[女性誌速攻レビュー]「CLASSY.」1月号

読者年齢が上がっている「CLASSY.」が、「30すぎて若さにこだわるな」と説法企画を展開

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「CLASSY.」2016年1月号(光文社)

 ここ1年ほど、「若い」「ゆるふわ」「かわいい」を目の敵にして、目下「こなれ」「大人」「余裕」が漂うスタイルを激推ししている「CLASSY.」(光文社)。読者年齢の上昇が「CLASSY.」から、「ぶりぶりしときゃエエやろ」精神を奪い、一歩一歩サバサバ女ゾーンへと突き進んでいます。

 しかしよく考えてみると、“大人の余裕ファッション”としてユニクロやGAPの商品が紹介されるのは、矛盾がありやしません? そんな読者のもやつきをスカッとさせてくれるのが、おなじみ関西読者です。特集「冬のカッコいい3大アウター徹底研究」内の「関西オシャレ読者の3大着回しカレンダー」に並ぶのは、Aquascutumのトレンチ、GIVENCHYのチェスター、PRADAのダウンというお高そうなコート。3人の関西オシャレ読者はそのお高そうなコートを「友達と映画」「カフェで資料作り」「年末の買い出し」など、日常のシーンで着こなしているのです。袖を通さず肩からかけて、なぜか片手にパン、片手にコーヒー持って街をうろつく関西オシャレ読者。コートをドカジャンに、コーヒーを麒麟淡麗に、パンをスルメに替えたら……こういうおっさんうちの近所にいますよ! こんなお高そうなコートを着てるのに、底辺読者に親近感すら与えてくれる、関西オシャレ読者の懐の深さを思い知った素晴らしい企画です。

<トピックス>
◎特集 冬のカッコいい3大アウター徹底研究
◎新連載 30代がくれたもの
◎30すぎて「若さ」にこだわるの、やめませんか?

■「一体どういうこと……?」じゃねぇわ!!

 今年は暖冬だと聞きますし、不景気ゆえに変わりづらいトレンドなどを見ても、今季のアウターは売れづらいのではないでしょうか。しかしそんな読者をお店にダッシュさせてこその女性ファッション誌。「どうやらこの冬は、今までのものじゃ、しっくりこない予感。ベーシックで変わらないと思っていた、チェスター、トレンチ、ダウンのカタチが激変したのがその理由です」とリードで力説する「CLASSY.」。どんなに変わったのかと思えば、「前よりもシルエットがゆるくなったり、着丈が長くなったり……」って、激変ちゃうやんけ! いや、絶妙なサイズ感こそ、こなれファッションの生命線なのでしょう。と無理やり納得して先に進みます。

 4人の“イケメン”たちが好きな冬アウターを語り合う、超絶ご都合座談会「僕たち、チェスターコートが好きなんです!」など魅力的なページもありますが、紹介したいのは着回し企画「冬の結論18アイテムで12月の着回しDiary」。主人公は広告代理店勤務の女性(30歳)。「NPO法人を立ち上げ、アフリカに学校を建設中の彼、マイトとは付き合って2年だが、なかなか結婚の話にならないことが最近の悩み」とのことです。マイトなる男性、12月だというのに足元はサンダル……漂うナオト・インティライミ臭。

 煮え切らない関係の彼がいる一方で、「仕事ができると評判の」同僚にクラッときてしまう代理店女子。マイト・インティライミが「結婚なんてまだ考えられないよ」と言い残してアフリカに帰っていった途端、仕事できる君と夜中まで残業して話し込んだりといいムードに。またこの女性が相当なぶりっ子気質と申しますか、「昨日の夜にLINEで盛り上がって寝不足になっちゃった。仕事集中しなきゃ!」とだいぶ相手との距離を詰めながら、「突然クリスマスデートのお誘い。一体どういうこと……?」とキョトン顔。どういうことって、そういうことでしょうよ!

30代から「オモロイ女」を目指すと、9割がた上沼恵美子路線になるという悲劇な

しぃちゃん

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