[ジャニーズ・メディアの裏側]

テレビ関係者が明かす、KAT-TUN・田口の評判と「日テレとジャニーズの関係性」

2015/12/03 19:00
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キャラ立ちはしてた方だと思うんですけどね……

 「入口、出口、田口です!」のフレーズはもう聞くことはできないのか――。KAT‐TUN・田口淳之介が、来春のグループ脱退およびジャニーズ事務所からの退所を発表した騒動は一向に収まる気配がない。この重要な発表の場にテレビ局のイベントが選ばれたことに対しても、テレビ関係者から疑問の声が聞こえてくる。

「所属タレントのプロモーション計画には慎重なはずのジャニーズ事務所が、このタイミングでの脱退を許可したことが不可解です。最初に田口脱退の一報を聞いたときには、彼が不祥事を起こしたのかと思ってしまいました。元メンバー・田中聖の“前科”もありますし。いずれにしても田口が、自分たちのコンサート会場で“卒業”を宣言するならまだしも、発表の場に選んだ『ベストアーティスト2015』(日本テレビ系)は、テレビ局主催のイベント。この番組にKAT‐TUNはデビューから10年連続で出演していますが、局にそこまでの恩義があると思えません」(テレビ局関係者)

 KAT‐TUNと日本テレビは、『ウタワラ』(05年10月~06年3月)『カートゥンKAT‐TUN』(07年4月~10年3月)『KAT‐TUNの絶対マネたくなるTV』(11年10月~12月)などレギュラー出演番組も多く、蜜月関係にあった時期がある。
 
「確かに日テレは、一時期までKAT‐TUNを売りだそうとしていたようです。『カートゥンKAT‐TUN』はレギュラー放送が終了したのちもゴールデンやプライム帯でスペシャルとして3回も復活しています。しかしグループのイメージと、“ファミリー感”を大事にする日本テレビのステーションイメージが少し合わなかったようです。『カートゥンKAT‐TUN』が終わった10年に、この番組の一部スタッフによって新たに作られたのが、『嵐にしやがれ』。つまり、日テレは2010年を境に『嵐』押しに完全にスイッチしたのです」(テレビ局関係者)

 また、『カートゥンKAT‐TUN』のスペシャル版の番組内容は、先輩芸能人に生きるための秘策やアドバイスをもらうというものだったが、この方向性は初期の『嵐にしやがれ』に引き継がれている。

 前出の関係者によれば、日本テレビはその後、KAT‐TUNのグループというよりも個々のメンバーを売り出すことで、ジャニーズ事務所との関係を良好なまま持続させようとしたのではないか、と話す。

「亀梨でいえば、10年からスポーツ情報番組『Going!Sports&News』(同)のスペシャルサポーターとして登場、11年にはドラマ『妖怪人間ベム』(同)の主演に抜擢。以後も『東京バンドワゴン~下町大家族物語』(13年)、さらに来年16年には、シリーズ累計50万部を誇る神永学氏の著書『怪盗探偵 山猫』を実写化した『怪盗・山猫』の登板も控えている。一方、中丸雄一も11年から始まった日曜朝の情報ワイドショー『シューイチ』(同)のレギュラーとなっています」(同)

  一方、田口もドラマ『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)で主役・古美門研介を裏から支える加賀蘭丸役や、『所さんのニッポンの出番!』(TBS系)にレギュラー出演し、存在はお茶の間にも浸透していた。

「それでも、亀梨や中丸に比べれば田口の影は薄い。正直に言えば、制作者側もジャニーズという看板がなければ彼を起用しないでしょう。『番組に使ってみたい』と思わせるところまで“キャラ掘り”がされていないだけかもしれませんが、いずれにしても田口は、今の自分の立ち位置に鑑みて、居場所はKAT‐TUNでも、ましてやジャニーズにもないと判断したのでしょう。またKAT‐TUNとしてのライブも当面ないことから、強引にでも、引退発表をこうした公の場で伝えたかったのかもしれません」(同)

 デビュー10周年というメモリアルイヤーを春から3人で迎えるKAT‐TUNは、入口も出口もない八方ふさがりに陥っているように見える。果たして、これから3人と1人となる彼らは、どうなっていくのだろうか。

最終更新:2015/12/03 19:00

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