「元カレ元カノフリーマケット」レポート

元カレ元カノからもらった品を売る!? 異色のフリマで驚いた、出品者たちの意外な心境

 8月半ば、街にはかげろうが立ち上り、「出かけるな危険」と注意書きしたくなるくらいの猛暑が続いた。人々は、涼を求めてゾンビのようにさまよっただろう。夏・東京……。そんな中、心にひんやりと冷たい風が吹くイベントが「道玄坂ヒミツキチラボ」で開催された。「元カレ元カノフリーマーケット」である。リアル脱出ゲームの企画制作をしているSCRAPが主催しているという。

なかなか捨てられない、元カレや元カノから貰ったプレゼント。
あの人に貰った指輪も、あの子に貰ったネクタイも、
成仏させて、諭吉に変えちゃおうぜ!

 というコピーは、一見アツいけど、失恋にまつわるため内容は寒い。どんなイタい失恋話が聞けるのか、タイトルを聞いただけでも妄想ふくれあがるイベントではないか。香ばしい匂いがぷんぷんするので、早速現場へ行ってみた。

 さて、フリーマーケットとはどんなところか、あらためて考えてみよう。要は「過去の遺物で金稼ごう」というイベントである。自宅の不要品をかき集め、見知らぬ人に押しつけて金銭をいただく。「リサイクル」とか「もったいない精神」とか言えば聞こえはいいけど、ぶっちゃけ、フリマで買ったものを有効活用してる人ってどれだけいるのかしら。ガチャガチャと同じで、「鼻息荒くなってやりまくったけど、家に帰って我に返ったらほとんど不要品」ってことがいっぱいありそう。

 しかもこのフリマ、失恋という“事故物件”の保障付きなんである。通常のフリマは、出品物のバックボーンなどは伏せて売るので、出品されている食器が単なる友人の結婚式の引き出物なのか、元カノの結婚式の引き出物なのかはわからない。しかしこのフリマは「これらはぜーんぶ事故物件です!」と公言しているのである。一体どんなものが出品されるのか? そして事故物件を欲しがる物好きはいるのか?

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一見普通のフリマ
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イラッとするカップルのラブラブ思い出話がたくさん聞けそうな、出品物の山
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14万円の脱毛器が6,000円。出品者は未使用だけど、浮気グセのある彼氏が1回使用しただけらしい。箱は使用感たっぷり
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同棲していた家を出るときに荷物を詰めたバッグ……重そうだ
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出品物中、最も高額な商品がこちら13万円なり。現金足りるかな?

 オープン時間になると、外で並んでいたお客さんたちが列をなしてやって来た。結構な混雑ぶりである。

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冷房も効かないほどの人の熱気。みんな、早く“事故物件”の失恋ネタを聞いて涼むんだ!
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……ふう。

活気あふれる会場で、気付いたことが1つある。お客さんたちはみな片手に、ビールやらカクテルやらを持っているのだ。ガチで買い物をしに来たというよりは、「スタンディングのバーに来たら、事故物件が出品されてました」というムード。酒の肴に聞く失恋話はうまかろう。

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いかにも渋谷に生息してそうなチャラ男も来場。彼はイベント中に行われた出品物のオークションでシングルベッドを購入。※本名を教えてくれたけど、きっと掲載したらまずい相手がいるだろうと気をつかって伏せておきます
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カーくんは、元カノからもらったビーズクッションと日本酒を出品。どちらとも仕事に励んでいるうちに、自然消滅したそう。ねえそれ、ほんとに付き合ってたの?
マスコットはいろいろ染み込んでそうなのよ

しぃちゃん

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