A.B.C-Zは少年隊の正統後継者となるか? ディスコティックな2ndアルバムの狙いを読む

【リアルサウンドより】

 歌って踊るという行為は、それだけで魅力的だ。ミュージカル起源であるジャニーズの本領は、ステージ上の華やかな歌と踊りにあると思っている。その意味で、みんなで成長を見守るような女性アイドル的なありかたとは、はっきり区別されなければならない(女性アイドルも多様なので、大雑把なくくりかたではあるが)。拙共著『ジャニ研!』(原書房)における「ジャニーズの最高傑作は少年隊である」というテーゼは、ジャニーズ史上、少年隊こそがステージ上でもっとも圧倒的なパフォーマンスを見せていたという考えによる。SMAPも嵐など他のジャニーズ・グループも、それぞれの魅力について否定する気はまったくないが、ジャニーズの本質のようなものを考えたとき、ステージ上で圧倒的な歌とダンスを見せた少年隊は、やはり「最高傑作」と言うべきである。では、少年隊の後継に位置付けられるものはいるのか。

 デビュー当時のSexy Zoneのライブを観たとき、そのナチュラルな華やかさに少年隊的なドレスアップの美学を感じて、好感を持った。少年隊的な、それこそ「仮面舞踏会」的なドレスアップ感を引き受けられるのは、つまりジャニーズの正統にあるのはSexy Zoneなのかもしれないと思った(このことは、本連載でも一度言及している)。そうか、少年隊の華やかさはここに引き継がれていたか。そんなことを思っていたら、ゲストとしてA.B.C-Zの面々が登場した。彼らは、Sexy Zoneとはまた違ったステージ映えをしていた。とくに塚田僚一の連続バック転は大迫力で、少年隊の遺伝子をはっきりと感じた。そもそもA.B.C-Zという名前自体、少年隊の曲名を想起させるものだ。アクロバットを売りにされているA.B.C-Zに対しては、高いクオリティで歌って踊る少年隊の姿が重なる。

 A.B.C-Zのセカンドアルバム『A.B.Sea Market』は、全体的にディスコティックである。冒頭の「Shower Gate」からすでに、うねるベースとカッティング・ギターがファンキーに鳴り響いている。まるで、往年の山下達郎の曲のようだと言ったら、言い過ぎか。いやしかし、サビはそのまま「Spring Summer Autumn and Winter and You!」(「湾岸スキーヤー」)と歌えそうな勢いである。あるいは、アレンジのキラキラ感が「Funky Flashin’」のようである。そう、つまりは、とても少年隊っぽいのだ。もちろんアルバムには、ディスコでない曲も収録されている。しかし、冒頭「Shower Gate」と最後から2曲目の「SPACE TRAVELER」というポイントとなる場所には、ディスコのアップデートを明確に意図した曲が並んでいる。また、「Stay with me」(橋本良亮)などその他の曲においても、アレンジの仕方にディスコ~R&Bへの目配せを強く感じる。

今、あなたにオススメ



サイゾーウーマンのSNS

  • 「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

関連リンク

アクセスランキング

  1. 葵つかさ「松潤の相手」表記にクレーム
  2. 『カルテット』視聴率左右するシーン
  3. 袴田吉彦の不倫相手が売名活動へ
  4. 「レンタル彼女」は法的に問題ない?
  5. 『東京タラレバ娘』はミスキャスト?
  6. 木村拓哉の足首タトゥーが解禁?
  7. 『カウコン』意外な舞台裏
  8. マギー不倫報道に“非道すぎる圧力”
  9. マツコとSMAP間に不穏な空気?
  10. 20~30代女性「あこがれていた歌姫」
  11. 『A LIFE』初回14.2%にテレビ関係者絶句
  12. 草なぎ剛結婚報道のウラに木村?
  13. 工藤静香がインスタ開始で夫婦アピール?
  14. 嵐と10年付き合った放送作家が「ヒドイ話」をブログで暴露
  15. “もう終わった”イケメン俳優3人
  16. 『大貧乏』視聴率暴落&批判のワケ
  17. 成宮寛貴、乱行写真を売った知人
  18. 「木村が草なぎに負けることは許されない」元SMAPドラマ対決、ジャニーズ内が不穏な空気に!?
  19. 「嵐はしゃいでた」発言で日テレP炎上
  20. 嵐・松本に「またAV女優」と幹部激怒!?

ジャニーズの人気記事

  1. 葵つかさ「松潤の相手」表記にクレーム
  2. 木村拓哉の足首タトゥーが解禁?
  3. 『カウコン』意外な舞台裏
  4. 『A LIFE』初回14.2%にテレビ関係者絶句
  5. 嵐と10年付き合った放送作家が「ヒドイ話」をブログで暴露

カルチャーの人気記事

  1. 「婦人公論」で小保方連載スタート
  2. 猫トラブルの原因は人同士のいさかい?
  3. こなれを捨てた「CLASSY.」が暴挙へ
  4. 「捨てられる妻」の典型とは?
  5. 「日本が独裁国家に」映画監督が警告

海外ゴシップの人気記事

  1. マライアが“バツ2”自虐ギャグでノリノリ
  2. トランプ就任式はしょぼくてもOK!
  3. クリス・ブラウンが世紀のボクシング対決
  4. ケイティ、年末年始に日本を堪能
  5. リアーナ、J. Loをアンフォロー