角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第95回

起業ノウハウは自分で作るべし! 例えば、保育園経営者として「信頼されるファッション」は……

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4周年おめでとう! とにかく前を向いてがんばります

 9月1日で、「駒沢の森こども園」オープン4周年となりました! 保育園業を始めて4年ってことでしょう!? 自分でも驚きつつ、日々成長中って感じです。

 いま思い返すと、よく起業したなと思いますね(笑)。震災後最初の夏で、お金持ちほど西に避難している中、勝算なんてあるようなないような……。「絶対無理!」「すぐ潰れる」と中傷半分言われていたのに、今のところ勝ちと負けのどちらかといえば、恐らく勝ち。業界関係なく、起業を考えている人がいるなら、周りが反対してもやるべきだと思います。人間のパワーってやっぱりすごいし、私の場合、プレッシャーを感じた方が力が出るタイプなので、うまくいったのかもしれません。

 ただ、物事には時間差があるので、人を雇う以上、6カ月分の運転資金は用意していました。それくらいのお金を用意してから始めないと信用は得られません。もし自分1人の起業なら、すぐにでもやるべき。起業の本を読んだって始まりませんから。ノウハウは自分で作れ! です。よく、私のビジネスの成功(まだ成功じゃないけど)を理論で片づけたがる人がいますが、そんなの無理だってば(笑)。所詮、霊視だからね。場所、スタッフ、保護者、バスの車内放送広告、盛り塩、トイレの水晶に至るまで、パワーを感じるものしか選んでいません。だから、理論を述べた本は書けないし、かと言って「気になった場所で起業しなさい」といっても、その人が負のエネルギーを持っているなら負と結びついてしまい失敗に終わることもあり得ます。よく、「成功したいなら付き合う相手を変えなさい」「自分が変われば、付き合う相手が変わります」的なことが、経営学の本やスピ本に書いてありますが、あれは当たっていると思いますね。

■保育園経営者に求められるファッションは?

 起業してからはいいことばかりではなく、悪いこともありました。霊視で最初は“いい相手”でも、相手が変わってしまうこともあります。一度雇用してしまうと、よほどのことがない限りクビにはできません。半端な理由でクビにして、組合に行かれてしまうと困りますよね。それで雇い続けて、信用していた相手に裏切られることもありましたが、予兆があったので、大惨事にはなりませんでした。

 予兆とは、ズバリ「黒猫の夢を何度も見る」です。後にも先にも、スタッフに裏切られた時期にしか見なかった夢で、夢占いでは不吉な夢とされています。夢以外でも、スタッフが私を避けているのが伝わっていたので、「もしや?」と感じてはいました。それが残業代の不正だと知ったときは、ほんとにしょぼいことをやってくれた、と怒りを通り越して笑ってしまいました。そのスタッフは、給食用の生鮮食品を購入した際、自宅用の肉も上乗せして購入していました。主婦のちょろまかしですね。

 とにかく手探りからのスタートなので、模索しながらやったことを良いも悪いも含めて書いてみようと思います。

★盛り塩(家にも置いていますが、園にも置いてみたら変な親が来なくなりました)
★自分で毎日トイレ掃除(これをやってから、大きく売り上げに変化が!)
★メダカを飼う(先日、飼っていたメダカが全滅しましたが、売り上げをキープしています)
★ゴールドの下着を着る(着てから売り上げは確かに上がりましたが、霊能者のエスパー小林さんに、「あなたのラッキーカラーは青」と言われ、青色の下着に変えたところ下がることなく売り上げをキープ)
★スカートははかない(スカートをはいていた初期と比べると、契約成立率に大きな変化あり)

 補足すると、「バナナ・リパブリック」のマネキンが着ているような、職場で普通に見える服装で、なおかつトータルで(時計と靴は除く)3万円以内の服装を心掛けています。主に母親が見学に来て入園を考えるので、同性から見て感じのいい人じゃないといけないのです。高い服は感じ悪いし、ファストファッションは「おーい、角川さーん」ということで失望させます。

 ちなみに、爪は短いですが、赤だろうとベージュだろうと契約率に変化なし。髪型も同様変化なしです。確かに、娘がほかの保育園に通っていたころ、“スクールディレクター”と称する経営者の女性が毎日ミニスカートをはいていて、「こんな恰好で子どもの安全を守れるのか?」と常に感じていました。親目線で見ると、保育園の人にはフットワークのよさそうな人でいてもらいたいのです。

 娘の小学校も始まりました。また仕事に専念し、忙しくなります。お受験シーズンを前に、内申書のある小学校への書類作成など手が抜けない時期。頑張るしかない!

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月1日に「駒沢の森こども園」をオープンさせる。家庭では7歳の愛娘の子育てに奮闘中。

やはりどこかにGAP臭を感じてしまうのは私だけ?

しぃちゃん

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