「匂いを嗅ぐ」「密着する」触らない“新型痴漢”にも気をつけたい

◎痴漢は犯罪です

「渋谷のCDショップでスカートの中を盗撮されており、その姿をたまたま居合わせたファンが発見。街の人と一緒に追いかけて、無事に犯人を捕まえた」というグラドルの友人がいます。

この話を聞いて、盗撮された時点で本人の気分は決して良くないですが、彼女のように犯人を捕まえられるのは、まだラッキーなケースだなぁと思いました。

痴漢被害に関しては、messyでも何度も取り上げられています。

■しつこいナンパや痴漢被害を「言えなくする」ミソジニーとミサンドリー
■痴漢対策を被害者が“押し付けられている”現状
■痴漢を消費するネプリーグと、女性の自意識に矮小化する人びと

直接触ってくる痴漢に比べれば、盗撮してくるタイプの痴漢はその場で捕まえることができれば加害者のスマホなどに「証拠写真」が残っているので立件しやすいかもしれません。

しかし、盗撮犯もあの手この手で女を撮ろうと考えているようで、スマホカメラのシャッター音が鳴らないようにして忍び寄ってくるケースや、超小型カメラを靴のつま先やバックの底に仕掛け、小指の先よりも小さな穴を開けて狙ってくるというパターンなどが『警察24時』などの番組で明かされています。

こうした手口だと、被害者もその場で気付きづらいと思います。

私は何度か、声かけタイプの盗撮被害に遭ったことがあります。

「スカートの裾になんかついてますよ!?」と路上で声をかけられ、軽くスカートをめくられたり、立ち止まったところを携帯などで撮られました。
一瞬すぎて何が起きたかわからなかったし、気付いた時には逃げられていて、残念ながらその痴漢を捕まえることができませんでした。

さらに最近では、「匂いを嗅ぐだけ」や「密着するだけ」という新型痴漢が増殖傾向にあるそうです。

満員電車などで直接触られた経験のある人もいると思います。

しかし、混雑していればいるほど、何かが体に触れている気がしても本当に痴漢されているのかわからない……と声を上げづらいもの。そうこうしているうちに、電車が目的地に着いて、うやむやになったという経験は多くの人がお持ちではないでしょうか。

つい先日、電車で目の前に立っていた男性が、私の顔を『凝視』してきた後、私の横の座席が空いた瞬間にかなり密接して着席し、揺れとともに、だんだんとこちらににじり寄って来ました。
手の甲をだらんと上向きにして座席に置いていて、「あれっ、この人もしかして、私の太ももを触ろうとしているのかな?」と感じました。
少し様子を見ているうちに下車する駅に着いたので、私はそのまま降りました。
触られたわけではないので痴漢とは言い切れませんが、気持ち悪さを覚えたことは確かです。

“新型痴漢”と言いましたが、私の隣に座ったあの男性が、触ろうとしたタイミングを逸して触れなかった……ということなら「痴漢行為」ですよね。
また、混雑してるからといって、やたら顔を近付けてきて匂いを嗅がれたりしたら、それってやっぱり痴漢行為でしょ。近付けないで、むしろ逸らして!

元警察官の友人女性がいるのですが、彼女いわく、触られたり、盗撮するわけではない“新型痴漢”の被害を訴える人は増えているものの、なかなか立件しづらいそうです。

とはいえ、念のため通報して被害届を出しておくことで、後に同じような被害者が出た時に証拠になるケースもあります。

また、警察に行った時は、担当してくれた方にお名刺をいただいておくと、その後スムーズにことが運んだり、いざという時にも役立つそうです。向こうから差し出してくれない場合でも、「名刺をください」と言ってみましょう。

警視庁のHPにはしっかり、こう書かれています。

スカート内をカメラやビデオで盗撮しようとする行為は迷惑防止条例違反などの犯罪になる行為と記載されているので、少しでも疑わしい場合は、証拠を抑えて捕まえることが最良の方法です。

痴漢被害は、被害者側が恥ずかしさや恐怖を感じたり、軽いタッチなどの場合だと「本当にこれは痴漢なのか? 偶然触れてしまっているだけなのか?」と判断しかねることから、その場で声を上げにくいです。だからこそ、自分が被害の当事者でないときでも、「何かおかしいぞ」「あの女性、困ってそうだな」と気付いたら、証拠を抑える手助けをするなど意識していたいです。

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