ナチュラルボーン・プロ彼女の生態は「献身」がデフォルト

 初めまして。園崎愛海と申します。ポールダンスや、着エロDVDのリリースなどをしている自由人です。テレビや雑誌に出たりはしないけど、グラドルとして一応ファンはいて、なぜか芸能界を拠点に活動する知人がやたら多い……そんな「芸能人未満」な私です。とはいえ「なんかよく分かんないけど謎に露出し始めた一般人」だと思ってます。どうぞお見知りおきを。

 messy で、私が気になった日常の出来事、話題の○○などについて、自分自身の探究心や好奇心を満たすためだけに詳しく突っ込んでいくコーナーを設けさせていただくことになりました。よろしくどうぞ。

 さて、第1回目のテーマは「プロ彼女」と呼ばれる人たちについてのリアルな生態について。様々なエンタメ記事や、雑誌「ViVi」(集英社)等で特集を組まれるほど大きく取り上げられたこともあり、読者の皆さんの多くはこの言葉をご存知でしょう。

 元々は芸能人と交際をする一般女性のこと総称していた呼び名です。ですが現在は、容姿端麗はもちろん、女性としての料理や彼氏へのもてなし方が一流であり、彼氏の行動には文句を言わず、浮気をされても怒るのではなく「浮気の原因を彼氏と一緒に考える」というような、非の打ち所のない手技手法で彼氏を虜にするのが「プロ彼女」としての認識が高まりました。

 「プロ彼女」になるべく、美貌を磨くエステ通いや、胃袋をつかむための料理教室通い、または一流男性が集まる飲食店やサロンに足繁く通う女性も存在するといいますが、そんな女性は恐らく「自慢できる肩書きを持った男性と交際したい」だけであり、プロ彼女の概念とは異なります。邪念が物凄いです。「○○さんタイプ!かっこいい!会ってみたい!」なら理解はできますが、、アクセサリー感覚の恋愛なんて、気持ち悪くないですか?意中の芸能人男性を仕留めるプロ彼女は、もはや“邪念”に突き動かされていません。

 これから、私の周囲に実在する本当のプロ彼女たちの生態を、少しずつご紹介します。彼女たちはいかにして芸能人と交際に至ったのか、“プロ彼女”としての生活に納得しているのか、さらにデカい野望はないのか……そんな企画から始めようと思います。

◎プロ彼女・A子さんの場合

 歯科衛生士として働く美人・A子さん(27歳)と彼氏さん(26歳/大活躍中の俳優)の出会いは、A子さんが勤務する審美歯科に特化したクリニック。クリニックは都内の一等地にあり、芸能人以外の患者さんも大体が富裕層という立地です。そこに彼氏さんは患者として通っていました。週に1度のクリーニングやホワイトニングに来ていた彼ですが、ある日A子さんに電話番号を記載した手紙をそっと渡したそうです。

 その患者さんが芸能関係の仕事をしている方だということは、A子さんにもわかっていたので、最初は「からかっているのか、下心だろうな~。遊ばれるのは怖いな~」と警戒していたそうです。が、特定の恋人もいなかった彼女は連絡をしてみました。

 身体の関係を持たないまま何度もデートを重ねるうちに、彼の方から「本気で彼女として一緒にいてほしい」との申し出があり、その誠実さに惹かれて交際をスタートさせ、ほどなくしてファミリーで住むにも物凄く広い4LDKの高級マンションで同棲が始まりました。衣類や靴などを収納するためだけの部屋が丸々一部屋あるそうです。A子さん、美人ではあるものの庶民の出でフツーに専門学校を出て働く平均年収300万円ほどのイチ歯科衛生士でありながら、一気にセレブになったわけです。非現実のような現実が本当にあるんですね~。

