今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

ネットが“アラ探し”に興じる「佐野研二郎」、その経歴が物語る類まれな技術とは

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『佐野研二郎のWORKSHOP』(誠文堂新光社)

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎おひとつ提案
 昨年の小保方晴子・佐村河内守・野々村竜太郎の三重奏に比べればパンチ力こそ欠けるが、「自分でアラを探せる」という、これまでにないDIYオプションによってネットで大人気の佐野研二郎氏。「儲」でいったら今まででダントツだ。そりゃアラ探されるわ。

 でまた毎日新ネタが出て来るからこの人。パクりの真偽がどうこうよりも、大口の仕事が一つ所に集中する、デザイン業界の「前例至上主義」みたいなのが何だかなぁ。

 一度うまいことレールに乗ったら、あとは人にやらせようがパクろうが自動運転で左団扇。「多摩美大後、博報堂入社」の「博報堂」の部分に、ここに至るルーツを感じる。デザインの内容よりも、その売り出し、押し出しの方法を精査。レールに乗るための技術だけが鍛錬されて今に至ると。ま、私見だが。

 五輪の件で会見して以来姿を見てないが。声が武田鉄矢によく似てた。今度モノマネやってみるといいと思う。何の解決にもならないだろうけど。

◎アルバム名は『Wabi Sabi』
 シャーロット・ケイト・フォックス、新しいショートの髪型でコンサートツアースタートの報告会見。もちろん、歌も披露だ。……うーむ。以前の『水曜歌謡祭』(フジテレビ系)の生歌でも冷や汗かいたが、今回もものすごく微妙。つーか、ハッキリ言って歌ヘタである。

 何かこう、「メリケンの女優さんは歌もうまくて当たり前」みたいな無根拠なバイアスも手伝って、「歌がうまいってことにしておいた方が、見る方もラク」という、摩訶不思議な心理状態に陥り、皆で見て見ぬふりが続いている。

これでどこまで通せるか。『CHICAGO』後どうするのか。朝ドラオーラが抜けた今、「オカシイデショ!」と多忙を嘆くカタコトな感じが、マリアンにも見えてきた。

 女優としても歌手としても、どうも使い勝手が今ひとつだが、今ひとつであることを本人に悟られるのは気が引ける。親日の外国人に対する、日本人独特の「おもてなし気質」。それだけを糧に芸能界を渡るシャーロット・ケイト・フォックス。本当に『CHICAGO』後どうするのか。そういや、マリアンも歌ヘタだったなぁ。関係ないけど。

◎地産地消か?
 「フジテレビクラブ」から届いた「ドットネット最新情報」というメールのお知らせにビバーク!

 「ただ今絶賛公開中の映画『HERO』について、アンケートに答えた方の中から抽選で」っていうプレゼントの内容が「映画『HERO』のチケット」。しかも「5組10名」。……もう何からツッコんだらいいのか。大喜利だったら満点なんだが。こういうとこが、ねぇ。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

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