[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

幼稚園最後の運動会で負けて号泣する娘の涙が、クラス一同に伝染してエラいことに!

2015/10/20 18:00
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(C)倉田真由美

 先日、幼稚園に通っている娘ココの運動会がありました。年長のココは、幼稚園最後の運動会ということもあってか、1週間前から帰宅後に予行練習の結果を「今日も勝った!」と報告してくるほど気合入れて練習してたみたいです。「かけっこで1位を獲ったらおもちゃ買ってあげる」と伝えていたからかもしれないですが……。

 運動会当日は朝7時から会場である近くの小学校の校庭で、テントや万国旗の設置設営といったパパたちのお手伝いがあります。オレは毎年やっているので、当然今年も参加。しかし前日、幼稚園の掲示板を見てみると、設営に参加するパパの人数が4人のみ! この人数だと1人にかかる負担が大きすぎる。なので、園長に「パパの手伝いもっと募集して増やさないとマズいので、年少・年中のパパたちにも声かけお願いします!」と頼みました。運動会当日、朝7時前に会場に行くと、すでに5人ほどのパパたちが集合していました。その後もパパたちが増え、最終的には10人ぐらいになったかな。助かった! みなさんでテキパキと準備してたら30分ほどで終了しましたよ、人数多いと仕事も早い。

 設営をしたパパは、特権として場所取りを優先されるのですが、園児のきょうだいと思しき小学生が何人かウロウロしてるんで、観察していたらこっそりいい場所にシートを置いてるんですよ! 親が手伝いもしないで場所取りだけしていたら先生たちに注意されそうだけど、子どもだけなら周りの大人もなにも言わない。なるほど! こういうやり方もあるんだなと妙に感心しちゃいましたよ。

 開会式では年長の園児たちがあいさつをしていたのですが、ココが「あ、終わり(閉会式)のあいさつは私がやるんだよ」と突然言い出しました。すごいじゃん! よく聞くと4人であいさつするうちの1人みたいですけどね。

 早速競技が始まり、まずはかけっこ! 4人で校庭を1周します。ココはスタートこそいい感じだったけど、結果的にビリ。相当悔しかったみたいで、ハンパない号泣ですよ! 「ウギャー!」と絶叫しながら泣いてたもんで、先生たちが「がんばった、がんばった!」と慰めてくれていたのに、ココの友達の女の子が「ビリだけどいいじゃん!」と言うもんだから、また号泣。普段ここまで泣くことはないんですが、よっぽど悔しかったんだろうな。まあ、悔しくて泣くというのは、ココにとっていい経験になるはず。

 赤組・白組対抗の大玉転がしでは、ココたち白組が負けてしまった! そしたらココはまた号泣し、しかも今度は白組のみんなが泣き始めました。伝染したんだろうな……。父親参加の騎馬戦では、オレがココをおんぶして参加したのですが、ココは帽子を取られてしまい、さらに白組が負けてしまった。またしてもココは号泣です。負けるたびに泣くなんて、去年まではこんな姿を見たことがなかったんですけどね。やっぱり最後だから? 玉入れでようやく白組が勝利したのですが、オレもあまりにもココが泣いてかわいそうで、「なんとか勝ってくれ」と必死に応援しましたよ。

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