【messy】

「不倫はどう考えてもデメリットしかない」と思う理由

2015/11/21 20:00

 最近、このコラムとは別にお悩み相談コーナーを持たせていただいている中で、改めて「人それぞれいろんな悩みがあるんだな~」と感じるとともに、相談内容の中に浮気や不倫に関するものがあることが気になっています。

 私は比較的ラフにセックスするタチではありますが、彼氏がいる期間はセフレを作らないし、彼女や奥さんがいる男性とは恋人・セフレ関係にはなりません。

 もしかしたら、過去にセックスした相手の中には本当は彼女がいるのに「彼女いないよ」と嘘をついた男性もいるかもしれませんが、彼女がいる or 奥さんがいると知った上でセックスしたことは一度もないです。気になった男性がいたとしても、彼女や奥さんがいると知った時点で、性的な目で見たり恋愛対象として接することはなくなります。

 浮気や不倫など、誰かが傷つく可能性のある恋愛(本当は浮気や不倫を恋愛とは言いたくないんですが)にはとことんアンチです。特に不倫は絶対にNG。自分がしないのはもちろん、身近な人にもしてほしくない!

 女友達に不倫の相談をされる時は、もう全力で止めにかかります。こういう場合、相談と言っても形ばかりで「不倫している自分に酔いたい」「話を聞いてほしいだけ」という人が多いので、私のアンチ不倫論なんて大きなお世話だと思われてるんでしょうが……。でもやっぱりそれを知ってしまったら、「そうなんだ、上手くいくといいね」とは嘘でも言えません。

 そんな感じで、私が何度止めても不倫関係を続けていた女友達がいたのですが、ある日「ズルズル不倫してホントしょぼいよね」と言ったところ、後日「『しょぼい』って言われてやっと目が覚めて、彼との関係を切ることができた。ロリルミありがとう!」と感謝されたことがありました。なぜか彼女には、私が何度も語った「不倫相手の奥さんからの慰謝料請求の可能性」よりも「しょぼい」という一言が刺さったようです。

 少し話がそれましたが、なぜ私がアンチ不倫派かというと、どう考えてもデメリットしかないと思うからです。不倫から始まった関係=100%不幸になるとは言い切れませんが、スタート地点から明らかに問題が多いのも事実でしょう。

 以下は私が思う不倫のデメリットです。

・浮気や不倫の末にめでたく結ばれたとしても、今度は自分がされる側になる可能性があり、常に怯えながら交際するハメになる
・相手の配偶者に不倫がバレたら、慰謝料を請求される可能性がある
・不倫がバレた場合、不倫相手の配偶者のみならず、それぞれの親族、子供がいる場合は子供、さらに自分の親やその他関係者までも傷つけ、その後何年にも渡って恨まれる場合もある
・いくら浮気や不倫が周りにバレないように気をつけていても、バレない可能性はゼロではないため、フリー同士の交際ではしなくてもいい心配を常にしなければならない

 まあ、こんなことを言ったところで、不倫に燃え上がる人々は「不倫関係でも私たちは真剣に愛し合ってるんです!」とかなんとか言うでしょう。でも私としては、「あなたたちの言う“真剣”って何ですか?」と思うんです。

 真剣に愛している相手を、わざわざ不倫相手という社会的に不利な立場にしますか? 大切な人を自分の二番手の立場にしておくことが、いかに失礼なことかわかりますか? どうして配偶者を簡単に裏切る相手の「愛している」という言葉を鵜呑みにできるんですか?

 そして何より「不倫がどれほど不誠実な関係か」ということから、なぜ目を背けるのか――私が不倫する人たちに対して抱く、一番の疑問点です。結婚していても、配偶者以外の人を好きになってしまい、結果的にその相手と両想いになることがあるのは理解できます。しかしそれなら、まずは離婚して独身になるのが先だと思うし、それをしない相手に愛している・愛されていると思えるのが不思議でなりません。

 それにいくら「愛してる」と言ったって、「もう一生、不倫相手しか愛せません!」という人は、実際のところそんなに多くない気がします。別れた後は他の人と付き合ったり、かつての不倫相手のことを「どうしようもないヤツだった」とか思ったりするのでしょう。結局、人を好きになる気持ちってその程度だったりすることも多いですよね。だったらなおのこと、妙なリスクのない恋愛をしたほうがいいと思います。もちろん、フリー同士の交際でもいろんな事情があったりしますが、やっぱり問題は少ないに越したことはありませんから。

 個人的なトラウマがあるワケでもないのに、不倫への怒りを書きなぐってしまいましたが……。選択肢がたくさんある中で、わざわざ不倫という茨の道を歩み、思ってもみなかった不幸に苛まれる人が少しでも減ってほしいと思っています。

■Lollipop-Rumiko/通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。

最終更新:2015/11/21 20:00
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