仁科友里の「女のためのテレビ深読み週報」

神田愛花が語る「恋愛の失敗例」から考える、彼女がバナナマン・日村との結婚を焦るワケ

2015/07/09 21:00
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セント・フォースオフィシャルサイトより

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の芸能人>
「母の理想の男性を連れてきては、いつも自分が好きになれず、失敗していた」神田愛花
『踊る踊る踊る!さんま御殿!! 女子アナ軍団の逆襲!最強2世&ピョン吉祭』(日本テレビ系、7月7日放送)

 この人は、なんでこんなに結婚を焦ってるのか。今年の4月にお笑い芸人のバナナマン・日村勇紀と熱愛が発覚した神田愛花を見るたびに思っていた。日村がラジオで、はなまるうどんを食べた、火鍋を食べたと話すと、時間差で神田はTwitterに、はなまるうどんや火鍋の画像をアップする。本人がどんな気持ちでやっているのか不明だが、このオトコは私のもの、もしくは
私はこのオトコと付き合っているというマーキングに感じられなくもない。

 交際発覚後は『ジェーン・スー 相談は踊る』(TBS RADIO)にて「初めて結婚したいと思った」と結婚に前向きであることをアピール。日村特需でバラエティ番組からお呼びがかかり、結婚について聞かれると、そのたびに「結婚についてできたらいいですね、というけれど、2人になった時に具体的な話はまだしたことがない」と不満そうだ。

 『踊る踊る踊る!さんま御殿!! 女子アナ軍団の逆襲!最強2世&ピョン吉祭』(日本テレビ系)で神田本人が、交際が始まったのは今年の2月中旬だと話していた。現在は7月だから、交際歴はほぼ5カ月。まだプロポーズの段階でなくてもおかしくはないのに、なぜこんなに交際アピールをして、がんがん外堀を埋めるのか。週刊誌のいうところの「仕事がジリ貧だから、年収数億の日村と結婚したい説」が真実味を帯びるが、番組内での発言を聞いて合点がいった。神田は「私が恋愛で何度もしてしまう失敗」というトークテーマにちなんで、冒頭のように「母の理想の男性を連れてきては、いつも自分が好きになれず、失敗していた」と母親との関係について告白したのだ。

 神田のお母さんは、結婚相手の条件を「高学歴」「収入が安定しているサラリーマンか、お金持ち(いわゆる成り上がりではなく代々のお金持ち)」「顔は速水もこみち」を願っているそうだが、実際に神田がそういった御曹司男性と交際をしても、「なんだかんだ、反対する」「無駄な時間を費やした」ことに気づいた神田は、自分の意志で日村との交際に突っ走ったそうだ。母親とは日村のことについて「許したのか、あきらめたのか、話していないのでわからない」という。これらの条件をつなぎ合わせると、神田が結婚を焦るのは、「母親の気に入らない人と交際したのだから、結婚しないと母親に顔向けができない」からではないか。

 また神田は今も自分は自宅住まいで、あるイベントで、週に2回程度日村の家に泊まる“通い同棲”をしていると話していた。母親が諸手を上げて賛成しているわけではないオトコの家に、自宅から通うのは、緊張感が漂うことは想像に難くない。まったくの推測だが、学歴も安定性も見た目も母親の理想の正反対な人と交際することに、神田自身も不安を感じていて、だからこそ、早くプロポーズされて安定したいと考えていると思えてしまう。

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