角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第102回

「こんな保育士&スタッフはイヤだ!」保育園経営者が語る雇用のホンネと対策

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事務の方にわかりやすくするために、レイアウトを変えました。でも、事務はまだ決まっていません

 気づくと年末、4月から始めるベビーシッター派遣事業の準備で毎日が忙しいです。自分で決めないといけないことが多すぎるのですが、決断はいつも“霊感”です(笑)。振り返ると「駒沢の森こども園」をオープンしたときから、いつもそうでした。

 今回のベビーシッター派遣事業は、以前にプロデュースした「音羽の坂こども園」とは異なり、「直営」になるので、保育園をもう1つ作ることに近い労力がかかりますね。ただ、雑誌「サイゾー」の連載で知り合って仲良くなった人が手伝ってくれているので、孤独感がないです。初めての保育園オープンの時は、みな「絶対、失敗する」「なんでアイツが保育園経営なんだよ」「バカ」とまで言われていたのに対して、保育業で実績ができたせいか、今回は「さすがですね」「また成功しそうですね」……なに! この手の平を返したような周囲の反応は。笑ってしまいそうですよ。

 いつも私がビジネスを始める上で大切にしていることは、「あったらいいな」です。子どもが小学2年生になっても、「この3時間どうしよう」と困ることがあります。2時間ぐらいならどうにかなるけど、「夕方から夜にかけて不在だし、心配」みたいなことです。そこからベビーシッター案は始まりました。会社を設立したとき、定款に「保育園の運営、派遣業務」と入れていたこともあり、保育園にいい物件(パワースポットという視点です)がないなら、シッター派遣をしようと自然にアイディアが浮かびました。今回、拠点にする西新宿の物件はもちろんいい気の流れです。

 そこで困ったのが、保育園の事務です。オープンから現在まで毎日出勤していて、営業と事務の全てを1人でやっています。ちなみにシッター事業の方の事務は決まりましたが、問題は駒沢の森こども園の方です。シッターの拠点事務所へ向かう前に、保育園に寄ることは可能ですが、短時間で事務の全てを終わらせることはとても無理。しかも一番重要なシッター採用が、1月半ばから始まります。なので、事務ができる人を探しています。面接はちょくちょくしていますが、うーん。主婦で子どもがいて、毎日6時間ぐらいの勤務を希望しているような方に向いているのかもしれませんね。いままで人の紹介のみでしたが、どこかに求人を出した方がいいのかも。

 人は決まらないですが、取り急ぎ、保育園の事務スペースのレイアウト変更をし、誰が見てもわかりやすい空間を作りました。いままで1人だったので、自分が見てわかればいいという乱雑な感じでした。事務のスキルも恥ずかしい話ですが、保育園をオープンした頃はワードしか使えなかったのですが、いまはスタッフから「シフト表を作ってください」と言われても、数分で作れるようにはなりました。大人になってからも学ぶことはいっぱいです。調理師免許も取ったし、毎日が勉強ですね。

■小阪由佳さんが視察に来てくれました

 勉強といえば、先日この連載で対談した小阪由佳さんと、小阪さんの運営する保育園の園長さん、室長さんが視察に来てくれました。あたり前だと思っていることでも、一方では「目からウロコ!」ってことが互いにありましたが、共通する悩みはスタッフに関することでした。「子どもとはうまくやっている人だけど、スタッフや親とのコミュニケーションがまったくできない人がいる」とか「清潔感がなんとなくない」(なんとなくだからこそ、指摘しにくい)とか、他園の話だから笑って聞けるけど、うちにいたら悩みますよ。

 そしてアルバイトといえども、一度雇った人に辞めてもらうのはとても難しいです。小阪さんは「逆上してあることないことネットに書かれたら困る」と言っていて、お互い芸能人だからこそ、そのへんのことをとても警戒しているのです。2ちゃんねるなどの掲示板を警戒しているのではなく、ここで怖がっているのは、保育園口コミサイトのことです。逆に人を雇うときは、うちの園では名前で検索していますが、園長さんが言うには、働いていた幼稚園、保育園を聞いて、「●●保育園 ●●先生」と検索するとヒットしやすいのだとか。確かに名前だと犯罪歴ぐらいしか調べられないですよね。
 
 口が堅くて、美人な事務さんと出会えますように♪

角川慶子
(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月1日に「駒沢の森こども園」をオープンさせる。家庭では7歳の愛娘の子育てに奮闘中。

「口コミ」ほどリテラシーを必要とするものはないですから

しぃちゃん

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