[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

来春から通う公立小の説明会へ……お金持ちから庶民まで雑多な感じにワクワク!

2015/11/02 19:00
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(C)倉田真由美

 娘ココは幼稚園の年長で、来年度は小学生です。そこで先日、目黒区から公立小学校の説明会の案内が送られてきました。うちが希望している小学校は区が指定する学校ではなく、隣接校といって、目黒区に申請して許可が下りたら通うことができる学校です。応募者が多いと抽選になるみたいですけどね。その小学校で学校説明会があるということで行ってきました。

 妻くらたまは当日仕事でいないので、オレはココを連れて行こうかと思ったんだけど、たまたまママ友とLINEしていて「ココを2時間ほど預かれない?」と試しに聞いてみると、「いいよ~」というのでお願いすることに。ココに「お友達の家で遊んでてくれる?」と聞くと、「やった~、なにを持っていこうかな!」とカバンにおもちゃを入れ、超張り切ってますわ……。もう友達と遊ぶ方が楽しくなってきてるんだろうな。オレと遊ぶのもあと2、3年かも。寂しいけどしかたない。オレも50近いので、体力的に5歳児のテンションにいつまでも合わせることが難しくなりますしね。

 そんなわけでココを友達の家まで連れて行き、オレ1人で説明会へ。教室に入ると2、3組のママと子どもがいたけど、子どもたちは走り回ってイスを倒したりしてる。これはやっぱりココを連れてこなくてよかった! 周りの人に迷惑かけるんでね。ママたちは走り回っている子に「おとなしくしなさい!」と注意はするんですが、子どもたちがイスに座って大人しくしてるのは2分が限界。そうこうしていると、続々と保護者のみなさんが入ってきました。全部で40人ほどかな。夫婦で来ていた人が4、5組で、あとはママ1人。パパ1人で来ているのはオレだけです。中には赤ん坊連れのママも5人くらいいた。

 説明会は校長先生のあいさつからスタートし、プロジェクターを使いながら1年生の年間行事と小学校の特徴など話していると、赤ん坊たちが泣き出した。「うぎゃーうぎゃー」と1人の赤ん坊が激しく泣き始めると、連鎖してほかの赤ん坊たちも大泣き! 先生の声が聞こえない……。説明会は1時間と注意書きにあったのに、こういう場になんで赤ん坊を連れてくるのか、まったく意味がわからない。週末だったのに、パパが自宅で見ててくれないのだろうか。

 ちなみにざっと周りのママたちを見てみると、見た目が50~60歳くらいのママが2~3人、身なりが小ぎれいなママが2人くらい、上下ジャージのママも5、6人はいました。ジャージでこういう場に来るママは、我が道を行くというか、逆に潔い! あとはスーパーでの買い物帰りなのか、レジ袋を持ってるママも2、3人いたかな。学校説明会が面接試験の前哨戦である私立小学校の説明会では見られない光景じゃないですかね。

 説明が終わり、校舎の中を保護者たちでぞろぞろと廊下を歩いてると、校長先生が「こちらが1年生の教室になります」というじゃないですか。「ココも来年はこの教室で勉強するのか!」と教室内を見回しました。で、廊下に1年生たちが「夏休みの思い出」というテーマで描いた絵日記が貼ってあったので、じっくり読んでみました。

 「家族でハワイに行ってきた」「シンガポールの、屋上がプールになってるホテルに泊まった」「グアムのプールで遊んだ」など海外旅行してる子たちが多い。さすが目黒区だな。7月、8月の旅費は高いよ! 富裕層もかなりこの小学校にいると見た。でも中には「区民センターのプールに毎日行った」「公園でセミ取りした」「ゲームやった」など夏休みを近所だけで過ごしたと思われる絵日記も。これが私立の小学校だと、クラスの大半が海外旅行するんだろう。とはいえ、ここ目黒区はそこそこ家賃が高いですけどね。いろんな層がいる公立校の雑多な感じがいい! ココも新たな友達ができるだろうし、オレもまたママ友の輪が広がるだろうし、小学校入学がいまから楽しみですよ! 

 ちなみに小学校の説明ですが、参加してるママたちの人間観察に夢中でよく覚えてないんですが、学童でピザ作りや工作などのワークショップが80以上あるそう。これなら子どもたちも楽しいだろうなと思ったくらいかな。あとは無事にこの小学校に行けるのか、目黒区からの返事待ちですね!

最終更新:2015/11/02 19:00
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