 ただ、この交際には彼から提示された3つの約束事がありました。

その1、彼の友人関係に干渉しない 
その2、美しさを保つためにジムでのトレーニング、脱毛、エステを怠らない
その3、デートの日取りは彼氏次第

 この3点以外の約束事はなかったものの、A子さんは忙しい彼のための体調管理、料理は食べる食べないに関わらず毎日作ること、寝る前には肩をもむこと、を自ら目標に掲げ、続けていきました。

A子さん「時々彼が飲みに行ったきり帰ってこないことはあるけど、そこに干渉しないのが約束だから全くしません。浮気の心配は……ゼロではないですけど、私が1番って自信があるので詮索はしません。同棲していますが、彼は家賃も持ってくれますし、歯科衛生士としての給料だけじゃできない生活をさせてくれてます。もちろん、それが理由で好きってわけじゃないんですけど……。私のためにエステに行かせてくれたり、似合うと思った服をプレゼントしてくれるので、彼が何をしているかわからないときのストレスもそこで発散されるのかも。元々私が料理は好きでよく作るので、そこはすごく褒めてくれます。外で彼が食べてきちゃって料理が無駄になるときも、『俺に尽くしてくれてる』とは思ってくれるでしょうから、また大事に思ってくれるだろうと思えば不満はありません」

 こんなにも美女だというのに、なんて良い女だA子さんは! ああん!! 計算高さとか、料理に毒を盛ってやろうとかの気持ちはまるでない! 私は思わず瞳孔開きっぱなしになりましたね。女性としての格の違いを見せつけられました。もしもそんな彼氏と付き合ったとして、一晩帰ってこなかったら不安で不安でたまりませんよ、私だったら。そうかそうか、これが献身なのか。献身とは自己犠牲として使用される言葉ですが、彼女は献身を献身とは思っていませんね。ナチュラルに、実にナチュラルに尽くしておりますね。

A子さん「彼氏の職業にこだわってはいません。そもそも芸能関係の方とは無縁でしたし、一般人がそういう人と付き合うとプロ彼女、と呼ばれてることにも納得できません。そういう人にこだわる方がプロ彼女なのでは?」

 いえいえ、A子さんこそが本当の意味でのプロだと私は思うんです。プロの「尽くす女」といえば分かりやすいかな。それでいて、自分のお仕事も続けている?

A子さん「歯科衛生士としての仕事は続けてます。生活費も自分で出すと言ってるのに、彼が出させてくれないだけで……まぁそこは正直、貯金もできるのでありがたいんですけど。この交際が何年続いても、彼にお小遣いをもらって生活する愛人みたいになるのは嫌なので、自分の仕事は続けつつ、彼に尽くしていたいですね。それが今一番幸せです。ハウスキーピングやお料理に時間をかけているので友達と遊びに行く時間は減ってしまったけど、別にそれは禁止されていませんし、遊びに行くときも常に連絡は取るので信用されてる自信があります」

 いや~、A子さんのような女性であれば「独占したい!」と思う(富裕層の)男性は多いのではないでしょうか。だって、彼女は「言いなり」ではなく「自ら進んで」彼の理想の彼女になったわけで、そんな彼女のことを「男に媚びてる」「男にとって都合のいい女なだけだ」と罵倒する人がいたって、本人は「何でそんなこと言われちゃうんだろう?」とキョトンとするだけだと思うのです。生まれながらにしてプロ彼女の資質を持っていた……ということなんでしょうか。

 しかし、次回ご紹介するプロ彼女・B子さんは、A子さんとはまるで正反対。したたかに暗躍し「権力のある男性の彼女」としての地位を築き上げました。そのプロセスをご紹介しましょう。おー、こわ。お楽しみに。

■園崎愛海(そのざきまなみ)/ &M所属、駆け出しの際どいグラビアアイドルとしてイメージDVD発売中。未熟ながらもポールダンサー。Twitterアカウント:@garnety666にて、可愛気のない生活を惜しげもなく発信。小説、漫画、映画、ゲーム、とフィクションの中にいることが趣味。

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