運気を上げる「観音メイク」で、なかなか外を歩きにくいオモシロ顔に…

 身だしなみのために、気分を変えるため、純粋なたのしみとして、コンプレックス解消にetc……メイクにはいろいろな目的がありますが、開運法としての利用法も珍しくありません。

 人相学や風水の法則をふまえた開運メイクの多くは、使う色の選び方や、各パーツの整え方によって運を開きます。運気を上げたいならまつ毛は上向きに。恋愛運を高める色はピンク×ゴールドの組み合わせetc. そんなポイントを抑えつつ、あまり流行からかけ離れないよう、TPOもふまえてアドバイスされていきます。ところが「開運のためなら、人目は気にしないぜ」といわんばかりの強気メイクを発見してしまいました。その名も〈観音メイク〉です。

 観音メイク。それは、観音様の塗装を修復するために化粧直しを施すのではなく、自分のメイクを〈観音様風に仕上げる〉というものです。

 〈観音顔〉と聞いてすぐに思い浮かんだのは、浅田真央や、UAとかCoccoとか……要するに眉毛に力強い存在感があり、鼻筋がビッと通っている女性たち。〈仏像顔で、みうらじゅんを略奪した〉と言われるbirdも、その系統でしょう。デビュー当時の垢ぬけない宇多田ヒカルも、多分お仲間です(ところでなぜ、ミュージシャンが多いんでしょう)。みな様、素足&薄着で土をふみしめるビジュアルが妙にハマりそう。

◎いちばんのポイントは眉!

 私はどちらかと言えば純日本人的な薄めの顔立ちなので、力強い(?)観音顔に近づける気がまったくしないのですが、とにかく『メイクと開運のプロ直伝! ≪開運観音メイクセラピー』で自ら運を開く5つのメソッド』(神宮司志麻・著)でお勉強してみましょう。

 以下が、観音メイクの特徴的なポイントの一部です。

●艶肌(つやはだ)を作る
 観音メイクは、ノーファンデ主義。ファンデは自分を周りの世界から隔離する厚い壁、心を閉ざすものなんだそうです。基本は素肌で、日焼け止めも下地も使わないことが推奨されています。風水や人相学では血色のよいツヤ肌は開運の基本とされますが、観音メイクの法則に従ってノーガードで紫外線にさらされていれば、あっという間にシミ、しわ、くすみだらけになることは必須。〈閉運顔〉一直線になる気がするのですが、運の強さで乗り切るのでしょうか。

●観音眉を描く
 人相学的に〈人格が乗る部分〉である眉を、観音様と同じように書きましょうという、このメイク最大の特徴です。

・眉毛の上ラインは眉山を作らず、曲線で描く。
・眉毛の下ラインは直線で書き、上ラインの曲線とぶつかったら自然に下ろす。
・はみでた部分はハサミやシェーバーでカット。

 以上の手順で作った眉が、こちらでございます。

 全体像をお見せできず申し訳ありませんが、他のパーツが薄いので、ものすごくバランスが悪いっ! この眉で外出したら、2度見されること間違いナシ。しかし開運がかかっているのであれば、そんなことは些末な出来事なのかもしれません。

●目もとは〈魅惑のブラックアイメイク〉で
 目の印象の強さは総運の大きさと比例します。〈黒のリキッドアイライナーで、瞳の真下以外全てを囲む〉とありますが、これって結構な強めメイクですよね。黒いラインで目を囲むメイクの元祖といえばクレオパトラで、慈愛に満ちた観音様のイメージからどんどん離れていきそうな気がしてなりません。使う道具はアイライナーとマスカラのみですが、せめてラインをぼかしたい!

●チークはまさかのおフェロ顔!
 チークはピンクをチョイスし、〈黒目の真下&頬の上のほう〉にとのアドバイス。……って、ここでまさかのおフェロ顔!?  〈口角と目尻を結んだ線の内側エリア&目の真下、涙袋までチークを入れる〉のは、今年流行の〈おしゃれでフェロモンのある顔=おフェロ顔〉の特徴でもあります。〈おフェロ顔〉といえば、〈血色じゅわじゅわ〉と表現するのもお約束ですが、なんだかエロいというか生々しいというか。これを観音メイクに取り入れるとは、ちょっぴり不謹慎かも~。

◎斬新な顔に変貌しました

 こんな感じのポイントをおさえれば〈心もお顔も美しく、周りの方から愛される女性になるための第一歩〉が完成。そして〈素肌美を手に入れ、艶やかで女を取りもどした、美しくありのままに近い、パワーアップしたあなたがいるはずです〉と締めくくられます。

 UAのような迫力眉に、お色気演出のおフェロチーク、そして目もとは少々時代遅れな囲み目ライン。同書に掲載されているモデルさんのビフォア・アフターは「軽く整形したほどの変貌ぶり!」とあるけれど、確かに、ほかにはない斬新な組み合わせで、変貌を遂げることは間違いナシ。

 私もさっそく観音メイクをしてみましたが、いつもと違う気分は確かに味わえました。が、この顔で友人たちの前に出たり飲みに出かけたりするのは、なかなかに修行レベルです。奇異な視線を向けられることを受け止めて菩薩観音のように穏やかにほほ笑むことができれば、人生は新たなステージを迎え……たり……して。メイクはもともと魔除けのおまじないであったといわれますが、開運かどうかはともかく、一定の何かを寄せ付けないパワーはありそうです。

 以前〈1000人の仏像顔を作る!〉という「三十三間堂プロジェクト」というものをネットニュースで知りましたが(現在終了しています)、参加者たちの観音様のメイク&コスプレ写真は爆笑ものでした。どうせならそちらの仲間入れてもらい、堂々と笑われたい!

 ものを捨てるとそのゆとりに運が舞い込むという考え方もありますが、キワモノ感がぬぐいきれない観音メイクでは、社会性が捨てられそうなうすら寒い予感。そこに舞い込んでくるのは幸運なのか何なのか、結果が現れたらまた追ってレポートをお届けできればと思います。

(謎物件ウォッチャー・山田ノジル)

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