[女性誌速攻レビュー]「DRESS」8月号

読者層の“管理職”は本当にいるのか? 「DRESS」スナップ特集に見た働くアラフォーの現状

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「DRESS」2015年8月号(幻冬舎)

 今月号の「DRESS」(幻冬舎)は、半年に一度の開運特集。「運までいい女」の2015年後半戦です。下半期の占星術から、開運アイテム、開運アクション、開運レストラン(アラフォー以上はつい清水健太郎ふうに歌いながら読んでしまいます)、そして開運のための考え方と、ぎっしりです。運までいい……。ということは、すでにいい女なんだけど、「それに加えて運まで……!」ってことですよね。周りからの嫉妬が大変そう。

◎悩んだら、ハナ先生に訊け!
◎今月の女ジャーナル
◎街コレ・2015夏

■ハナ先生、引退!

 今月号で連載「悩んだら、ハナ先生に訊け!」が最終回でした。大人の悩みに子どもが無邪気に(無責任に)答えるという連載でしたが、半年持たずに終了。悩み事があると視野が狭くなって、目の前にある答えやポジティブな解決法が思いつかなかったりするものですが、それをハナ先生にゆるっと解決してもらうことで、「なあんだ、私の悩み事なんてたいしたことないのよね?」と読者に思ってもらいたかったのだろうと推測しますが、うーん、人生の酸いも甘いもかみ分けた苦労人から「大丈夫よ!」と言われたなら素直に聞けるけど、どこの誰かも知らないジャリタレに適当なこと言われたら「お前に何がわかる!」ってなりそうですね。

 そして創刊号から続いていた「AERA」(朝日新聞出版)編集長の連載「今月の女ジャーナル」も最終回でした。唯一、「DRESS」が創刊当時にバリキャリ女性をターゲットにしていたことがうかがえる最後の一葉的コラムでしたが、ついに終了です。今回興味深かったのは、編集長自身が男女雇用機会均等法施行から3年目の社員で、自分が見習うべき女性の上司がいないという話。上司は全て男性で、「編集長代理」からもう一歩出世できずにいるときなど、悩みができるたびに『LEAN IN』(日本経済新聞出版社)というフェイスブックを立ち上げた女性幹部が書いた本をバイブルのように読んだといいます。

 筆者は少し前に、女性を積極的に昇進させているという企業いくつかに取材をしたことがあるんですが、「うちは積極的です」と胸を張る企業ですら、女性幹部の比率は10%にも満たない程度でした。日本はまだまだ女性が活躍できる社会とは言えないのではないかと思います。このコラムでも、「自分たちが牽引していかなければいけない」と、抱負を語ってさよならされてしまったわけですが、この連載がなくなった理由は、今月号のスナップ特集を見ると、何となくわかる気がしました。

そもそも秋元康、松浦勝人、見城徹、藤田晋が経営陣だったもん

しぃちゃん

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