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Photo by Danny Choo from Flickr
 福袋が再び脚光を浴びている。以前と異なり、正月から寒空の下で並ぶ必要はなし。めぼしい福袋の情報を事前にチェックし、予約開始と同時にネットでポチり。正月に福袋が届いたらSNSで中身を見せ合い、当たりを「大福」、ハズレを「鬱袋」と呼んで盛り上がる、というのが近年の楽しみ方だ。

 福袋の最新情報を掲載している人気サイト「福袋ニュースカレンダー」管理人のMOMOTA氏に「欝袋」をつかまないコツについて聞いた。

――昨年は、女性ファッションブランド「Ungrid」の福袋が、ツイッターやインスタグラムで炎上しましたね。1万6,000円と比較的高額なのに、中身は店頭で投げ売りされている売れ残り品やペラペラのニットばかりで、ひどいありさまだったとか。「穴があいていた」「シミがついていた」など、信じられない報告も相次ぎました。

MOMOTA氏 (以下、MOMOTA) テレビのニュースでも扱われ、謝罪文を出して異例の返金対応をするほどの騒ぎになりましたからね。以前は即完売になる人気の福袋だったのに、今年は中身の画像を公開しているにもかかわらず、いまだに売れ残っています(12月22日現在)。一度傷ついたブランドイメージは、なかなか回復できないようです。

――もうひとつ、「サマンサタバサ」も「鬱袋」で話題になりましたが。

MOMOTA でも、「Ungrid」と違って質に問題があるわけではなかったんですよ。例えば、LINEスタンプ柄の財布が入っていたことがやり玉に挙がっていましたが、一部のマニアにとってはむしろ当たりですよね(笑)。ハズレが多いからこそ当たりにも出会えるわけで、僕はこういう遊び心は面白いと思います。でも、SNSではハズレを引いた負け組の声が大きいから始末が悪い。クレーム対策として、近年は大手ブランドのほとんどは福袋専用の商品を企画・制作し、事前に中身を見せて売る手法をとっています。

――確かに、どれを買っても同じ内容の福袋は増えていますよね。あれは本当にお得なんでしょうか?

MOMOTA よく「7万円相当の商品が2万円」などの宣伝文句がありますが、福袋用に作られた商品ですから、そもそも定価なんて存在しません。企業側も赤字では商売になりませんし、薄利ながらもちゃんと利益が出るように作られています。とはいえ、質の悪い福袋を出すとネット民に袋叩きにされてしまう。有名ブランドにとってイメージ損失は何よりも怖いので、努力して質を保っているところが多いと思います。

――では今後は、「鬱袋」が出る可能性は少ないんですね?

MOMOTA 良くも悪くも平均化していて、ハズレが少ないかわりに当たりも少ない、というのが最近の傾向ですからね。ただ、偽物には注意が必要です。私の知る限り、Yahoo!ショッピングなどの小さなショップで売られているコスメやスポーツ関連、インポート福袋には偽物が非常に多い。一方の楽天市場は、規約が厳しいため、偽物は少ない印象です。また、オークションで個人から買う場合も、お金を送っても商品が来ないというトラブルが多いので要注意です。

――「鬱袋」とは反対に、「絶対に損しない福袋」というのは存在するのでしょうか?

MOMOTA  百貨店の食料品、電化製品、有名ブランドのコスメは、損をしない「三大お得福袋」です。実は最もコスパが良いのが百貨店の食料品の福袋で、百貨店の担当者に話を聞くと、ほとんどが50%から70%オフになっているのだとか。食料品は定価が明白ですから、お得感を出すためにとことん薄利にしているそうです。また、電化製品の場合は、価格コムで検索すると一目瞭然。福袋なら最安値よりもさらに安いので、欲しい商品があるならおすすめですね。
(渡辺裕希子)

福袋ハンター・福袋アドバイザー MOMOTA
元星セント・ルイスのセント一門で、兄弟弟子にはヒロミなどがいる。人気サイト「福袋ニュースカレンダー」の管理人。福袋の発売速報を365日間更新し続けている。「これから買うなら、おすすめはジェラートピケやAIGLE、ロクシタン。特にAIGLEは満足度が高く、私も毎年購入しています」

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