後、不倫相手と元夫が再婚したかどうかは知らない、とAさんは言う。

 不倫は配偶者を“障害物”扱いすることで、大いに盛り上がる恋だ。しかしどちらにしろ、人間同士の恋愛感情がずっと互いに高いテンションをキープし続けることは難しい。だからこそ、ハイテンションのうちに勝負を決めてしまうことが肝なのだろう。

 逆に言えば、現在不倫中で略奪を目論んでいるが、彼がなかなか離婚を言い出さないまま半年以上経過してしまった……というような女性は、その男性との略奪再婚はあきらめたほうがいいかもしれない。
(犬咲マコト)

最終更新:2016/01/08 20:00
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