[ジャニーズツッコミ道場]

『ジャニーズカウコン』特番、16年の歴史を振り返る中で見つけたいくつかの新発見

2016/01/04 17:00

〇長瀬の「アトゥイ恋」問題
 近年、TOKIO・長瀬智也は「LOVE YOU ONLY」のサビ「君が~君が~熱い~熱い恋をする~なら~」という部分を必ず「アトゥイ~恋を」と歌う。演歌歌手などが長年同じ歌を歌っているうちにアレンジに走るようになるのと同じ現象だが、少なくとも2009-2010年のカウコンではまだ「熱い恋」だった。

〇NEWSメンバー間のカウコンへの温度差
 「オーディション受けたら、それからすぐのカウントダウンライブのチケットをもらって。いちばん後ろから2列目くらいの席でお母さんと2人で見た」という初々しく素敵なエピソードを披露したNEWS・増田貴久(以下、まっすー)。だが、それに対し、すかさず「関係者席じゃないの(笑)? 一般席?」とおそらく悪気なく、ナチュラルにバカにする加藤シゲアキ。

 さらに、入所後すぐにデビューとなり、先輩のバック経験がほとんどない手越祐也が「J‐FRIENDSのこととかあんまり知らない」と言うと、「ちゃんと勉強しなさい! 手越にもピッタリの総集編がある」と語ったまっすー。ジャニーズの鑑のように見えたが、その先に、ある「事件」のことが語られる。

〇「まっすー全然踊れない」事件
 手越に「この人、ダンスユニットってまったく踊れないときあったよ」と言われ、「それは、ゆーなって!」と一旦制したまっすーは、自ら2011-2012年のカウコンでの「事件」について触れる。

「各グループからダンス好きそうな人をピックアップして、今夜限りのスペシャルダンスユニットみたいになってたんだけど(中略)、当日ギリギリで振り付けして」「俺、1カウントも踊れなくて『にっちもさっちもどうにもブルドック』の後の『わ~お!』だけちゃんとできて」

 実はこれ、個人的に積年の最大の謎だった。ダンスユニットの最前列にはHey!Say!JUMP・山田涼介と、手越祐也、KAT‐TUNの中丸雄一が、真ん中にはJr.の屋良朝幸、さらにJUMP・八乙女光や元KAT‐TUNの田中聖などがいて、山田のバク転や屋良のアクロバットが派手に炸裂するカッコいいダンスが披露された。

 だが、まっすーはというと、ただ1人、山田のバク天を横目にソワソワうろうろし、最後だけポーズを決めるという状態で、「まっすーは何だったんだろう? 出番を間違えたのかな」「手越と一緒にいるうちに、うっかり付いてきちゃったんだろう」などと想像していた。

 だが、真相は「バタバタで振りが覚えられなかった」という事情だったらしく、本人の口から「今までで一番の失敗だね」と聞くことができ、4年越しの謎が解けたのは最大の収穫だった。

 その時々でグループやメンバー個々の状況が変わり、見返すたびに新たな発見がある「カウコン」。面白かった年もそうでない年も、後々に楽しみが広がることが多いだけに、消去できない永久保存版なのだ。
(田幸和歌子)

最終更新:2016/01/04 17:05

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