仁科友里の「女のためのテレビ深読み週報」

misonoを炎上タレントたらしめる、“壊滅的なセンスのなさ”を読み解く

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『家-ウチ-※アルバムが1万枚売れなかったら misonoはもうCDを発売できません。』/avex trax

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の芸能人>
「話を盛ったり、その時の気分で言っちゃダメだと思う」misono
『旅ずきんちゃん』(TBS系、12月6日放送)

 “炎上”はタレントのイメージダウンになるかと思いきや、案外おいしいらしい。たびたび炎上騒動を起こしたタレントの新山千春が、『しくじり先生 俺にみたいになるな!!』(テレビ朝日系)で明かしたところによると、炎上ブログには大量の批判コメントがつき、そのコメントをつけた人が、自分へのレスや他人のコメントを読むため、たびたびブログを訪問するのでPVが激増、結果的に新山の収入が増えることになるという(有名人のブログは、PV数に応じて、広告収入が入る仕組になっている)。

 つまり、新山は意図的に“炎上”を起こし、最近はテレビでこういったカラクリを明かしているわけだから、“炎上”で二重に稼いだ計算になるが、一方“炎上”でトクをしているように見えないのがmisonoである。自らテレビで引退を宣言しておきながら、ブログでそれを撤回する姿を、お笑い芸人・有吉弘行とおぎやはぎにそれぞれ「引退詐欺」「引退ビジネス」と揶揄され、ネット上でも批判が噴出し、炎上。misonoが注目されれば、当然ブログのPVも稼げるだろうが、あの独特の冗長な文章を定期的に読みたいと思う人は、少数派ではないだろうか。私にはmisonoの炎上はプラスに働いているように見えないが、彼女がその辺の事情を告白したのが、12月6日放送の『旅ずきんちゃん』(TBS系)である。

 司会の大久保佳代子相手にmisonoは、かつてテレビとブログで告白して炎上した「5人からプロポーズされた事件」を説明する。「30歳までは結婚願望がなかったら、プロポーズされても全部断っていたが、31歳になって今すぐにでも子どもが欲しい」と思うようになり、結婚を前向きに考えるようになったそうだ。5人のうち、2人がmisonoの結婚の条件(専業主婦、すぐに子どもが欲しい、別居婚)を満たすことがわかり、デートを重ねていたが、結局は「相手が面白くない」との理由で断ったという。5人からプロポーズされたとブチ上げた割に地味なオチだが、私が注目したのは、misonoが「相手に『結婚を前提に交際してください』と申し込まれた」と説明したことである。

 misonoだけでなく、独身女性がおかしがちな勘違いであるが、「結婚してください」と「結婚を前提に交際してください」は全然違う。前者は明らかにプロポーズだが、後者はそうではない。今のところ結婚するつもりだという意味で、「結婚する場合もあるけれど、しない可能性もある」という単なる交際の申し込みである。misonoの結婚の条件を、大久保は「支離滅裂」と表現したが、それらについてmisonoに交際を申し込んだ男たちが異議を唱えないのは、「実際に結婚するわけではないから、今のところはどうでもいい」からなのではないだろうか。

「ウチ」という言葉が全てを表しているオンナ

しぃちゃん

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