寺田心「ダイエットで夕食抜き」、高橋來「涙を流して怪獣のマネ」進化するプロ子役たち

A子　子役って基本、イジられないじゃん。やっぱりまだ子どもだし、大人の共演者たちは「ウケ狙いでイジって傷つけちゃいけない」って気を使うものだけど、坂上が「ウソ泣き」「顔がまんまる」ってイジったのは、それだけこの子の頭がいいってわかってるからだよね。元子役だから「子役が何を考えているのか」も、わかるのかもしれない。

B美　あと、「ビストロ」には加藤清史郎の弟の加藤憲史郎も出てたよね。兄弟だから当然なんだけど、やっぱ似てるわ。清史郎くん、番組中に出た写真を見て、さらに大人っぽくなったなってビックリ。清史郎くんって、実はもう今年14歳になるんだね。14歳っていったら、彼女がいてもおかしくないよ。学校で、まだ「こども店長」とかイジられてるのかな？　しかし、加藤兄弟は似すぎだから、ジジババ世代は、清史郎くんと憲史郎くんを同一人物だと思ってるかもよ。

A子　清史郎くんもそうだったけど、憲史郎も過剰な“僕、可愛いでしょ？”っていう子どもぶりっ子をしない。しゃべりもたどたどしくて、安心して見ていられる。いや、そこが逆にすごいのか。

B美　私が最近気になってる子役は、木村主演のドラマ『アイムホーム』（テレビ朝日系）に出てた高橋來かな。記者会見では、イスが用意されてるのに「ここがいい」って、ずっと木村の膝の上に座ってて、キュンとした。すでに顔ができ上がってるから、将来イケメンになりそうで楽しみ～！

A子　あぁ、この『アイムホーム』の子も「ビストロ」に出てたね。さっき言ってた、アドリブ劇、來君も相当手だれだったよ!!

B美　先生役の草なぎ剛に「なんでこんなもの持ってきたんだ」って叱られて、速攻涙を流しながら「それがないと怪獣になっちゃうんです～！　ギャオー！　ギャオー！」って答えてたね。ほかの子が、ジジババや友達とのハートフルエピソードで攻めてたから、SFという違う角度から切り返してきた感じだよ。

A子　怪獣なんてさ、大人が思う「子どもに言ってほしいこと」ど真ん中じゃん。賢いなぁ。あと、このアドリブ劇に出てた子は、総じてすぐ涙を流してたよね。多分、頭の中でお母さんを殺してるんだと思うんだけど（笑）。

B美　子役って、とりあえず、悲しいことを想像して泣いてるっていうもんね。でも、最近の子役は演技力がどんどん向上してて、末恐ろしくなる。「子どもらしさがない」っていう声もあるし。すでに芸能界に染まっちゃってる。

A子　でもね、元子役のえなりかずきなんか、今30歳で芸歴27年だけど、全然染まってないって思う。今年の1月にIMALUが、インスタグラムにえなりとの2ショット写真をアップしたんだけどさ、これがザ・素人って仕上がりなの！

B美　え～、IMALUとえなりって、なんか想像つかないね。どんな写真だったの？

A子　場所はどこかの居酒屋で、IMALUは「TOKYO」とプリントされたキャップをかぶってたり、ストリート系のファッションで決めてるんだけど、えなりは濃いオレンジ色のTシャツにオッサン臭いシャツを羽織るスタイル。コップを片手に渋い表情でカメラ目線のIMALUとは対照的に、えなりは「芸能人に遭遇して写真撮らせてもらいました！」って感じの満面の笑みでピースしてた。こんなに芸能界に染まらない人いる（笑）？

B美　えなりは小さい頃から、『渡る世間は鬼ばかり』（TBS系）で、橋田壽賀子、石井ふく子、赤木春恵、山岡久乃、泉ピン子っていう女たちに揉まれてきたからね。大人を食ってやろうなんて気持ちが起きなかったんじゃない？　ドラマで濃い人生送りすぎて、すでに隠居感すら漂ってるよ！　今の子役からは、もうこんなタレント出てこないだろうな～。

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