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 深夜のお色気系バラエティや地方営業など、芸能人が“落ちぶれた”と後ろ指を指される仕事は数あれど、その最もたるのはパチンコ営業かもしれない。酒井法子やLUNA SEA・河村隆一、モーニング娘。など、かつてのスターのパチンコ営業はメディアでも度々紹介されているが、これらの企画やブッキングは誰のどんな思惑から成立するのか。今回は、古くからパチンコ業界に携わる、元アスリートで芸能界にも通じている飲食店経営・X氏に話を聞いた。

――初歩的な質問で恐縮ですが、パチンコ営業とは実際に何を行うのでしょうか?

X氏(以下、X) 普通のトークショーと変わらないよ。パチンコに関するトークなんてちょっとでいいし。トークができない人も、MCをつけて掛け合いをしたり。人によっては撮影会とか握手会、サイン会をやったり、打ってるお客さんのところを回って、話しかけたり……みたいなのもあるね。

――Xさんはブッキングをされているとのことですが、どういった流れで決まるのでしょうか?

X 基本的にはブッキングをやってる会社や個人が、「●●がいくらで行けます」とか「■■の事務所がやりたがっているみたいですよ」とか、各ホールに営業を仕掛けるんだよ。反対にホール側から「あのアイドルを呼べませんかね?」なんて依頼がくることもある。

――パチンコ営業はよく「ギャラが高い」と言われますが、相場は?

X 完全に人によるけど、ある程度の目安はある。各ブッキング担当はランク付けされたリストを作っていて、事務所の大きさやそのタレントの人気や旬、それに過去のデータから照らし合わせて、手頃なタレントをいつでも用意できるようにしてるよ。

――具体的な金額は?

X 例えば加藤茶だったら、1店舗20分で100万円、3店舗回って1日で300万円って感じだけど、ポッと出の一発芸人なんて、せいぜい1日で30万円ってとこだな。ビッグダディなんて、しゃべりもしなければファンサービスも微妙だったから、20~30万円の営業が数回あっただけで、もうオファーがないからね。

――営業によって“落ちぶれ感“が出てしまう?

X そりゃそうだよ。パチンコ自体が決してクリーンな遊びじゃないし、そこからお金を得てるって時点で、落ちぶれたと思われるのは当然。パチンコに狂って自己破産しちゃうバカがいっぱいいるわ、子どもを駐車場に放置して死なせる親が社会問題になるわ、そもそもキチンと税金を払っているのかも怪しい会社ばっかり……。

――それでも大きなお金が動く業界ということで、ブッキングは大忙しですよね?

X それが、そんなこともないんだよ。全盛期に比べると、市場規模は半分くらいなんじゃない? 最近は芸能人じゃなくて、パチンコライターを呼ぶ店も増えてきた。彼らはお客を呼べるし、ギャラも格安だから、どんどん芸能プロの市場を奪っている邪魔な存在なんだよ。

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