ワークアウトDVDも愛用中

激やせの原因はこれ? エミネムが薬物断ちの果てに、ワークアウト中毒になっていた

2015/08/05 18:00
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依存先がほしいという、病んだJKみたいな精神をお持ちのエミネム先輩

 黒人主流のヒップホップ界において、成功を収めた数少ない白人ラッパーとして今なお根強い人気を集めるエミネム。父親に捨てられ、貧困の中、毒母に育てられたという典型的なホワイトトラッシュ(白人貧困層)出身の彼は、ギャングスタ・ラッパーたちもどん引きするほど攻撃的な性格で知られている。母親や、離婚・復縁を繰り返す元妻に対して「ビッチ」「死ね!」とラップで侮辱し、挙げ句にはセレブをもひどい言葉で罵ることがあり、精神的に不安定だとみられている。

 そんなエミネムの肉体的な健康が心配されるようになったのは、昨年末のこと。11月に米大手経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」が主催したアワードに現れた彼は、額骨がくっきりと浮かび、目もぎょろりとして、顔を見るだけでガリガリなのは明白。アップで見ると、肌がガサついており、目の周りもしわだらけ。あまりの激やせぶりに、ネット上では重病説が流れた。直後、大手芸能誌「Us Weekly」が、友人からの情報だとして、「重病なんてとんでもない。また薬物に手を出して依存症に陥っているという説もあるが、まったくのガセ。その正反対で、彼は今、規則正しい食生活を送り、ジョギングをしているからスリムなんだよ」と報じた。

 エミネムが薬物依存だったということは有名な話で、本人もオープンに語ってきている。自伝映画『8 Mile』を撮影していた2002年、極度の睡眠不足から処方薬を乱用するようになり、05年に音楽活動を停止してリハビリに専念したものの、完全に断ち切ることはできず、手を出してはリハビリするということを繰り返してきたのだ。

 13年に公開されたドキュメンタリー映画『How To Make Money Selling Drugs』でも、「ヴァイコディン(鎮痛咳止め剤)、ザナックス(精神安定剤)、バリウム(精神安定剤)などの処方薬を、内臓が機能しなくなるほど大量に服用するようになった」と激白。「ヘロインやコカイン依存じゃないから、余裕でコントロールできると思っていたし」と最初は余裕をかましていたが、「コントロール不可能になってしまい、とうとう病院に運び込まれて。2時間遅かったら死んでたと言われた。腎臓などが機能しなくなっていたんだ。すぐに透析を始めたけど、手遅れだと思われてたようで」と死の淵をさまよったことを明かした。

 薬物への依存症は克服したとされるエミネムだが、このたび、別のものに依存していることを明かした。

 米健康誌「Men’s Health」最新号に掲載されている特集インタビューの中で、エミネムは「07年、オレは薬物過剰摂取で病院に担ぎ込まれた。当時のオレは104キロ近く体重があった。なんであんなに太ったのか、よくわかんないんだけど、まぁ想像はつくね。長年、飲み続けてきたヴァイコディンとバリウムの錠剤コーティング(錠剤を覆う素材)のせいで、胃に穴が開いてしまい、その痛みをごまかすために四六時中食べてたんだ。マジで狂ったように食べてた」と激白。エミネムの身長は173センチとそれほど高くないため、体重100キロ超えは本人も相当しんどかったものと思われる。

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