[女性誌速攻レビュー]「VERY」12月号

「エンフォルドで母になる」! 「VERY」の大胆な特集名に見た“売れ続ける”理由

very201512.jpg
「VERY」2015年12月号(光文社)

 最近、Web版の「東京カレンダー」の記事が話題になりました。三軒茶屋や銀座、豊洲など、東京の街を移り住んだ1人の女性のエリアごとのライフスタイルを追っていく「東京女子図鑑」という記事は、どことなく「VERY」(光文社)を意識しているようにも見受けられます。一体どこが似ているのか? 本家「VERY」をチェックしてみましょう。

<トピック>
◎大好きな母のこと
◎もしかしてVERY失格!?
◎エンフォルドで母になり、ドゥーズィエムで私になる!

■混在する「VERY」の女観

 今月は、連載ページから見ていきましょう。毎回、著名人が母のことを語る「大好きな母のこと」という連載には、俳優の鈴木亮平さんが登場しています。鈴木さんのお母さんは、やりたいことは自由にやらせてくれたということですが、それでも1つだけ徹底的に教え込まれたのは「女性を必要以上に特別視をしても蔑視をしてもいけないということ」だそうです。そのために、鈴木さんは今でも、さほど重くない荷物を持ってあげるのは、蔑視なのかなと悩むこともあるとか。見出しにも、しっかりと「男女平等」と書いています。

 次のページは、小島慶子さんの連載「もしかしてVERY失格!?」。こちらでは、「女はなぜ、自分の配偶者に対してだけ非常にあたりがキツいのか問題」を取り上げ、それは「私はあんたのママじゃねえ」と感じているからではという結論に導きます。そして、「いま初めて赤ちゃん抱きながらこれを読んでいるあなた」に対して「子どもを産んだついでに、溢れる母性を旦那にも……とか、絶対に思ってはいけません」とアドバイスしているのです。

 さらに次のページは、クリス‐ウェブ佳子さんの連載「WWW4W」が。結婚して10年を迎えるそうですが、最近ご主人との間に壁があると感じるらしく、「長年夫婦生活を続けていると、たとえその相手が言語も文化も異なるイギリス人でも『阿吽の呼吸』が通ずる仲になれるものと勘違いしてしまうが、それはなかなか難しい」と語っています。しかし彼女いわく、新婚当初2人の呼吸はピタリと合っていたそうで、それを「他人行儀な距離感と緊張感が漂っていたからこそ」と分析。夫婦の間に「慣れは禁物」と説きます。

 連載コラムだけで、三者三様の意見に触れられるのは、「VERY」ならでは。「男女平等」「旦那の母親になるな」という主張と並ぶと、クリス‐ウェブさんの「夫婦の間にも緊張感が必要」という主張は、一時代前「VERY」の考え方に思えます。「緊張感」という言葉をさらに深読みすると、「妻や母という立場に甘んじ、夫になあなあな態度で接しない」しいては「夫の前でも女であるべき」という考えにも通ずる気がしますが、雑誌全体がフェミニズムに流れがちな今の「VERY」についていけない一部の読者にとっては、必要なものということなのでしょうか。このバランスがどう変化していくのかが、「VERY」の女性像を探る見所の1つとなっています。

「甘トラの母もいる。」は若干スベっていたけれど

しぃちゃん

今、あなたにオススメ



サイゾーウーマンのSNS

  • 「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

関連リンク

アクセスランキング

  1. 葵つかさ「松潤の相手」表記にクレーム
  2. 木村拓哉の足首タトゥーが解禁?
  3. 嵐と10年付き合った放送作家が「ヒドイ話」をブログで暴露
  4. 「嵐はしゃいでた」発言で日テレP炎上
  5. マギー不倫報道に“非道すぎる圧力”
  6. 草なぎ剛結婚報道のウラに木村?
  7. 『大貧乏』視聴率暴落&批判のワケ
  8. 成宮友人A氏、「和解」提案の舞台裏
  9. マギー、M字開脚に「痛い」の声
  10. 『A LIFE』初回14.2%にテレビ関係者絶句
  11. キムタクは「がんばっちゃう男」である
  12. 袴田吉彦の不倫相手が売名活動へ
  13. 工藤静香がインスタ開始で夫婦アピール?
  14. 『カルテット』視聴率左右するシーン
  15. 山崎賢人、「恋人匂わせ」投稿に呆れ
  16. “意外すぎる”不倫常習犯タレント
  17. 篠原涼子、「演技派女優」計画は失敗? スペシャルドラマ不振で「やっぱり現代劇向き」の声
  18. 葵つかさ「ヌード披露」で売名説激化?
  19. 「レンタル彼女」は法的に問題ない?
  20. “もう終わった”イケメン俳優3人

ジャニーズの人気記事

  1. 葵つかさ「松潤の相手」表記にクレーム
  2. 木村拓哉の足首タトゥーが解禁?
  3. 嵐と10年付き合った放送作家が「ヒドイ話」をブログで暴露
  4. 「嵐はしゃいでた」発言で日テレP炎上
  5. 『A LIFE』初回14.2%にテレビ関係者絶句

カルチャーの人気記事

  1. 「婦人公論」で小保方連載スタート
  2. 猫トラブルの原因は人同士のいさかい?
  3. 「日本が独裁国家に」映画監督が警告
  4. 「捨てられる妻」の典型とは?
  5. こなれを捨てた「CLASSY.」が暴挙へ

海外ゴシップの人気記事

  1. トランプ就任式はしょぼくてもOK!
  2. ケイティ、年末年始に日本を堪能
  3. マライアが“バツ2”自虐ギャグでノリノリ
  4. リアーナ、J. Loをアンフォロー
  5. 私たちが知らない『クリミナル・マインド』の7つのこと