男性への愛撫をゲイ男子に学ぶ。究極テクは前立腺への正確&丹念な刺激!

 私は、性的にはとても受け身です。そういう女性、多いですよね。男性は攻める性、女性は受ける性……と単純化したくはありませんが、勃ちさえすればすぐに挿入OKになる男性と違い、女性が濡れて開いて受け入れ可能となるには前戯が不可欠。愛撫を受ける、というのは、たしかにコミュニケーションの一貫ではありますが、女性にとっては必要不可欠なステップでもあります。

 それでいうと本来、女性から男性への愛撫は物理的には必ずしも必要なものではなく、気持ちよくなってほしい、たくさんふれ合いたいという純粋な気持ちの発露です。「彼がヨガっているところを見てみたい」という好奇心または嗜虐性の表れとして、男性に愛撫を仕掛ける人もいるでしょう。でも受け身ド真ん中の私は、正直いって、男性への愛撫が苦手。「好きに攻めてみて」といわれても、適当にあちこちに唇を這わせてからのフェラ、ぐらいしかできないのです。「男性は女性を高めるべく誠心誠意、愛撫すべし!」と思っているのに、自分がそれからほど遠い状態にあることへの反省は常に胸にあります。

 そこで気になっているのが、アナル攻めです。いきなり飛躍しすぎですかね。でも、本格的なアナルファックの経験はないものの、私もそこを指やローターで愛撫されたり、舐められたする愛撫が気持ちいいということは身をもって知っています。まして、男性には前立腺があります。ただ快感だけでいうなら、ふつうのセックスよりそこへの刺激のほうが好きという人もいるくらい。ここを攻めると男性が悦ぶのなら、やってみたい。でも、なんの知識も技術もない私にとっては、アンタッチャブルな聖域なのです。

 そんな折、Yくんと出会いました。場所は、都会の秘宝館ことバイブバー。Yくんは「セックス大好き! たくさんするよ!!」と公言してじはばからない20代のゲイ男子です。本来は世界エイズデーにからめ、HIVなど性感染症に関するイベントで、Yくんもその講師として招かれていたのですが、私は話が脱線した部分、すなわち〈前立腺刺激レクチャー〉に興味津々。実践的なテクはもちろん、どんな快感なのかまで、詳細に教えてもらいました。

◎リアルで実践的な愛撫講座

Yくん(以下、Y)「指を挿入して刺激されると、勃起せずに射精しちゃう……それが前立腺。チ○コはヘナってるのにビュービュー出ちゃって、ほんとスゴイの。っていわれることもあります。女性は人によってオーガズムの時間が長く続いたり、何度もイッたりしますよね。それと似ているから前立腺でのオーガズムは〈メスイキ〉といわれることもあるくらい。もちろん一概に比較できるものではないけれど、ペニスだけの刺激だと一度出した後は快感も興奮も引いて賢者タイムになるけど、それとはぜんぜん違って、こっちのほうがぜんぜん気持ちイイ。女性もこれを覚えて彼氏にしてあげれば、もうハマッちゃって、『離したくない!』って言い出すかもよ~。下手すると、彼、ゲイに転向しちゃうかもしれないけどね」

 想像をはるかに上回る快感があるんですね。でも、アナルは女性にもあるけれど、前立腺となると自分にはない器官だけに、なんとなく怖さが先に立ってしまい、いまひとつ手を出せない……。

Y「むずかしく考えなくていいんですよ、そんなハードル高かったら僕らゲイだってやらないし。あ、もちろん誰もが前立腺好きっていうわけじゃなくて、アナルセックスがある程度市民権を得ているゲイコミュニティでも、そもそもお尻でしたくない、っていう人もいるし、〈バリタチ〉って呼ばれる、相手に挿入はするけど自分には挿れないっていう人もいるし……。ちなみに僕は、するのもされるのもどっちも好きです♡」

 あ、はい。Yくん直伝の前立腺刺激ってことで、コツってあるんですかね?

