[女性誌速攻レビュー]「婦人公論」6月23日号

「婦人公論」“夫とはやっていけない”特集は、行間にこそ真実が宿っている……

hujinkouron150623.jpg
「婦人公論」(中央公論新社)6月23日号

 「宇野千代×瀬戸内寂聴」、「よしもとばなな×山田詠美」……女性作家対談に時代ごとの“女の欲望”を投影させてきた「婦人公論」(中央公論新社)ですが、今回は「スペシャル対談 文学に恋して」と題し、「瀬戸内寂聴×山田詠美」対談が実現。その名も「薫風に心も躍る、6年振りの再会」です。2度の圧迫骨折で昨年夏から療養を続けていた瀬戸内が、今では自分で歩けるまでに回復したそう。まさに蘇る寂聴。

 対談の前編(次号に後編)かつ久々の再会ということもあり、文学についての話というより、寂聴のご長寿ギャグを山田が褒めつつ受け流し、旧交を温め合う風情の2人。例えば、

寂聴「(退院して)寂庵に戻って風呂場の鏡に映った自分の身体を見た時は驚愕しました。本当に92歳の老婆になっていた」
山田「それまでは?(笑)」
寂聴「92歳の誕生日までは出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでいたのよ」

 さらに「こんなことなら、92歳の誕生日にアラーキー(編註:荒木経惟のこと)にヌードを撮ってもらっておくんだった」なんて話も飛び出す始末です。消えることない“女であることへの渇望”を、年齢と僧侶という二重の特殊効果で、なんとなくありがた~いもののように感じさせる“寂聴マジック”。なによりまだ現役の書き手であるという余裕ですよ。完全横綱相撲を見せる寂聴山に、山田富士はどう応戦するのか、後編が楽しみです。

<トピックス>
◎瀬戸内寂聴×山田詠美 薫風に心も躍る、6年振りの再会
◎特集「もう夫とはやっていけない!」と思ったら
◎夫・栗田貫一は、「暴君」ではありません

■テレビとネットが作り上げた「暴君」?

 さて今号の特集は「婦人公論」お得意の「『もう夫とはやっていけない!』と思ったら」です。今回もリードが名文で、「家事に子育て、親の介護まで何もかも人任せなのに、感謝を伝えるどころかことあるごとに妻を無能よばわりする夫。心ない言葉で傷つけておいて、まったく自覚のない横柄な態度に我慢も限界!」。あぁ惚れ惚れします~。

 読者60人を対象にしたアンケートでも「夫に対して『もうこの人と結婚生活を続けるのはムリ!』と、心底思ったことはありますか?」という質問に対し、なんと91.2%の読者が「yes」と回答。「セール品を買ってやりくりをしている話をしたら、『しみったれた話ばかりして、誰の金で養われているんだ。外で働いてナンボだぞ、人間は! やってみろ! できないくせにこのバカ女!』と暴言」(54歳・主婦)。セール話からこの展開……地獄か。そりゃ「今はただ、早くあの世へ……と願うばかり」(55歳・公務員)となりますわ。

「子どもによって夫は変わる」って女が信じたいだけの夢

しぃちゃん

今、あなたにオススメ



サイゾーウーマンのSNS

  • 「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

関連リンク

アクセスランキング

  1. 「二度と仕事したくない」勘違い女優
  2. 上戸彩、激ヤセ&髪バッサリで会見登場
  3. 『A LIFE』初回14.2%にテレビ関係者絶句
  4. りゅうちぇる、ビジネス結婚報告の手法
  5. SKE48、“未成年飲酒”疑惑のツイート流出?
  6. 葵つかさ「ヌード披露」で売名説激化?
  7. 「GENKINGの二の舞」とウワサの芸能人
  8. 藤原さくら、違和感だらけの起用
  9. 芸能プロ震撼させた「暴露ブログ」
  10. 「婦人公論」で小保方連載スタート
  11. “もう終わった”イケメン俳優3人
  12. 工藤静香がインスタ開始で夫婦アピール?
  13. 香里奈『嫌われる勇気』、視聴者総スカン
  14. 評判の悪い“二世タレント”を実名暴露
  15. 「臨場」シリーズもご臨終……。内野聖陽がショックのあまり白髪に
  16. テレビとギャップありなジャニーズ
  17. トランプ就任式はしょぼくてもOK!
  18. GENKING、元カレ質問で大失態
  19. 篠田麻里子、「老婆のように」劣化!!
  20. マッチの葬式にはしゃぐ井ノ原

ジャニーズの人気記事

  1. 『A LIFE』初回14.2%にテレビ関係者絶句
  2. 葵つかさ「ヌード披露」で売名説激化?
  3. テレビとギャップありなジャニーズ
  4. マッチの葬式にはしゃぐ井ノ原
  5. ジャニーズ生写真売り上げ【12月】

カルチャーの人気記事

  1. 「婦人公論」で小保方連載スタート
  2. 猫トラブルの原因は人同士のいさかい?
  3. 「日本が独裁国家に」映画監督が警告
  4. 「捨てられる妻」の典型とは?
  5. こなれを捨てた「CLASSY.」が暴挙へ

海外ゴシップの人気記事

  1. トランプ就任式はしょぼくてもOK!
  2. マイケル・ジャクソン再現ドラマに、娘・パリス「ありえないほどの侮辱」! 炎上騒ぎに
  3. ケイティ、年末年始に日本を堪能
  4. 発禁レベルのジャケ写の洋楽アルバム
  5. リアーナ、J. Loをアンフォロー