セックス中にWオー●ズムを簡単に実現できちゃうグッズが神すぎた!

 「クリイキより中イキのほうがすばらしい」という風潮、根強いですよね。たしかに中イキはビッグウェーブ的な快感にさらわれて我を忘れそうなときもありますが、クリだけで強烈な快感を得られて十分満足できるときもあります。中イキのほうが頻度は低いので貴重な体験とされている面はあるのかもしれませんが、総合してみるとどっちが上とはいえないのでは……と日ごろから考えていた私に、『ヴァイブレーターの文化史』が答えをくれました。

 同書は欧米におけるバイブレーターの成り立ちからジェンダーを論じる有意義な1冊です。女性の性欲をないものとしたがゆえに、「男性のペニスが挿入されたときのみ、女性が快感やオーガズムを得られる」という社会通念が生まれ、結果、クリ刺激やマスターベーションによる快感を一切否定するに至った……という歴史が膨大な文献をもとにひも解かれていきます。

 そうなんです、「クリトリスの快感なんて、取るに足らないもの。俺たちに貫かれて得られる快感こそ至上!」というのは男の論理。私たちはそれを内面化してしまい、「中イキ > クリイキ」と思い込んでいるだけだったんだ! と腑に落ちました。

 現代を生きる私たちまでそんな男の願望に取り込まれる必要はないですよね。読後に、「女性の快感を、女性である自分たちの感覚でとらえ直そうよ!」と居住まいを正した考えた結果、私というひとりの女性が最も好きなのは〈挿入した常態でクリを刺激した結果の、ダブルイキ〉という結論に至りました。基本はクリイキなのですが、それと連動して膣も脈打ち、大きな快感が押し寄せてくるため、身体も脳も両方同時にイッていると錯覚するのです。この種のオーガズムに関しては、これまでにも当コラムで採り上げてきました。

満を持してバイブを導入! クリ派女子に教えたい、快感のステップアップ術
諸条件をクリアし、「確実にイキたい」という願いを実現する秀逸ローター

◎セックスでのWイキはむずかしい

 バイブでも、本体(サオ)からクリバイブがちょこんと飛び出たものはこの〈ダブルイキ〉を目指して作られているのでしょうが、実際にはこれがむずかしい。本体の長さによってはクリバイブが敏感なところにうまくフィットせずな、もどかしさだけが残ります。だからこそ、ドンピシャでクリを刺激できるものに出会ったときは、感激もひとしおです。

 セックスでこのオーガズムを得るとなれば、パートナーの協力が必要です。挿入してもらい+自分の指でクリ刺激する、というのが、これまで私が最も確実だと思っていた方法ですが、場合によってはクリイキまでにけっこうな時間がかかります(すぐイクときもあるけど)。それまでパートナーには淡々と腰を振ってもらうことになるので、それが心苦しくなり、「きょうはもういいや」とな尻切れトンボに終わりがちです。

 簡単なようで意外とむずかしい、ダブルイキ。でもこれが手軽にできるグッズを見つけました。TENGAから発売されたばかりの「SVR」です!

 リング部分を男性器の根本に装着してスイッチを入れると、上部の平たい部分がローターとなっていてブルブル振動します。この種のグッズ自体は、実はそれほどめずらしいものではありません。が、ローター部分がぼこっと膨らんで立体的になっているものが多く、総じてクリへのフィット感がいまひとつで、いままで継続して使用したものはありません。そこにきて、このSVRはローター部分に平たさが最大の肝! 彼のペニスに装着したうえで、ぎゅーっと結合部を押し付け合うと、絶妙にフィットしてくれるのです。

 その前に、挿入時点に話を戻させてください。私はかねてから、バイブとペニスの物理的な違いを、「人体では不可能な〈振動〉という動きを愉しむのがバイブ」「ペニスには体温がある」として、両者の気持ちよさをまったく別もの、としてきました。ところが、このグッズを使うとペニスが振動するわけですよ。そりゃ、直接モーターを搭載したバイブと比べると振動は微弱です。でもペニスを小刻みに震わせるには十分です。ローターとバイブ、それぞれのよさが融合しているとなれば、気持ちよくないはずないでしょ!

◎新しい絶頂感に出会ってほしい

 そして繋がったそばから始まるクリ刺激。振動は5段階+リズム2パターンなのですが、ぎゅっと押し付けられているときは、最弱の振動でもかなりキます。中と外、両方から攻め立てられて、もう頭が真っ白に……。このとき、パートナーにはできるだけ腰を小さく振ってもらいましょう。ストライドが長いと、どうしてもローターが離れてしまうので、快感に集中できません(ペタンペタンというマヌケな音もします)。私は特に膣の奥=ポルチオで感じるので、大きなピストンではなく、奥にぐりぐりペニスの先端を押し当てるようにされるのが好きです。

 振動を強めると、情けないことに私はすぐイッてしまうのです。振動レベル2でもう昇天まっしぐら! 敏感な方であればレベル1でも同様の現象が起こると思わますので、長く愉しみたいなら、途中で彼に身体を離してもらうか、自由に腰を振ってもらうかして、いったん密着度を下げます。そして、そろそろイキそう……というときに、ここぞとばかり抱きしめてもらい、ローターをフィットさせる。こうするとかなり高確率で、めくるめくダブルイキが訪れるでしょう。

 「中イキしたことなくて物足りない」女性にも、「ふだんからばんばん中イキしますけど?」という女性にも、どちらにも試してほしい! クリイキとも中イキとも違う、目覚ましい快感を体感してください。きっと、快感に優劣をつけること自体が無意味だとわかるはずです。

 また、このSVR、男性にとっては「リングがはまっているから根本まで挿入できない」とのことなので、早漏気味の男性にも役立ちそう。そうでない男性だと不完全燃焼感が残るかもしれないので、自分がダブルイキできた後はすみやかにリングをはずし、彼のターンにしてあげましょう。

■桃子/オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。

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