Y「もちろんあります、まず第一に、根気よく攻めること。僕も10代での初体験では、アナルへの挿入って最初は痛くて痛くて……でも彼氏のために我慢して受け入れていました。気持ちよくなったのは10回目くらいかな。個人差はあると思うけど、最初から感じてイキまくるって人は、まぁいないでしょうね。コツのふたつめは、正しい場所を知ること、なので具体的に刺激の仕方をお伝えしますね。男性には仰向けの姿勢でM字開脚してもらいます。これがいちばんスルッと挿入できる姿勢。ローションがあるとベストですね」

 そう、ローション大事! 成分にシリコンが入ったものがいいですよ。あと、準備するものといえば指サック?

Y「う~ん、これまで使っている人を見たことはあまりないんですよね。それよりも、ゲイコミュニティで一般的なのは〈シャワ浣〉ですね。シャワーヘッドを外して、お尻に直接お湯を出し入れして何度かくり返すんです、ウォシュレットで代用することもあるけど」

 中のモノを出したほうが筋肉もゆるむので挿入がスムーズ、ということで浣腸の必然性はよくいわれていますが、慣れている方たちは大胆かつ手早く済ますんですね!

Y「指を5、6センチ挿入したら、第二関節を軽く折り曲げます。すると、粘膜がペタッとしたところがあります。大きさでいうと10円玉くらい。そこが前立腺だから、指の腹でグッと押してください。なかには、『おしっこがしたくなる』っていう男性もいるけど、それをいわれたらちゃんと正確な場所を刺激できたってこと。前立腺は膀胱のすぐちかくにあるから、尿意を感じる人が多いんですよね。刺激しつづけると、快感に変わっていくけど……さっきいった〈メスイキ〉状態になるには1時間ぐらいかかる人もいます」

 長ッ! お話を聞いていて、女性のGスポット刺激に通じるところがあるなぁとは感じたのですが、女性器はそんな長時間の指での刺激には耐えられません。彼をイカせたいと思っても、1時間はちょっとしんどい……。

◎アナル特有のトラブルはあるけれど

Y「盛り上げるために、ほかの場所を愛撫するっていうのもあるけど、その場合はペニスより乳首がいいと思いますね。でも、できるだけすみやかに射精へと導きたいなら、最初に彼のペニスが勃起した状態のときに、指入れするといいかも。彼氏をリラックスさせて、ときにお母さんになった気分であやして、最後にはドロッと射精……。慣れてくると、2、3回続けていけるようになる人もいますよ」

 彼をそこまで導くには、こちらの根気と冷静さが必要とされるってことですね。でも、肛門も前立腺も本来であれば挿入されたり刺激されたりする器官ではないだけに、度を過ぎると弊害ってあるんでしょうか?

Y「痔になったり、脱肛したりす人は少なからずいますね。あと、これは個人的体験ですが、彼氏と湯船でアナルセックスをしてから、ふたりで街にデートに出かけたとき、アナルに入っていたお湯がまとめて出てきてしまって……。驚いてトイレに駆け込みましたよ! ジーンズにまでは染みなかったので彼にはバレなかったものの、パンツはびしょ濡れ。ほんとうに焦りました」

 以前、当コラムで〈入浴後に膣からお湯がジャバー現象〉をお伝えしましたが、アナルでもそれが起きるとは! 膣にしてもアナルにしても、中に入っちゃう人はきちんとお湯切りするのが大事ですね。あと、括約筋を鍛えればいいんでしょうか。

 Yくんの話で、女性→男性の前立腺刺激も、相手の身体をよく知り、リラックスさせて心身を開放させ、相手のペースで根気よく刺激するのが大事ということを知りました。これって、男性→女性の膣内刺激と同じですよね。要はどこまで相手の身になって考えられるかってこと。

 今回伝授いただいた前立腺刺激をすぐに試す試さないは別として、人から人への愛撫の基本のようなものを教えていただいたような気がします。いつかきっと、チャレンジしてみせる!

■桃子/オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。

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