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『三匹のおっさん』(文藝春秋)

 人気作家の有川浩が、またしても版権引き揚げ騒動を起こしていたことがわかった。有川は昨年、文藝春秋から版権を引き揚げて出版業界を驚かせたが、今回は新潮社から版権を引き揚げたのだという。

 今年5月、ブログで有川は「ある会社に伝わった話が悪意で歪められてゴシップ記事にされるようになりました」と告白。「悪意で歪めた話が発信されるのは、紀尾井町と矢来町」と、文春と新潮社の所在地を挙げ警告していた。「この被害を回避する」という名目で版権を移動させると予告していたが、その後このブログの通り、新潮社からの版権を引き揚げた。

「人気作『三匹のおっさん』シリーズの版権は、昨年文藝春秋から新潮社に移ったばかりですが、今度はわずか1年ちょっとで講談社に移動。同作の文庫は文春版、新潮版、講談社版と3パターンが存在するという前代未聞の珍事が起きています」(書籍編集者)

 文藝春秋との絶縁は、同社の担当編集者が有川からのプレッシャーに耐えられず精神を病んでしまったことに端を発したといわれているが、新潮社とはどんなトラブルが生じたのだろうか?

「文春のときと同じように、新潮社でも有川からのプレッシャーで体調を崩す編集者が続出したそうです。有川の作品も以前より売れなくなってきており、そこまでのリスクとコストをかけて抱えていたい作家ではなくなったということで、新潮社から切られたのだとか」(出版関係者)

 これで現在、有川と付き合いがあるのは、KADOKAWA、幻冬舎、講談社のみになってしまった。

「角川と幻冬舎からはすでに体を壊す編集者が出ており、担当者が定まらない状況だとか。講談社も、有川から社内人事にまで口を出されて参っているほか、最新刊『コロボックル絵物語』が思ったほど部数が伸びず、悩みの種になっているようです。有川自身は文春と新潮社から切られた事実を受け止められず、『情報が漏れているので自分から移籍を申し出た』『情報漏えいの犯人も調べはついている』と触れ回っていますが、周囲は『また妄想が始まった……』と頭を抱えています」(同)

 まさに編集者泣かせの“文壇の女帝”。近い関係者には迷惑かもしれないが、その並外れた妄想力こそが、熱心な読者がつく物語世界を作り上げるには必要不可欠なのかもしれない。

『三匹のおっさん (文春文庫)』 そして紀尾井町と矢来町が危険地域に…… amazon_associate_logo.jpg
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