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『<40男>はなぜ嫌われるか』田中俊之氏×水無田気流氏 

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左から田中俊之氏、水無田気流氏

 専業主夫ではなくフルタイムで働きながら育児にも積極的な男性のことを指す「イクメン」という言葉がお茶の間に浸透して久しい。数年前には女性誌「VERY」(光文社)で「イケダン(=イケてるダンナ)」なる言葉も誕生した。これはイクメンに外見の良さが加わった男性のことであり、「イケダン最高!」と言わんばかりの同誌の煽りには、女性が「家事も育児もバリバリこなす美人なキャリアウーマン」を男性から求められるのと同じような息苦しさを感じてしまう。逆にそんな女性像を例えば「イケジョ」と勝手に名付けられ、「イケジョ最高!」などと男性誌の表紙にデカデカと書かれたりしたら、女性の多様な生き方が推し進められている現代においては炎上モノだろう。

 先日、武蔵大学で男性学を教え、各メディアでも新たな目線を持つ論客として活躍する田中俊之氏による新書『<40男>はなぜ嫌われるか』(イースト・プレス)が刊行された。「40男(よんじゅうおとこ)」とは田中氏が本書の中で呼ぶ、未婚既婚や子持ち・子なしの区別なく、2015年時点で30代後半~40代前半の男性のこと。彼らが仕事中心の生活を送らざるを得ない社会的要因や、それがもたらす影響について幅広い視点から解説しつつ、「昭和的男らしさ」と「平成的男らしさ」の狭間をさまよう苦悩や現実と自覚のズレに正面から向き合い、社会の中枢を担っていくため、またかつて自分たち自身が嫌っていた「鬱陶しいおじさん」にならないために40男がこれからどう生きていくべきかを提唱した一冊だ。

■変化する「男らしさ」の社会的背景
 本書の刊行を記念して、「『<40男>はなぜ嫌われるか』刊行記念 田中俊之さん×水無田気流さん トークイベント ~「40男という病」を乗り越えるために~」が先月、紀伊國屋書店新宿本店で開催された。ゲストには、詩人で社会学者の水無田気流氏。

 序盤ではまず、男性の人生が「働く」以外に認められてこなかったことから生じる弊害が語られた。田中氏は「職業やライフスタイルが多様化しているにもかかわらず、平日の昼間に街中を私服で歩いている男性は“働いていない”“マトモな人間ではない”という偏見が根強くある」と指摘。もちろん自分も気を付けているように、不審な目で見られないような清潔感のある見た目をする自助努力も必要だと念を押した。同様のことは水無田氏が先日刊行した『「居場所」のない男、「時間」がない女』(日本経済新聞出版社)でも論じられており、水無田氏も「日中の郊外の居住地区には女性と子どもしかいないという目線があり、それ以外の対象、とりわけ中年男性を排除する傾向がある」と同調した。「こうした地域や家庭に男性を帰らせない傾向は、男性の居場所を職場以外に止めるだけでなく、休みの日にすることがない、友達がいないといった孤立をも生み出す」(田中氏)のだ。

 また、話題は「男らしさ」について。本書の中で田中氏が述べている「昭和的男らしさ」の特徴は、乱暴、不真面目、大雑把。一方で平成的男らしさの特徴は、優しい、真面目、細かいことに気がつける。この男らしさの変容について、水無田氏はバブル崩壊前後で推移した産業従事者割合をデータで提示し、「社会の需要として、製造業や建築業などの汗水流して黙って作業するような第二次産業から、医療や福祉など人のケアをする第三次産業が大幅に増えたから」と語る。

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